今年は梅雨がなかなか来ない一方で、真夏でもないのに雷がかなり多いです。
先日、朝方すごい雷が鳴っているなと思いながら目が覚めた後、会社に向かっている途中で、会社の人から「コンピュータがピーピー」鳴っているという連絡がありました。 鳴っていたのはコンピュータではなくて、UPSと呼ばれる停電時などにバッテリにて電源を供給する機械です。 100Vが途切れると、バッテリで数分間電源を供給してくれるのですが、バッテリ運転中は警告音が鳴ります。 私が行ったときには、バッテリを使い切ってしまい、UPSにつないでいたサーバ3台はすべて落ちていました。 電気関係の人に聞いてみると、中国電力での送電が雷のために、11,000Vから4,000Vくらいまで低下してしまったそうです。 そのあおりで、会社の方も電圧が不安定になってUPSが作動したらしいです。 でも、不思議なことに、UPSをつないでいないサーバは、元気に動いていました。
残念なことに、その次の週末、また電源が不安定になって、サーバが落ちたのですが、3台中、2台のハードディスクが壊れました。 一台はデータの一部がおかしくなっている程度で済みましたが、もう一台はデータへのアクセスがまったくできない状態になってしまい、慌てて岡山市内まで交換用のハードディスクを購入しに行きました。
話は変わって、ボウリング場でのことです。 6月8〜10日の日程で、いつもいっているボウリング場で、オールジャパンレディーストーナメントという大会が開催されました。 ボウリング仲間の人たちも何人か出場しているので、夜、応援に行っていました。 8時くらいから雷が鳴り始めていたのですが、突然、ぴかっと光ってすぐに天井の方からかなりの音がするようになりました。 かなり近くに落ち始めたようです。 それから数分後、ボウリング場の電気がすべて消えました。 停電です。 レディース大会ですから、参加選手は全員女性ということで、いたるところでキャーキャー言っています。 停電後、数十秒でしょうか。 電気がつきましたが、当然ながらスコアを集計しているコンピュータも停電で落ちていますので、画面には何も出ていません。 レーンの方でも、ピンをリセットする途中だったり、いろんな形で止まっていました。 フロントの人が、一所懸命スコアが戻るようにやっていますが、残念ながら、データはすべて消えてしまっていました。 私が応援していた隣のレーンでは1フレーム目から5個ストライクを続けていた人もいましたし、最高で7つ連続でストライクを出していた人もいたそうですが、すべてパーになってしまい、そのゲームはやり直しということになりました。 その5個ストライクを続けていた人は、多分、ショックだったのでしょう。 やり直しのゲームは160くらいしか行きませんでした。 多分、停電がなければ230くらいはいっていたでしょう。 逆に、やり直しの方が良かった人もいます。
その後も、雷はちかくでドカンドカンと落ち続けていて、中国電力からはいつ停電になってもおかしくないという連絡があったそうで、それからは、コンピュータがまた落ちてしまう可能性を考えて、全部、手書きでもスコアを記入しはじめました。 以前、福岡の大会でもコンピュータのトラブルで、手書きで大会を始めたことがあり、それを思い出しました。 最近のコンピュータシステムだと、多分、停電があってもデータはある程度残っているのでしょうが、そのボウリング場のシステムは多分20年近く前のものなので、障害時の対策が弱いのでしょうね。
雷は電気機器などに影響を与えることが結構あります。 電線に落ちたりすると、そこにつながっている電気機器が全滅ということもあります。 10年以上前、寮の電話線に落雷したときには、モデムが壊れてしまいました。 最近はUPSやテーブルタップなどに、雷による影響を防ぐ機能がついていたりしますから、そういうのをつけておくと良いかもしれません。 保険というところでしょうか。
これから夏になりますから、雷は結構落ちると思います。 うちのパソコンとかは何の対策もしていません。 大丈夫であることを祈りましょう。
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