私はボウリングの団体2箇所に登録しており、一つが実業団でABBFというところ、もう一つが個人でJBCというところです。 今回はJBCでの話です。
JBCの大会はいろいろありますが、今回出場したのは支部対抗というものです。 普通は県内の大会くらいだと、同じ所属クラブの人同士でチームを組むこと、みたいになっています。 クラブというのは、ボウリング場単位と考えてください。 大きな都市などを中心として、各クラブは支部に属しています。 今回の大会は、支部の中で自由にチームを組んでいいという大会です。 なお、県の大会ですが、のちにある全日本支部対抗というものの予選を兼ねています。
支部対抗は5人1チームで、男女混合でチームを組むことも可能です。 予選は各自6ゲーム、チームトータルで30ゲームのスコアで、決勝出場チームを決めることになります。 女子には15ピンのハンディキャップがつきます。 さらに年齢によってもハンディキャップがつきます。 50代から5ずつ各年代ごとに付きますし、逆に高校生以下についても各学校のレベルに応じてハンディキャップが付きます。 このあたりは他の大会も一緒ですが、決勝については普通の大会とはちょっと変わっています。 どう変わっているかというと、ベーカー方式というものを採用しています。
ベーカー方式とは、チームのメンバーで順番を決めて、1フレームごとに投球者が変わるというものです。 具体的には、5人チームの場合、1フレーム目をAさんが、2フレーム目はBさんが、3フレーム目はCさんが、4フレーム目はDさんが、5フレーム目はEさんが、そして6フレーム目はAさんが、という感じで10フレームはEさんが投げるというものです。 通常だと1ゲームは一人10フレーム投げますが、ベーカー方式で5人チームだと1ゲームにつき、一人は2フレームしか投げません。 そして年齢性別のハンディキャップは一切ありません。 たいてい、男のほうが力がありますから、ストライクの数は多いです。 なので女性が入っているとたいていはストライクが少ないのでスコアがあまり伸びないことが多いです。 決勝では予選のスコアは関係なく、決勝のスコアだけで順位が決められますから、たいていは男が多いところが有利になります。
さらに今回はラウンドロビンというものが決勝で使われています。 決勝出場チームは12チームなのですが、半分に分けて6チームを1ブロックとして各ブロックごとに総当りにします。 1ゲームごとに勝利したチームはボーナスポイントを20ピン分もらえますので、スコアが悪くても相手もスコアが悪くて勝てば20ピン増えることになります。
うちは男3、女2という組み合わせでした。 私は予選、ぼろぼろで6ゲームで1040しか行きませんでした。 もうストライクが取れないどころか、簡単なスペアさえミスする始末。 あまりミス普段しないからチームメンバーに呼んでもらったのに、思い切りみんなの期待を裏切っています。 途中で本当に帰りたくなるくらい悲しい状態でした。
決勝でも最初のうちはとんでもないミスが出てしまい、チームとしても下のほうの順位かなと思ったのですが、決勝5ゲーム目で高スコアが出ました。 残りの2ゲームもなんとかクリアして、結局、3位になってます。 予選ではチーム9位で残ったのですが、3位まで上がれてうれしいですが、自分としてはあまりにしょうもないミスが多くて反省ばかりです。
ちなみに優勝したのは予選通過12チーム中12位のチームです。 予選1位のところはスコアあまり伸びませんでした。 この辺がベーカー方式の怖いところでもあり、面白いところなのでしょう。
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