異動

4月1日というと人事異動が結構多い時です。 うちの会社も組織改正なども含めて、かなりたくさんの人が動きました。 関係会社に出向している人も含めて、本体に籍を置いている人のうち、管理職だけで2千人を超える人がなんらかの形で所属が変わってます。 もちろん、ほとんどは組織が統廃合されたり、名称が変わっただけということなので、実質何も変わらないのですが、もちろん中には場所をまたがる異動や、所属部署の異動があったりします。

うちの部署でも3名が横浜に異動し、2名が横浜から来ました。 普通で言う部長相当、課長相当の二人がいっぺんに抜けたので、結構、大きな変化です。 ただ、課長相当の人は単身赴任なので月に何回かは出張で帰ってくるようです。

送別会も3回かありました。 一度はゴルフ送別会で、もう一度は技術開発部門全体で、最後にうちの部署と隣の部署と合同で3回です。 最後の分については、私が幹事をしていたのですが一次会と二次会ともにカードでまとめて払ったので、あとで集金して財布が分厚くなったのをなんだかお金が増えたように勘違いしそうです。 しかも、今月、また海外にいくので航空券と会議参加費がすでに立替払いしていますし、現地での宿泊費もあるので、おそらく今月から来月にかけては給与を軽く超える数字の金額が引き落とされることでしょう。 銀行の残高に注意しないと危険ですね。

4月に入ってからは二人が来ましたが、まだ、送別会は行ってません。 来週に行います。 こちらはこれからしばらくは一緒に仕事をする人たちなので、質素に歓迎会です。

で、私自身はというと、異動というか兼務がつきました。 私の何年か後輩が留学することとなったので、その分の穴埋めです。 ただ、従来の仕事も残っているので、7割を兼務の方の仕事に、残り3割を従来の仕事にというように割り振ります。 新しい仕事は、パイロットプラントと呼ばれるものの解析です。

パイロットプラントとは何だろうという人が多いと思いますが、化学工場は研究室で実験したものをいきなり商業生産の工場にすることはあまりありません。 というのも、フラスコなどで起こっている世界(ラボスケールと呼んでます)から、商業生産(プラントスケールと呼んでます)にしようとすると生産量が何万倍にも大きくなるので、実験室では出てこなかったような問題がプラントでは起こってくることが多いからです。 それで、実験室レベルでも実験台で行っている世界から、次に、実験室の一部を使った何機も実験装置が組み合わさったような世界(ベンチスケールと呼んでます)に規模を大きくします。 さらに、小さい工場レベル(パイロットスケール)へ大きくして、最後に実際に工場となることが多いです。 場合によっては、ベンチレスとかパイロットレスとか言われる、途中のサイズを省いたものもありますが、簡単なようでなかなか難しいのが実情です。

そのパイロットから商業プラントへ規模を大きくするために必要な情報を解析するのが私の新しい仕事なのですが、現在、そこは臨時の修理期間で動いていません。 ゴールデンウィークあたりに一度、一通り動かしてみるらしいので、もしかすると今年のゴールデンウィークは休みがないかもしれません。 そのときは代休もらって、平日にゴルフでも行きましょうかね。

幸い、新しいところの仕事場の人たちは、非常に話がしやすく、比較的早くなじめそうです。 この仕事に私を付けると決めた上司は、私が非常に社交的な人間と思っているので、工場を動かす人たちともすぐになじめると思っていたようですが、別に私は社交的というか、どちらかといえば人見知りをするほうで、ただ好きなことについては人見知りが少ないというだけです。 あと、嫌われるのも嫌なので、当たり障り無く付き合えるというだけでしょう。 今回はたまたま職場の人に恵まれているだけでしょう。

これから最低一年はこの仕事がメインになります。 どうなることやら。


このPageについて質問や意見,要望がありましたらyashiki@msf.biglobe.ne.jpへ。