10月5日出発、10日帰国という日程でアメリカ出張でした。 いつもどおり、駄文を書きます。

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10/4(土)

荷造りを始め、やっぱりニューオーリンズへのガイドがあったほうが良いかと思い、いつものとおり古本屋を回る。 2件目で1998年版のものがあったので地図代わりに買う。 250円であった。 最新情報が載っていなくても、8割くらいは有効だろうから安い買い物だろう。 その他にガムなどを買っていく。 今回はマイルでビジネスクラスへのアップグレードを行う予定にしていたのだが、残念ながら17:30までに連絡は無く、今回はビジネスで行くことはできなかった。 やはり申し込み時にすでに25人くらいがアップグレードのキャンセル待ちをしていてはだめだろう。 パスポートをなくしていなければもっと前から飛行機の予約をしていたのに。

10/5(日)

5:00に起きて福岡空港に向かう。 カウンターにて非常口座席が空いていないかを確認する。 予約の時点ですでに窓側も通路側も座席指定できなかったので、半ばあきらめながら聞いてみたところ、窓側であればあるという。 窓側でも非常口座席であれば十分である。 なにより隣の人がトイレになどに立つのに気にする必要が無いからだ。 これで少しは気が楽になった。 11時間ほどの間、自由に席を立つことができるのは非常に楽である。 それでもエコノミーだし、窓側だと非常口のでっぱりがあって足は窮屈ではあるが。

成田に着き、暇つぶしの本などを物色するが良いものが全然無い。 あきらめて出国手続きに向かうが、相変わらず手荷物検査場前が大渋滞である。 途中、中国系と思われる人に割り込まれたりもした。 (形の上では)出国したところで、Yahoo!Cafeがあるのでよってみた。 自分のパソコンはつなげないものの、パソコンの数は十分にある。 しかも無料だから良い。 そこでちょっと遊んでいると、搭乗時刻ぎりぎりになっていてあわてて搭乗口に向かう。 今回の出張では成田から水島の人と一緒である。 搭乗口で待ち合わせとか自分で言っておきながら、搭乗口についたときにはすでに搭乗が始まっていた。 私はJALのマイレージでCRYSTALというよく使う人の中では一番下のクラスで登録されており、一応、エコノミーチケットでも優先搭乗させてもらえるので、そのまま乗り込んでしまった。 あとで聞くと、一緒に行く人(Dさん)は私が来たので声をかけたがわからないまま行ってしまった、ということだった。 申し訳ないと思う。

前回と前々回の出張では飛行機の中でほとんど一睡もできなかったためか消化不良をおこして大変だったので、今回はできるだけがんばって寝ようと思い、食事前に梅酒を2杯も飲んで寝ていた。 食後も2時間ほど寝られて、トータルで4時間ほど寝られただろうか。

シカゴについて、Dさんとようやく合流する。 シカゴでの入国審査は今までに比べて検査官が少なく、非常に時間がかかった。 日曜だから検査官も少なめにしているのだろうか。 荷物を受け取り、税関を通ったあと、今度は乗り換えのためにユナイテッドのカウンターに向かう。 荷物の鍵を開けてくださいといわれ、鍵を開けた状態で預ける。 前から鍵は開けておかないと、場合によってはこじ開けると聞いていたのでしょうがないかと思いつつ、中身を盗られないか不安になる。 ターミナルM(国際線)からターミナル2へ移動して、セキュリティチェックを受けようとすると、係員から「あっちの方でチェックをしてもらいなさい」というような指示を受ける。 その「あっち」というのがよくわからなかったが、とりあえず行ってみるといつもの厳しい検査が待っていた。 ポケットの中のものをすべて出さされて、そして靴も脱がされ、ベルトのバックルもはずされ、というやつである。 2回に1回はやられるので、もう慣れてしまっているが。 Dさんはこのチェックは受けることなく通常の金属探知機を通過するだけでよかったようで、私が別なところから戻ってくるのを待っていた。

乗り換えまでまだ2時間近くあるのと、すでに11時頃でありニューオーリンズでホテルに到着する頃には3時くらいになるため、少し早めだが昼食をとることにした。 マクドナルドがすぐそばに見えるが、わざわざそういうのを食べるほどでは無いのでレストランに入る。 本当は二人で一人前を頼めばよかったのだろうが、結局、それぞれ別なものを頼むことにした。 かなり余る。 でも、前回はアメリカに付いた時点で食欲もでないくらい腹具合が悪かったので、今回は機内で眠ったのが少しは良いようだ。

ニューオーリンズまでの飛行機では、2列+2列という非常に小さいジェット機で窓側に座ると壁のRがきつく、座高の高い私には顔のすぐそばが壁という状態だった。 となりの人がしきりに話しかけてくる。 水平飛行している間、私が寝ていた時間を除けばほとんどずっと話していた。

ニューオーリンズについて預けた手荷物を取りに行く。 私の荷物はしばらくすると出てきたが、Dさんのものが出てこない。 Dさんは出発直前に搭乗口で預けるようにと言われて預けたのだが、実は、飛行機を出てすぐのところで待っていなくてはならなかったらしく、荷物を置いたまま手荷物受取所まで来てしまったのだ。 ユナイテッドのカウンターでその旨を伝えると、再入場用のパスを発行してくれたので、Dさんは到着したところまで戻っていった。 途中、セキュリティチェックがやはりあり、例の厳しい方をさせられたそうだ。

その荷物のやり取りをしていた頃に到着した、主催者の日本法人の方(Iさん)がちょうど来たので、一緒にシャトルバスに乗ってホテルに向かう。 Iさんはホテルについてすぐに打ち合わせがあるということで、夕方の歓迎パーティで落ち合うということで各自部屋に戻った。 その後、荷物をちょっと整理して1時間半ほど寝ていた。

歓迎パーティでは、ニューオーリンズで有名なマルディグラという祭りをイメージしたらしいパフォーマンスが行われていた。 この祭りでは、真珠のネックレスのような感じにした、プラスチックのビーズに色々な色をつけたものをお客さんに向かって投げたりしていた。 本当のお祭りでこのネックレスを投げつけられた女の人はブラジャーを取ってトップレスになるものらしい。 さすがにパーティではそういうことはなかった。 以前から知っている人たちに挨拶などをしているうちにパーティは終わり、おとなしく部屋に帰る。

残念なことにシェラトンだというのに、部屋には高速インターネットアクセスのポートは無い。 後で知ったことだが、一回のロビー付近では無線LANが自由に使えていたようだ。 道路を挟んで向かいにあるマリオットでは高速インターネットアクセスのポートがあるので、なんだか差がつけられてしまったようだ。 なお、私の部屋の番号は1900。 すなわち、19階のゼロ号室である。 こんな部屋があるとは思わなかった。 ついでにいうと、このホテルには7階が無いようである。 エレベータで7階のボタンが無かった。 13階が無いホテルは珍しくないと思うが、なぜか7階も無い。 不思議だった。

10/6(月)

今日からユーザ会議が始まった。 昨年の10月に行ったものが世界大会で、今回はその北米・南米地域版である。 なぜわざわざ北米・南米地域に参加しているかというと、アジア・太平洋地域では会員が3名しかおらず、開催の予定がまったくないからである。 ヨーロッパ・中東・アフリカというのもパリで行われるのだが、アメリカの方が気楽と思い、こっちにしたのだった。 同じヨーロッパでも違う国だったらそちらに行っていたかもしれないが。

初日の午前中は、主催者の社長とかからの話など、非常にどうでもよい話である。 技術的な話ではなくて、いろんなことをカバーしている話であるので、それは少しあとに始まるセッションで詳しくすることだからということで、ちょっと中座してニューオーリンズの街の中をぐるっと回ってきた。 ニューオーリンズでの中心はフレンチクオーターというところらしい。 とりあえずそこに行ってみた。 すぐ横に大きな教会があり、そのすぐ北側からショッピングマーケットが3種類並んでいる。 さらに西側にしばらく行くとルイアームストロング公園というところがあり、このあたりを回った。

午後からはきちんとセッションに出ていた。 今回はどのセッションも割合真剣に話が聞けるものばかりで、退屈しないし眠くもならなかった。 仕事の話はこの辺でやめておく。

夜、日本人5人でレストランに行く。 このあたりで食べられるケイジャン料理の店に行った。 しかし、場所を問わずアメリカというのは質より量の店が多く、今回もかなりの量をみな余していた。 その後、バーボンストリートという夜の中心街を覗いていく。 土曜の夜なんかは歌舞伎町なみであるらしいが、実は私は歌舞伎町には行ったことが無いのでよくわからない。 新宿のアルタ前が土曜の夜に非常に混んでいるのは知っているのだが。

10/7(火)

今日は昼食は部屋でお菓子を食べていた。 どうしても食べる量が多いので、途中で食休みをしないといけない。

夜はIさんとDさんと一緒にステーキハウスに行った。 メニューを見ているとどれも非常に多そうで厳しいと思ったが、ふと、豚肉があるのに気づきそれを頼んだ。 12オンスということなので300g超であるが、豚だから牛よりも食べやすいと思っていた。 IさんとDさんは牛ヒレの8オンスを頼んでいた。 実際に来てみると、私の方はサツマイモで作ったのではないかという感じの甘いスイートポテトとフライドポテトがカレーライスのご飯のようにそれぞれ盛られた上に骨付き豚のステーキが乗っていた。 たまたま横を通りかかった他の客に肩をポンっとたたかれて、なにやら「がんばれよ」みたいな感じで話しかけられた。 ヒレ肉の方はほとんど付け合せの野菜が無かった。 ちょっと後悔。 なんとか肉そのものはほとんど食べ終えると、ウェイターから You did good job! とほめられる。 どうみてもアジア人だから、大して食べられないだろうと思っていたのだろうか? その後、ホテルに戻り、ちょっと飲みましょうということでロビーにあるバーに行った。 かなりの量を食べたので、フローズンカクテルが良いと思い、ピナコラーダを頼む。 すると、マグカップよりも大きなぐらすになみなみと注がれたピナコラーダが来る。 その前に「クリームはいるか?」と聞かれたので Yes と行っていた為に、ソフトクリームフロートのようになっていた。 Dさんもマルガリータを頼んでいたが、同じグラスにやはりなみなみと注がれている。 二人とも飲み終わったら、かなり酔っ払ってしまった。

10/8(水)

今日は最終日。 IさんとDさんは午前中で切り上げて、ワシントンDCへ別な打ち合わせのために向かう。 他の会社から来ていた人は昨日の晩にすでに帰っていた。 もう一人残っているKさんと一緒に夕食に行く。 今日はイタリアンっぽい店に行った。 非常においしいパスタだった。 アメリカで食べるには、かなりいい感じであった。 実はメニューを見ている時に予想していたものとはまったく違うものであったのだが。

翌朝は4:45にホテル出発ということで、戻ってすぐに帰る準備をしてすぐに寝る。 しかし、なかなか寝られない。 無理やり寝る。

10/9(木)

朝7:00の飛行機に乗るということで予約したシャトルバスの時間は4:45。 確かに早めについておくにこしたことはないが、それでも朝かなり早い。 昨晩、寝過ごしてはいけないと思い、部屋にあるアラームだけでなくて、携帯電話のアラームもセットしていたのだが、日本時間のままにしていたので時差を考慮してアラームをセットしたつもりで2時間計算を間違えて2時に目を覚ましてしまう。 かなりきつかった。

シャトルに予定通り乗り込んだ。 シャトルは他のホテルにも寄っていくので、実際に空港に付いたのは5:30頃。 カウンターでチェックインすると荷物はセキュリティチェックのところにおいていくように指示されるので、そちらに置こうとすると検査機の出口付近で待っていろという。 必要があればバッグを開ける必要があるからだそうだ。 実際、行きの便では中身を開けられているから、勝手にあけるよりはまだ親切なのかもしれない。 幸い開けられることなくそのままカウンター裏に消えていったのを確認して、自分のセキュリティチェックに向かう。 こちらも特に問題なく通過した。 非常に順調である。 ほぼ定刻どおりに出発してシカゴに向かう。 シカゴではJALのカウンターにてチェックインする必要がある。 ここでアップグレードの結果を確認するとOKということで、念願のビジネスクラスである。 窓側だったのがちょっと良くなかったのだが、それでもビジネスはビジネスである。

出発時間前まではラウンジにてくつろぐ。 ラウンジはエールフランスのものを使う。 中には日本人で一杯であった。 ここですでに日本に帰ったような気分である。

飛行機に乗り込むと、福岡-成田間で国際線仕様の飛行機でしか座ったことが無いビジネスクラスのシートに初めて座る。 国内線ではリクライニングする必要も無かったので知らなかったが、かなりシートは後ろに倒れる。 フットレストもあるので割合フラットに近い状態だ。 これはかなり寝られるという期待で一杯になる。 食事もエコノミーとは大違い。 選べる飲み物の種類が多く、エコノミーではビールを飲む客が非常に多かったのに対し、ビジネスではワインとかを飲んでいる客が多い。 ビールはすでにラウンジでかなり飲んでいたのだろう。 また、エコノミーでは映画などのプログラムは全席共通で再生されているため、自分が好きなときに最初から見ることができないが、ビジネスでは再生ボタンを押した時から始まるというのがかなり違うと思った。 ビジネスでこれであれば、ファーストクラスというのはどういう状況なんだろうか? 私はビジネスで十分人間は堕落できると思った。 一度ビジネスに乗ってしまうとエコノミーで行くのは苦痛以外の何者ではないだろう。 次からの海外出張はどうしようかと思った。

10/10(金)

成田に14時過ぎ頃に到着する。 成田-福岡便は20時近くにしかないため、羽田からのチケットになっていた。 そのためリムジンバスで移動する。 シカゴから成田間は日本人ばかりだったので日本語ばかり聞こえていたが、なぜかリムジンバスでは英語ばかり。 日本で英語でなんて最後になんか変な気分であった。


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