今回の出張はヒューストンです。

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出発前

今回の出張は、また、いつも秋口に行く会議の出席である。 日程が二日間ということで、過去最短の海外出張となった。 前回と同じ二人に加えて、今回は四日市からもう一名で行くこととなった。 出張は日系航空会社だけという規定が今年なくなったが、やっぱり、アメリカの航空会社はサービス悪いのと、JALのマイレージ登録のために今回もJALで行くことにした。 後日わかったが、成田からヒューストンはコンチネンタル航空が直行便を出してたらしい。 それだと3時間くらい短かったのだが。

結構、アメリカ行きの便は予約が多くて、席もいいところが指定できないので、2ヶ月くらい前に航空券の予約をしようとした。 ネット予約をしようとするが、岡山からヒューストンへの経路が出てこない。 しょうがないので電話をすると、JALはヒューストンに行くのに、ロスアンゼルスかサンフランシスコ経由となるらしいが、どちらからもいい時間の乗り継ぎ便は満席だそうだ。 そのためにネット予約ではできないらしい。 2ヶ月前からすでに満席というのがすごいのだが、結局、空港で5時間待つ便にてヒューストンに行くこととした。

ホテルのほうは、会議の参加者のうち先着順で安いレートで泊まれるらしいので、さっそく申し込む。 通常、一泊180ドルくらいらしいが、それが110ドル。 かなり安い。 もっと離れれば安いところがあるはずだが、治安の関係もあり、高くても会議の会場のホテルをいつも予約する。 ただし、会議終了の日の分については通常レートということだった。 割とみんな当日に帰っちゃうんですよね。 だから、割引が無いらしい。

10月23日(日)

空港で、一緒に行く人と待ち合わせをする。 なんだか、天皇が岡山に来ているとかで、警備が厳しいかと思ったが、空港までの道はぜんぜん問題がなかった。 というのも、少し前に出張で東京に行こうとして、家を出る時間を間違えたのに加え、高速から空港まで、一定の間隔を開けて警官が警備するは、途中で一台一台停めて迂回させるはで、飛行機に乗り遅れたことがあるので、少し心配だった。 問題なく、空港について、チェックインをする。 今までは福岡空港から成田空港へ飛行機で行って、そこで乗り換えだったのだが、岡山空港から成田行きの便は無いので、一度、羽田に行ってそこから成田への移動となる。 そのため、チェックインの時には成田からのチケットは発券してくれない。 そういうものだと初めて知った。

とりあえず、定刻通り出発する。 飛行機に乗って、離陸してちょっとパズルをしてたが、そのあと寝てしまう。 気が付くと、千葉県上空にいた。 今日はなんだかぐるーっと回って着陸なんだなと思う。 どうせなら、成田にそのまま降りてくれたらと思ってる乗客は、きっと私以外にもいただろう。

羽田に着いて、預けた荷物を受け取り、とりあえずご飯を食べる。 岡山出発が12時半頃だったので、まだ、お昼ご飯を食べていないのだ。 幸い、羽田空港だとJALのマイルをICクーポンにしてあれば、ほとんどのレストランでクーポンを使っての食事ができる。 結構、マイルはたまっているので、それで二人分など余裕だ。 ロイヤルに入って、スパゲティを食べる。

その後、リムジンバスにて成田空港へ移動する。 ディズニーランドの横を通過したころから寝てしまう。 起きたら、成田の少し手前。 ここで知ったのだが、成田空港ではバスとかは途中で検問を必ず受けなくてはならないらしい。 バスが一度止まって、係員がパスポートを見せろという。 車で行く場合は、パスポートや免許証などの身分証明と、迎えの場合は、どの航空会社の何便と言わないと入れてもらえないらしい。 京成で行ったり、空路でいく場合は何も無いのだが。 昨日(11月9日)、そこの係員が不審者を発見して、逃げようとしたために追いかけた警官が刺されて亡くなるということがあったらしい。

成田でチェックイン後、もう一人と合流する。 合流後、3人でJALのラウンジで出発までの時間をつぶす。 今回は搭乗までの時間があまり無いにもかかわらず、飲み物をがぶ飲みする。

今回は、事前に非常口座席が取れた。 おかげで足が伸ばせる。 さすがに10時間以上、エコノミーの狭い空間に押し込められるなら、足を伸ばしたい。 また、前の人のシートがないから、圧迫感もない。 他にも、非常口そばの座席は、たいがい、トイレのすぐそばにあるので、トイレがすいているときに、さっと入れるのが便利だ。 そのおかげかどうか、 今回の飛行機では、それぞれは短い時間ずつだが、いつもよりは多く寝ることができた。 おかげで、割と調子がよい。 ロスアンゼルスについて、そう思った。

ロスアンゼルス到着後、入国審査を通り、預けた荷物を受け取るところで、他の人を待つ。 一人は私の横に座っていたのだが、もう一人は、あとで参加することとなったので、別な席だったのだ。 しかし、いくら待てども現れない。 荷物台から税関を通るところに立っているのだが、見つけられないのだ。 ほとんど人がいなくなったので、しょうがなく、税関を通過し、乗り換えの方に歩いていっても見当たらない。 そこでもしばらく探してみるが、やはりいない。 かれこれ30分以上待ってみるけどいないので、もしかして、先に行ってしまったのかと、国内線のターミナルに移動する。 そこでも見当たらないので、とりあえず搭乗手続きを済ませて、さらに、出発ゲートまで行こうとしたときに、ようやく発見する。 やはり、お互いに見つけられないまま、先に国内線ターミナルへ来ていたらしい。

すれ違いで時間は食ってしまったが、それでもまだ4時間近くも待たないと次の便は出発しない。 帰りはサンフランシスコ空港での乗換えが1時間半くらいしかないとのことなので、とりあえず、おみやげになりそうなものを探してみる。 しかし、ここは意外とお店が無い。 物を買うところもレストランもあまり無いので、時間をつぶすのに苦労する。 ここで見つけた珍しいものというと、カルーアミルクの元となるカルーアのラベルのついたチョコレートだった。 とりあえず買ってみる。 でも、中身は別にお酒が入ってるわけではなく、ただのチョコレートらしい。

他にもないかと見てみるが、たいしたものは無い。 しょうがないので、ぼーーとして時間をつぶす。

出発1時間くらい前になって、レストランというかサンドイッチとかを扱っている店に入る。 国内線は食事が出るかどうかがわからないので、もし、出なかったとしたら、ヒューストンに着くのが夜10時過ぎということで、何も食べれない可能性があるため、とりあえず、食べることにしたのだ。 私はピザと飲み物にした。 これだけで10ドルくらい。 割と高い。 空港は日本でも高いのであきらめる。

飛行機に乗って、すぐに寝てしまう。 ふと気がつくと、機内食を出していた。 でも、おなかがいっぱいなので、そのまま寝続ける。 次に目が覚めた頃には、着陸態勢に入っていた。

ヒューストン空港に着き、預けた荷物を取りに行く。 一人はすべて持込だったので、もう一人と荷物をターンテーブルに探しに行く。 しかし、また私の荷物は出てこない。 昨年の再現か?と不安にある。 最後の荷物が出ても、やはり、私の荷物は出てこないので、係員に尋ねると、タグの番号から調べてくれて、「あっちの方行ってくれ、荷物はすでに届いている」という。 2000年の出張の際にもあったが、アメリカでは荷物だけ先にいってしまうことがあるらしい。 今回はとりあえず荷物とともにホテルに迎えてよかった。

空港からホテルまではタクシーで行く。 しかし、タクシーの運転手は眠いのか、途中居眠り運転っぽい。 一度は、何かにあわてていた。 なんとか無事にホテルに着き、ようやく寝ることができる。 すでに岡山空港を出てから、24時間以上たっている。

10月24日(月)

今朝はわりと目覚めが良い。 いつもよりも時差ぼけは少な目のようだ。 やはり、飛行機で眠れた時間が多かったからであろう。 睡眠は重要だ。

今回の会議は月曜と火曜の二日だけ。 昨年の同じような会議では、月曜は著名人を呼んでの講演会だった。 昨年の目玉は、元IBM会長のルイ・ガースナー。 3年前は元GEのジャック・ウェルチ。 いずれも大物である。 火曜は火曜で、いろんな会社のお偉いさんの話ばかり。 正直つまらない。 しかし、今回はそういう無駄な時間が少なく、いきなり、ソフトウェアの開発状況などから入るので良い。 また、参加者もかなり絞られているため、開発会社の担当との距離が短く、いつでも質問にいけるのがなおよい。

今回も特に会議の中身には触れない。 いつもどおり、一般の方には何がなんだかという内容だからである。

夕方、レセプションパーティがあって、食事を取るも、疲れと時差ぼけのせいで8時頃にはパーティを抜け出てくる。 まだこの時間だとショッピングモールが開いてるはずだから、おみやげが帰るよとアドバイスがあるが、同行者も疲れており、眠いということで部屋に戻る。 少し、メールなどを処理してすぐに寝た。

10月25日(火)

昨日までよりもさらに体調は良くなる。 睡眠も十分に取れているからだ。 おかげで、昨日もそうだったが、会議中に寝ることが無い。 もちろん、発表内容が割りとよいものが多いからでもある。

朝、部屋にはホテルの清算書が入っていた。 多分、レートが今日までは安いので、一度、チェックアウト扱いになってしまったのだろう。 しょうがないので、フロントに行って、もう一泊分を予約しているはずだと説明して納得してもらう。

会議は無事に終わり、食事と買い物をかねて、近くのショッピングモールへ向かうため、ホテルのフロントでタクシーを呼んでもある。 しかし、30分過ぎてもまだこない。 外はかなりひどい渋滞であり、そのためらしい。 結局45分ほど待って、ようやく来た。 運転手に行きたいところを告げると、かなり時間がかかるといわれる。 渋滞が伸びている方向だかららしい。 私たちはアウトレットのあるところに行きたかったのだが、渋滞とは逆方向に普通のショッピングモールもあるという。 ブランド品とかもあるらしいし、レストランもあるというので、そこへ行くこととした。 外観は、なんか普通のビルにみえるのだが、確かにガレリアというサインが出ている。 しかし、中に入るとかなり広い。 イオンのショッピングセンターなどよりもさらに広い感じがする。 とりあえず、一時間後に集合ということで、各自おみやげを買いに行く。

私はこういうところに行くと、とりあえず、地元の名前の付いた小物とか、あるいは、アメリカでしか手に入らないような文房具っぽいのをいつも見る。 今回も猫のカレンダーとかを見ていた。 そのほかには、サンリオのショップがあり、パンダップル(Pandapple)とかいうキャラクターがあった。 買おうかなーとか思ったのだが、とりあえず、他のものを見ているうちに待ち合わせ時間となる。

食事はイタリアンっぽいレストランに入る。 でも、量はアメリカン。 かなり多い。 私はそれでも郷に入れば郷に従えということで、アメリカっぽい料理と思い、スペアリブを食べる。 飲み物は、一応、アルコール。 でも、たいしたものではない。

今日はワールドシリーズ決勝。 ここヒューストンはアストロドームにて試合が行われている。 周りはほぼみんなアストロズファンか? このレストランだけでなく、モールの地下1階は食事を食べるところが多く、建物の真ん中にはフードコートがあり、そこには大きなスクリーンがあって、試合をみんな応援していた。 そこに日本人4人組。 しかも、タイミングが悪いことに、井口がタイムリーなんかを放ってしまう。 ちょっとばつが悪い。 別に気にしなくてもいいとは思うのだが、行ったメンバーは割りと小心者が多く、井口がタイムリーを打ったときには、かなりまずいんじゃないかと皆で思っていた。

食事を終え、もう一度、サンリオショップを覗いてみると、すでに閉店だった。 お店は9時には閉まってしまうようだ。 しょうがないので、ホテルに戻る。 次の日は6時半にはホテルを出るので早く寝なくてはならない。

10月26日(水)

朝5時半に目覚ましをセットしたのだが、2時半には目が覚めてしまう。 しばらくベッドの中で寝ようとしたのだが眠れない。 しかも、隣の部屋では同じように眠れないのか、大きな声で話をしている。 しょうがないので、荷造りを開始する。 でも、荷物をまとめてもまだまだ時間があるので、ネットでニュースを見てみる。 日本シリーズの第4戦がちょうどやっているところだったので、途中経過をチェックしていると、ようやく6時を過ぎた。

チェックアウトをして、請求書を見ると当初の予定よりだいぶ安い。 3泊目が$179のはずだが、それが2泊目までと同じく$110。 他の人に聞いてみると、みな料金はばらばら。 私が一番安く、うちの会社の他の二人と、ソフト会社の日本法人の方とでそれぞれ、
$115,115,115
$179,179,115
$110,110,179
だったらしい。 179が2泊分だった人については、先にフロントで交渉して115×2+115にしてもらったそうだ。 私と同じく予約した人も、結局、110×3になった。 ヒルトンで値切る人もあまりいないように思う。

タクシーは、前日、ショッピングモールまで連れてってくれた人にお願いしたあったので待つのだが来ない。 ホテルの人に依頼して、電話をかけてもらうと、なんと寝ていたらしい。 すぐ来るというのだが、ホテルの人がもう一台を呼んでくれる。 先に来たほうに乗って良いそうだ。 結局のところ、昨日のタクシーが先に来て、そちらに乗る。 予定より、少し遅くなったので、安全な範囲で少し急ぐように言う。 空港までの間に、料金所が3箇所あるのだが、一箇所で、最後尾にあやうく突っ込みそうになった。 一番内側の車線と分離帯との間の部分にかろうじて逃げて止まった。 事故だけならいいが、怪我をして入院なんてことになったら大事だ。

なんとか空港にたどり着き、搭乗手続きを済ませる。 少し時間があるので、何か食べようとすると、幸い、SUBWAYがあった。 私はアメリカの食べ物の中では、結構、好きなお店のひとつである。 ここだとあまり高くない。 5,6ドルあれば十分セットが食べられる。

おなかがいっぱいになり、ちょうど、搭乗開始となる。 ここで、日本法人の方とはお別れ。 彼は直行便らしい。 飛行機に乗り、また、熟睡する。 今回は飛行機でよく寝ている。

サンフランシスコ空港について、JALのカウンターでチェックインをする。 一応、ラウンジのチケットとかをもらうのだが、いる時間がほとんどない。 それでもトマトジュースとかを飲みたくて、ちょっとだけよる。 他の二人はおみやげを買いに行ったらしい。 私も、一応、少し早めにラウンジを出ておみやげを見る。

帰りの座席も非常口座席である。 一緒に行った人も同じくだが、行くときは私が廊下側で、もう一人がまんなかだった。 残念なことに、窓際の人が足を自分のほうに投げ出してきたこと、いびきをかかれたことで眠れなかったらしい。 帰りは私が真ん中に座ることにした。

10月27日(木)

成田に無事ついて、また、もう一人を待つのだが来ない。 その人は名古屋空港に行くらしいが、名古屋行きに乗り換える場合、入国手続きは成田ではなく名古屋であるのが普通らしい。 そのために私たちとは別のようだ。 岡山から一緒に行った人も、成田でお別れ。 その人はそのまま家族サービスでディズニーランドなどに行くらしい。 私は羽田経由で岡山に戻り、また、帰りの24時間くらいの移動は終わった。