ネットニュースというシステムについての仕組みは「ネットニュースの仕組み」で説明しています。 さて、このシステムはどのような目的で存在しているのでしょうか。 いいかえると、このシステムをどうやって使うといいのでしょうか。
技術的なはなしはまるまる抜くとして、ネットニュースとは何か。 あえていえば、ネットニュースとは「場」であると思います。
もちろんそれは、物理的にはニュースサーバのHDD上にあるにすぎなく仮想的なものですけど、そこにあるデータを他の人が読んで返事を書き、あるいは新しく何か面白い(かくだらないかは場合によりますけど)話題を出す、不特定多数を相手とした双方向のインターネット上の情報交換の場といえると思います。 今でこそ同じようなことはWebの掲示板などでもできます。 しかし、ネットニュース以前では、こういう不特定多数を対象としたサービスはほぼなかったといっていいでしょう。
つまり、その情報交換こそがネットニュースの目的であると思います。
しかし、「場」であるからといって、多くの人が自分勝手に好きな話をしはじめたらどうでしょう? その結果、あまりにも使い勝手が悪くなると、誰もそんな場所を使おうとは思わなくなるでしょう。
そのため、ネットニュースはいろいろな話題などに応じて、細かく階層やグループに分かれています。 そのグループのきまり(○×の話題について話しましょう、とか)に従って、たとえば議論なり詩を発表するなりしりとりなりをする、というわけです。
ただ、ここで覚えておくべきなのは、そういう「場」であるが故に、きまりを守らない人が増えると場は荒れます。 残念ながら、不特定多数が使う分、そういうきまりを守らない人を完全に排除することはできません。 たとえば、spamに代表される、多くの人にとって不要な記事や、誰かの言葉に反応して口げんかをふっかける人の投稿を完全に防いだりするにはものすごい手間がかかります。 また、多少の話の脱線なら、ある程度は許容されるかもしれません。 でも、それが延々と続いて、他の人に目障りになるほどであれば本来の目的を果たしているとはいえないでしょう。
ということで、ネットニュースを有意義に使うためには、そういうきまりをみんなで守ることが必要になります。
ここで、fjという階層についてみてみましょう。
fjは昔からの経緯もあり、fj内のきまりであるNGMPにより、商用投稿は禁止されています。 そして、各グループごとのきまりは、たとえばfj.news.lists,fj.news.group,fj.archives.documentsに投稿されるActive Newsgroups List of fjという記事にまとめられています。
また、ネットニュース特有の言葉があったり、技術的なきまりがあったりもします。 こちらはネットニュースの仕組みで説明してありますので、そちらを参考にしてください。
これらのきまりを守って、楽しい、有意義な情報交換をしましょう。