Received: from nirai.ie.u-ryukyu.ac.jp by orange.ocn.ne.jp (8.9.1a/OCN) id AAA17646; Tue, 22 Jun 1999 00:10:36 +0900 (JST) Received: from localhost (localhost [127.0.0.1]) by nirai.ie.u-ryukyu.ac.jp (8.8.8/3.6W-98061617) with SMTP id AAA29878; Tue, 22 Jun 1999 00:08:44 +0900 (JST) X-Authentication-Warning: nirai.ie.u-ryukyu.ac.jp: localhost [127.0.0.1] didn't use HELO protocol Errors-To: fj-arukikata-admin@ie.u-ryukyu.ac.jp Sender: fj-arukikata@ie.u-ryukyu.ac.jp (fj arukikata Mailing List) References: <199903180456.AA04861@magma.mt.ksi.co.jp> From: sk1@orange.ocn.ne.jp MIME-Version: 1.0 To: fj-arukikata@ie.u-ryukyu.ac.jp X-Priority: 3 References: <199903180456.AA04861@magma.mt.ksi.co.jp> X-Mailer: JsvMail 2.0 (Shuriken 2.0) Posted: Tue, 22 Jun 1999 00:10:23 +0900 Message-ID: Content-Type: text/plain; charset=iso-2022-jp Date: Tue, 22 Jun 99 00:08:43 +0900 Precedence: bulk Subject: [fj-arukikata] [Q&A Style] Alpha Version #8 Reply-To: fj-arukikata@ie.u-ryukyu.ac.jp X-Ml-Server: nml.pl 1.2+(a_kuroe 94/06/16) X-Ml-Name: fj arukikata Mailing List X-Ml-Count: 357 Lines: 235 X-UIDL: 70568e37c4907eb3a10a49432802b3ef きしもとです。 α版の8回目です。 #まだ半分以上残っているような気が……。 さいとうさんの文章と重なりますが、そのまま出してしまいます。 From: KATOH Yasufumi Date: Thu, 18 Mar 99 13:50:40 +0900 Subject: [fj-arukikata] Some Heading ------------------------------------------------------------ > ・「馬鹿」など Q.私の記事に「馬鹿」と書いてフォローした人がいるのですが、こ ういうフォローは許されているのでしょうか? A.記事中に「馬鹿」という文字列を入れること自体には、全く問題 ありません。「馬鹿」と書くことが不適切でないかどうかは、状 況や場面によって変わってきますが、そう書かれるだけの理由が 自分の記事になかったかどうか、見直してみるべきでしょう。 (解説) 前に述べたように、fjでは「放送禁止用語」という考え方はな く、どんな言葉でも、投稿者の判断と責任のもとで使われ得ます。 「馬鹿」という単語にしても同じで、それを使うべきだという判断 があれば、記事中に出てきますし、「馬鹿」という単語を用いたこ とそのものが、許されない行為だということはありません。 参考までに、「馬鹿」を国語辞典で引いてみると、 1) 知能の働きが鈍いこと。利口でないこと。また、そういう人。 「―とはさみは使いよう」(使いようによっては役に立つの意) 「―の一つ覚え」(ある一つの事を覚えたのを得意がって、それ が当てはまらない時でもいつもそれを言い立てること)「―にす る」(軽く見る。あなどる)「―にならない」(あなどれない) 2) まじめに取り扱うねうちのない、つまらないこと。また、とん でもないこと。「―なことをしたものだ」「―を見る」(つまら ない目にあう)。冗談。「―を言う」 (...以下略) となっています(岩波国語辞典より)。どういう意味で「馬鹿」が使 われているのかは、場面ごとに変わってくるでしょうが、少し考え れば行ってよいかどうか判断できるようなことを、判断できていな いときに、「馬鹿」といわれることが少なくないようです。 すでに何度も書いていますが、fjでは、それぞれの記事の内容に 対する責任は、各記事の投稿者にあります。ですから、記事の内容 が事実に反しており、読者に誤った情報を与えかねない場合や、記 事に対する責任を放棄するような言動を行った場合には、記事やそ の投稿者に対して、批判や非難が出てくることは否定できません し、むしろ当然です。そういった中で、「馬鹿」という言葉が使わ れるのも、不自然だとはいえないでしょう。 実際にフォロー記事で、「馬鹿」と書かれてしまった場合、どう いう対処をするべきでしょうか。冷静になって少し頭を働かせてみ れば、怒りを爆発させて、感情的な喧嘩腰の口調でさらにフォロー 記事を書くことは、全く建設的でないことに気づくと思います。頭 を冷やして、気持ちを落ち着けて、なぜそう書かれたのか考えて、 批判を受け入れるなり反論するなりするべきでしょう。全く相手に しないというのも、とりうる手段の一つになると思います。 どうするのが最善か、という質問に対しては、回答を持っていま せん。状況に応じて、とるべき最善の手段は変わってきますし、も し最善の手段をここで提示して、何の考慮もなく提示されたとおり の行動をとったとしても、判断するべきことを判断していない、つ まりは頭を使っていないということに、何の変わりもないからで す。 ------------------------------------------------------------ Q.他人の記事に「馬鹿」とフォローしてもかまわないわけですね? A.かまいませんが、そういったフォロー記事にも投稿者の責任は存 在しますから、責任はきちんと果たしてください。 (解説) 思想や信条が異なる、非常に多くの人々が、fjというコミュニテ ィに参加しています。その中には、あなたと考え方が全くかみ合わ ず、その人の考え方を批判するしかない、ということもあるだろう と思われます。そういったときに、批判は許されているかどうかと いうと、許されていますし、どんな言葉で批判してもいいのかとい うと、どんな言葉でもかまわないわけです。 ここで勘違いされては困るのですが、どんな言葉を使ってもいい からといって、感情的に、あるいは腹いせに、中傷を目的として他 人を非難することまでは許されていません。fjは、コミュニティ内 の雰囲気を乱さないことを重視して、発言に一定の歯止めをかける ようなところではないし、また記事を書くときに使う言葉に、何の 制限もなされていない、というだけの意味です。 質問にあったような「馬鹿」という言葉も含めて、どのような言 葉を用いて記事を書いてもいいのですが、なぜその言葉を使ったの か、なぜそういう趣旨の記事を投稿したのか、説明できるように、 言い換えれば、アカウンタビリティを果たすように、しておかなけ ればならないでしょう。それができないような状態では、記事は投 稿してはいけないといっても、言い過ぎではないと思います。 ------------------------------------------------------------ > ・お礼記事の投稿(ありがとうだけ記事) > ・質問の仕方。 > ・summaryを作ろう Q.わからないことがあってfjで質問したのですけど、「質問の仕方 がよくない」と注意されてしまいました。どこが悪いのかわから ないのですが、どうすればよかったのでしょうか? A.自分の記事を(購読者として)読んだとき、その記事だけで何を質 問したいのかわかるような文章にしてください。また、自分が知 っていることと、わからないこととをきちんと記事中に入れてお くほうが、答えやすくなります。 (解説) fjで質問をしても、すぐに回答が得られるとは限りませんし、そ の回答が、(質問者にとって)適切なものになっているとも限りませ ん。まず、このことを質問するときに心にとどめておいてほしいと 思います。みんな、いわばボランティアで回答しているわけですか ら、その回答に過度に期待していても、得られるものは多くはない でしょう。 ですが、質問者が少し心がけることで、適切な回答の得やすい質 問を出すことができます。それは、一言でいえば、「自分が回答す る立場になったときに、答えやすい形で質問する」ということなの ですが、具体的にどういうことなのか、あげていきます。 まず、自分が置かれている状況を、具体的に書くことです。回答 する側は、質問者の状況を、質問の記事の内容からしか判断するこ とができません。そのため、どういう状況で質問しているのかが全 く書かれていない記事に対しては、回答しようがないか、一般論で しか回答できない、ということになってしまいます。これは一般論 ですが、一般論をもとにした回答では、法律やマニュアルなどの決 まり事を基準とすることが多いので、質問者にとって適切な回答に は、必ずしもならないようです。 第二に、できるだけ多くの人に理解できる言葉を使って質問する ことです。仲間内でしか通用しないような隠語、何の略なのかはっ きりしないような略語、書いた本人が意味を理解し切れていないよ うなテクニカルタームなどを多用すると、全体の文章の意味が不明 瞭になりがちです。そうなると、適切な回答を得ることは難しくな りますし、逆にそこで使った言葉の意味を質問されることもあり、 回答を得るまでに時間がかかることにもなるでしょう。 そして最後に、自分はここまでは理解していて、ここがわからな い、ということを記事の中に示しておきましょう。そうすることに よって、質問の内容が具体的になりますし、また、回答をもらった けれど、知っていることしか書かれていなかった、ということがな くなるので、適切な回答が得やすくなります。 ------------------------------------------------------------ Q.質問をしたら、答えを教えてもらえました。きちんとお礼をした ほうがいいのでしょうか? A.お礼だけの記事であれば、それは何の情報も含まない記事という ことになるので、好ましくないと考える人もいます。お礼に加え て、何かプラスアルファになるような情報を入れておくべきでし ょう。また、全く何もしないというのも、特に失礼には当たりま せん。 (解説) 貴重な時間を割いて回答してもらったのだから、何かお礼の記事 を出しておきたい、という気持ちは分かります。ですが、回答する 側は、別にお礼を言ってもらいたくて回答したわけではないのです から、「ありがとうございました」の記事がないことを失礼だとは 見なさないでしょう。それよりも、質問者側は、自分の回答をどの ように理解したのか、自分の回答が役に立ったのかのほうが気にな っているのですから、それに答えてほしいと思います。 もし、パソコンの操作に関する質問をしていて、帰ってきた回答 で、問題が解決したのであれば、「ありがとうございました」のほ かに、問題解決のために行った操作を付け加えておけばいいでしょ う。また、質問の直接の答えではなく、答えにたどり着くための情 報が書かれているウェブサイトのURLや書籍など(俗に「ポインタ」 と呼ばれているものです)を提示してもらったのであれば、それら を調べて得た、自分なりの答えを記事として出しておいたほうがよ いでしょう。あるいは、自分が何か勘違いをしていたのであれば、 「こういう勘違いをしていました」ということを書くだけでも、 「ありがとうございました」だけと比べて、ずっとよい記事になり ます。 こういったことを、なぜ推奨しているかというと、「質問」と 「回答」という記事のやりとりであっても、それらの記事は質問者 と回答者だけのためにあるものではないからです。その他の読者に とっても、同じように有益な記事であるのですから、より役に立 つ、より多くの情報を含む記事を投稿してほしいと思います。 ------------------------------------------------------------ Q.質問をしたあと、「サマリー」を出さなければいけないと聞いた ことがあるのですが、「サマリー」とは何なのでしょうか? ま た、必ず出さなければならないものなのでしょうか。 A.「サマリー」(summary)は「概要」や「要約」のことで、ここで は質問に対する回答を、一つの記事にまとめたもののことをいい ます。出さなければならないというほどのものではありません が、一つの質問に多くの回答が寄せられた場合など、あとで読む ときに情報が一つにまとまっていたほうが便利ですから、サマリ ーがあったほうがよいことがあります。 (解説) あなたが記事にした疑問は、あなた「だけ」が持っているものだ とは限りません。ほかの誰かが同じ疑問を持っていることもありま すし、その疑問がすでに記事となっていないかどうか、質問する前 に調べているはずです。今後も、同じ疑問を持つ人が出ないとは限 りません。 もし、あなたの疑問に、非常に多くの人から回答をいただいたの であれば、将来、同じ疑問を持った人のために、今、回答をまとめ てやってください。必ず役に立つものになります。そしてそれが、 「サマリー」と呼ばれるものです。サマリーには特に決まった形式 はありませんから、あまり堅苦しく考えず、自分の言葉で、自分な りの表現で、もちろん回答をいただいた方の文章も効果的に引用し て、気楽に作ればいいと思います。 そしてもう一つ、サマリーを作ることによって、質問者がそれぞ れの回答をどのように受け取ったかがわかります。もし、ある回答 の記事の意図を誤解していたとすれば、それがサマリーになったと きに、表に出てくるでしょう。その段階で誤解を解くことができま すが、サマリーを出さなければ、誤解していたことすら、誰も気づ かないということになってしまいます。 とはいえ、サマリーを必ず作らねばならないかというと、そうで もないといえます。最終的にはその人の判断なのですが、サマリー を作るほどたくさんの回答がなかったり、同じような回答ばかりで サマリーを作るに値しなかったり、すでに他の人がサマリーになる ような記事を出していたりするときには、わざわざサマリーを作る こともないでしょう。 ------------------------------------------------------------ -- 岸本慎介 mailto:sk1@orange.ocn.ne.jp KISHI-fj Homepage: http://www3.justnet.ne.jp/~s_kishimoto/WELCOME.HTM