テスト投稿

加藤泰文(karma@ae.wakwak.com)

新たに NetNews の読み書きを始めたとき,ニュースリーダを変えたとき,ニュースリーダの設定を変えたときなどにテスト投稿をしたいということがあるでしょう。

さて、どこでテスト投稿をすれば良いでしょう? 目についたグループで適当にテストを行うってのはもってのほかですよ。

ローカルなテスト投稿用グループ

お使いのニュースサーバでローカルなテスト投稿用グループが用意されている事があります。 例えば local.test や (組織名).test などという名前のグループです。 ニュースリーダがきちんと設定されているかなどのチェックには、このようなローカルのテストグループが有効でしょう。 自分の投稿した記事をチェックすることによって、自分の設定が確認できるでしょう。

ローカルなテスト投稿用グループがない!?

しかし、ローカルにはそのようなグループが用意されていない場合はどうしたらいいでしょう?

そういう場合に使える場所として fj にも fj.test というグループが用意されています。 しかし、このグループに投稿すると、全世界の fj.test を購読しているニュースサーバにあなたの記事が配送されるということも覚えておいてください。

テスト記事なので、記事の容量はたいしたことないですし、現在のインターネットの環境を考えると、テスト記事の回線に対する負荷やディスク容量に与える影響は微々たるものでしょう。 それでも塵も積もれば山というような事もありますし、不要な記事は投稿しないのが一番です。 一応、その辺りも意識しながら注意深くテストをしましょう。

ニュースサーバの設定によっては Distribution: local というヘッダが付いていると、他のサーバへの配送をしないように設定されているものもあります。 そのように設定されているサーバであれば、このようなヘッダを付けてテスト記事を投稿してみるというのも手です。

自分の投稿した記事が本当にきちんとした設定の上で投稿された記事かわからない!?

自分の投稿した記事が本当に正しい設定になっているのかわからない場合はどうしたら良いでしょう?

現在、fj.test に記事を投稿すると、autofollow@news.yamada.gr.jp から記事内容のチェックを含んだ自動投稿の記事が返ってきます。これを参考にすると良いでしょう。 もちろん、この自動応答でのチェックは自動で実行されているものですので、このチェックを通ったからと言って 100% 完璧という保証があるわけではありません。 たとえば From: のメールアドレスに間違いはないか、などを自分でも確認しましょう。 この際、ヘッダ情報を見られる設定にしておくとより間違いを見つけやすいと思います。

この自動応答のサービスはボランティアで運営されているものですから、いつまでもあるという保証もありません。

以上のような事を認識した上で、無駄な記事はなるべく避けるようにして、ありがたく利用させていただきましょう。

自分の投稿した記事が本当に他のサーバに届いているか心配だ

前述したように、fj.test に記事を投稿すると、自動応答プログラムから応答が返ってきます。 それで他のサーバに記事が届いているということがわかるでしょう。

しかし、他のサーバへの記事の配送はニュースサーバの管理者が確認すべき事で、通常は投稿者が気にすべきことではありません。自分の使っているサーバに記事がきちんと投稿されているのであれば、fj に投稿した記事は通常は外に出ていくと考えれば良いと思います。 どうしても気になるのなら、Web 上のニュースアーカイブサイトや、無料で利用出来るニュースサーバがありますので、そういったサービスを利用して確認する方法もあります。 ただその場合、投稿された記事が反映されるまで時間がかかる場合もあります。 反映されていないから、と間をおかずに同じ記事を何回も投稿するのはやめましょう。

以前は fj.test にテスト記事を投稿すると...

元々は fj.test はニュースサーバ管理者がニュース記事が自分のサーバからちゃんと記事の配送がなされるかをチェックするためのグループでした。 以前は一般ユーザがテスト投稿を行うと、よく注意をされたりしていたのを覚えている人もいるでしょう。

しかし、fj.test という名前のせいもあってか、一般ユーザのテスト投稿が絶えませんでした。 そういう状態で、よく fj.test で一般ユーザがテストをしても良いかどうか? で議論が行われていました。 その後、管理者のニュースサーバの配送チェックについては fj.news.adm.feed-check という専用のグループが出来、管理者のテスト記事はそちらへ投稿するようになったので、fj.test については一般ユーザがテスト投稿をしても注意を受けることはなくなりました。

テスト投稿についても、通常の投稿と同様に、投稿する必要性や場所を良く考えて投稿するようにしましょう。


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