− 第20回中部大会 −


 午前6時に名古屋駅到着。とりあえず駅周辺をブラブラし、7時の開店に合わせての朝マックを済ませてから名鉄新名古屋駅から常滑線の電車に乗り込み、新日鉄前駅からの徒歩で第一会場の東海市製鉄公園に到着し、局長・原くん・zipくんらと合流。現場での調べで何とか全ての会場が分かったが、移動の仕方がおかしい。準決勝地は名古屋市なのに決勝地は知多市でここ東海市より南なのだ。

 第1問終了後に中京テレビ(CTV)の板谷アナが出て来て敗者復活を要求する。高校生からは一昨年の時のような反応はない。やはり結婚して人気が落ちたというのは本当だったのか。ところがここで突然物凄い雨が降り出した。私は常時折り畳み傘を持ってきているからいいものの(スタッフに「お前ら用意いいな!」と言われた)、どうして製鉄公園だとこうなるんだ! もう二度とここが会場に使われる事はないだろう。それともCTVのSFX技術(笑)? とにかく福澤アナが突きつけた敗者復活を認める条件は、日本テレビの女性アナウンサーの名前を10人答える事。板谷アナが一人答えるごとに福澤アナがその人の出演している番組や「この人も独身です」などといった解説をつけている。何とか10人答えて敗者復活が認められた。やっぱ高校生クイズに出てくる地元アナウンサーの中では板谷アナが一番うまいなと思う(逆に一番ヘタだと思うのが広島テレビの藤村アナ(爆))。札幌テレビの福永アナもいいらしいが、今度北海道行くから実際どんなものか見定めるつもりだ。あと興味あるのは北日本放送の横島アナかな。

 敗者復活戦は名前ビンゴ。和歌山ではただの四角い箱だったがここでは18回の運大王決定戦で出てきた透明アクリル製のガラポンだ。私は出た文字をメモするのが面倒臭くなってずっと大前さんと話をしていた。

KYOSUKE「名古屋を第一会場にすれば移動も楽だし参加者も確保できるだろうに」
大前「名古屋市を第一会場にすると参加者は確保できても名鉄を儲けさせられない。中部大会の第一会場はずっと名鉄でしか行けない所」
(・_・)ハッ そうだ。CTVにとって高校生クイズは「ライオンスペシャル」ではなく「名鉄スペシャル」だった(番組のスポンサー表示がライオンより先に名鉄が来る)。そしてその頃、走る大画面「メディアランナー」を撤収している。準決勝でも使うのだろう。

 何チームかの復活チームを加えての準々決勝は5ポイント先取の前進三択。例によって復活チームは8ポイント取らなければならないが、復活チームのいる県は7問終わった段階で定数を越えた。つまりこの形式でこのハンデを付けられたら絶対に勝てないと言う事だ。

 これが終わると直ちに我々は準決勝地へと向かう。まず名鉄で金山へ向かいそこから地下鉄に乗り換え、さらにバスに乗り換えて金城埠頭へと向かう。だがその金城埠頭そのものがとても広大で、金城埠頭としか知らない我々はパニックに。局長は昨年の九州の決勝地を門司港としか知らず、やはり広大で正確な場所が分からず見られなかったそうだ。取り敢えず車窓からクイズをやってそうな場所を皆で目を皿にして捜すが見つからず、とうとう終点まで来てしまった。そこは東京ビッグサイトのような展示場の前だった。降りて周りを見渡してもクイズをやってそうな気配はない。感じるのは心地よい名古屋港の潮風だけだ。すると他の連中から叫び声が! 明らかに高校生を乗せる名鉄のバスが走っているのが見えたのだ。皆猛ダッシュでバスを追いかけて、ついにクイズ会場に辿り着く事が出来た。もちろんメディアランナーもある。セットのすぐ後ろには横浜ベイブリッジのような白い橋がかかっており、真夏の青空とあいまってとても美しい光景である。多分準決勝は当初別の所を予定していたが、景色がテレビ的にもいいので後からここをねじ込んだのだろう。しかしクイズはやっていない。そこへ

Eディレクターだ!


準決勝終了
私がもう収録が終わったのか、これからやるところなのか訊くと

「もう終わったよ!」

更に局長には一昨日の決勝を見られなかった事について

「お前がどうやって入り込むか見ものだったのになぁ。」


と、あざ笑っていた。だが落ち込んでるヒマはない。そうとなれば即座に決勝地に向かわねばならないのだから。そこへ突如大前さんが現れて、そちらもたった今ここに着いたそうだ。我々はまたしてもバス・地下鉄・名鉄常滑線と乗り継いてゆく。途中で第一会場のある新日鉄前駅も通り過ぎていき、目的地最寄の長浦駅で下車した。

 そこから何分か歩いてようやく決勝地の知多市消防署に到着した時には静岡県の対戦をしているところで長野・三重の対戦は終わっていた。ルールは県ごとの対戦で、問題が出たら消防車のホースからの放水で火災したビルの絵が描かれたパネルにある全ての的を先に射抜けば解答権。3ポイント先取で全国大会進出となる。誤答は次の問題で相手チームより何秒間か放水が遅れる。各対戦の最初の問題に限りセットの高い場所から鉄棒をつたって降りていかなければならない。福澤アナがしきりに「『緊張・頑張る』はNGワードです」と言っていて、何の事だと思ってたら対戦前のインタビューで皆「緊張してます」「頑張ります」としかコメントしないのに業を煮やしてのようだ。見やすい場所へ移動しようとすると画面に映り込んでしまうからとスタッフに消防署の入口付近の場所へ追いやられてしまった。この場所だとパネルすらも見えずどちらが優勢か全く分からない。全ての対戦が終わり、表彰式も終わったところで、我々とは別に単独で予選を見に来ており、決勝を最初から見ていた人から各県の代表校を確認する。私と局長は彼に名刺を渡し、連絡先を教えてもらったりもした。バスでここを出て行く高校生を見送り、しばし談笑。そのなかで私が「じゃあ俺(突破支援局の)影のフィクサー」と言うと局長は認定してくれた(爆笑)。まず前出の一人で来ていた人は原チャリで帰り、我々も長浦駅へと向かって行った。帰りにして初めて長浦駅が無人駅である事を知った。

今回の高Qグルメは名古屋駅前のどっかのデパートの和食屋にて「みそカツ定食」。食後ほどなくして一人新幹線で帰った。



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