★プロローグ★
今回の中国大会の会場はどうせいつも通り広島中央公園だろう。でもそろそろ変わるかも…。昨年の中国では追跡に失敗し(というか不可能だった)、今年はそのリベンジをと考えていた。そんな中NIFTYにアクセスしていると、今年の中国大会の会場は沼隈郡沼隈町にある「みろくの里」という所だそうだ。あぶないあぶない、これが分からなかったら広島中央公園に行ってしまってリベンジどころか完全敗北を喫するところだった。手元の地図を見ると広島県の極めて東の方にあり、もう少しで中国ブロックを出てしまうくらいの所にある。それにしてもどうしてこんな所を会場に選んだのだろう。この場所だと鳥取や広島東部の人にはいいだろうが、広島市や山口の人には極めて行きにくい(おまけに期末シーズンなのに)。翌日本屋で「みろくの里」について調べてみる。遊園地や温泉・美術館・キャンプ場などが備わった総合娯楽施設のようだ。交通については福山駅からバスで30分と書いてあったので当日はそこからピストン輸送のバスを走らせるのだろう。ガイドブックを読んだ限りでは絵的にもクイズ的にもかなり使えそうである。そして家にある時刻表を見て検討を始める。夜行バスでは路線が違うし途中の停留所から電車で向かっても時間的に間に合わないので(東海道山陽本線を走る)夜行列車しかない。その結果19時27分横浜発・翌5時1分福山着の特急「あさかぜ」が最も適切な交通手段と判断。そして確実性を優先し、帰りも同じ列車を選択(月曜の朝横浜に着いて直接職場へ向かう)。その後JR保土ヶ谷駅のみどりの窓口で切符の購入を試みる。費用がかさむので出来れば寝台は使いたくなかったのだが、「あさかぜ」には寝台席しかないとの事。仕方が無いのでそれにして運賃を聞く。返ってきた返事は往復(割引が適用されても)37,800円。高い! しばらくの間迷ったが、結局買ってしまった。
前日の7月5日、横浜駅から「あさかぜ」に乗り込み、ダイヤ通りの時刻に出発し、一路福山を目指す。ブルートレイン及び寝台車は初めてなのでどんなものかと思ったが、いざ自分の席を見ると、これであの値段は高いと思った。カプセルホテルの方が設備もいいし値段も寝台券の半分くらいなんだからもうちょっと考えて欲しいなぁ>JR しばらくは寝台や反対側の車窓から外の景色を眺めたりCDを聴いたりして過ごし、早めに寝る事にする。が、いつまでたっても全然寝付けない。時計を見るともう12時を過ぎ、カーテンを少し開けて外を見るともう京都駅に着いている。その後はちゃんと寝られたのだろうが余り寝たと言う実感を得られず、ダイヤ通り朝5時に福山駅に到着した。
★いざ、みろくの里へ!★
福山に着いたはいいが、しばらくの間やる事が無い。周囲を歩いてみてもまだ高校生の姿は見えないし駅前のコンビニも開店は7時。仕方が無いので駅の隣にある福山城を見たりして暇を潰す。それにしても先週の中部で焼けた腕の皮が未だにボロボロと剥けて気持ち悪い。そして開いたコンビニで朝食を調達&地元版のテレビ雑誌を立ち読みする。番組表を見ると地元局制作の番組や放送時間の違い、(広島に系列局を持たない)テレビ東京の番組があちこちの局にちらばっていたりとなかなか楽しいものがある。そしてみろくの里直通のバスが来るようになったので往復切符を買い(1040円。やはり高い)、それに乗り会場に向かう事にする。だが向かう途中道がどんどん狭くなり、風景もへんぴになってくる。本当にこの先に遊園地やキャンプ場もある施設があるのかと思った。おまけに運転手が変にかっ飛ばすので車内がガタガタ揺れる。ガードレールも無い狭い道のすぐ横にはドブ川があったりもするのでハマってバスが横転するんじゃないかと恐くなり、下手な絶叫マシン以上のスリルを味わう。出発から30分ほどして無事会場に到着する。辺り一面山ばかりである。
入口を見るとそこにも高校生クイズのポスターがある。そしてまだ開いていない切符売場には「ウォーターバレーは高校生クイズ収録の為終日使えません」と書かれていたので準決勝の場所がすぐに分かった。案内図を見るとプール系のアトラクションである。ここをつかってどんなクイズをやるのだろうか。クイズ会場は遊園地の中にあると思われるので入口ゲート付近で開園を待つ事にする。ここで先週の教訓から持参する事にした日焼け止めクリームを両手や顔に塗り日焼け対策を講じる。あたりを見ていると、七夕シーズンなので笹を持ってきているチームがあり、短冊の中には「マンゴープリンを食べたい」と書いてある。まだ大会は始まっていないのにどうしてそれを知っているんだ。だが様子がおかしい。開園の時刻が過ぎても高校生が動き出さない。どうゆう事なんだとバス停の付近で高校生の動きを見ていると遊園地とは別の方向へ進んでいる。「もしや」と思い、あとをつけてみると学校の校庭のような広場にクイズ会場はあった。しかし暑さをしのげるような日陰が全然無い。ステージを見ると、広島テレビの藤村アナが前説をやっていて
「進めスポーツぅーー!」 「元気丸ーーーっ」
「柏村武昭のーーーっ!」 「テレビ宣言!」
と、広島テレビ制作の番組名を叫ばせるが全然盛り上がらない。本番までの間は会場の回りをうろつく。会場の奥にはお寺のような建物があり、1階には入れないようだが2階への階段につながっている扉が開いている。他にも入っている人がいるので自分も入り、上から会場の様子を見て写真を撮る。
しかしここからでは会場の様子がよく分からないので下に降りて、本番を待つ事にする。余りの暑さにスピーカーを乗せている台の下に潜って涼んでいる高校生がいたが、危険なので当然スタッフに追い出されていた。そろそろ本番が始まるようである。先週の板谷アナに続き今度は藤村アナあるいは他の広島テレビアナが司会をするのだろうか。そして本番が始まる。
★福澤参上!★
「ただいまより、総合司会の福澤朗アナウンサーの入場でございます。どうぞ、盛大なる拍手をもって、お迎え頂きたいと存じます。なお、イベント中の写真撮影は…(え? ダメなの?) 大いに結構でございます(笑)。本人もいたく喜びますのでたくさん撮ってやって下さい。ならば! ライオンスペシャル! 第17回全国高等学校クイズ選手権、中国大会、いざ! スタートーーーーッ!!」
会場にBGMが鳴り響き、福澤アナが登場。着ているTシャツには「いい塩梅」と書かれている。
「暑いなぁ今日は。ハイ、ながらくおまっとさんでございましたー。どうもどうもホッホッホ。」
高校生から歓声が沸き起こる。
「ニーーーハーーーーーオッ!!」
と、香港が返還された事を意識した挨拶がなされる。
「いやぁ誰だい、こんなに暑くしたのは。お待たせしました。お待たせいたしました。あなたの、あなたの、みんなの福澤朗でございます。」「ウォーーーッ!」
「来ましたねーみろくの里。みろくの里、初めての人ーーっ」「ハーーイ!!」
「まぁ僕も含めてほとんどの人が始めてだと思います。ハイ、写真をお持ちの方、今のうちにどうぞ(キヤーーッ!)。ハーイ。…ハーイいかがですか。ハーイ。クイズが始まっちゃうともうそれどころじゃございませんからね。ハイ、ありがとうございます。どうもー、いいですねぇー。いやぁー、いつもより増して、バカが集まりました。しかし、今年はバカでもいいんです!」「ワーーッ!」
「さぁ、ならば何はともあれ、皆さんへのご挨拶として、右の拳をグンと突き上げるセレモニーを始めさせて頂きたいと思います。みんな! 右の拳を天に突き上げろ! ちょっとみんな、脇の下触ってごらん、しっとりしてたら燃えてる証。チクチクしてたら剃り残しだ! コチョコチョしたら気持ちいいぞーーっ! そんな(笑いながら)塩梅でのぼりつめてくれ。さあ、みんなっ! 青春の炎は、燃えているかーーーっ!」「オーーーッ!!」
「ダメだーーっ!! そんなんじゃダメだぞ。ホントーに。まぁこんな遠くまで来たんだから。もう白く灰になるまで燃え尽きてくれぇ。」
「みんな! 青春の炎は、燃えているかぁーーっ!」「オーーーッ!」
「その握り拳に、偽りは無いかぁーーっ!」「オーーーッ!」
「三人一組、チームワークに、抜かりは無いかぁーーっ!」「オーーーッ!」
「何がなんでも、全国大会、進出するぞーーっ!」「オーーーッ!」
「ならば高校生クイズの合言、ファイヤー三連呼。燃えて行けっ! ファイヤーーー!」「ファイヤーー!!」 「ファイヤーーー!」「ファイヤーー!!」
「ファイヤーーー!」「ファイヤーーーー!!」
「…これが、手力です(笑)。」
「まぁこんな感じでね。楽しくやっていきましょうよ暑いんですから。ねぇ。ホントにもう。いやしかしよく集まりましたねぇ。じゃ最初に人数申し上げちゃいましょうか。ねぇ。まぁこんな暑い中よく来てくれたわ。」
「まずはねぇ。じゃ少ない順にいきましょうか。山口県…なぁ、今回これ山口県に対する嫌がらせじゃないからね(笑)。なんでよりによって山口県から一番遠い所でやってしまったのか? そんな疑問点は、後ほど解消されます。なぜ、みろくの里でこの高校生クイズが行われたのか、最後まで残っていれば、必ず、『そうだったのかー』という感じで、明らかになりますからねぇ。」
広島県 296チーム 鳥取県 118チーム 島根県 128チーム 山口県 89チーム 合計 631チーム
少ない。冒頭に書いた通り広島と山口が減って鳥取が増えるのは予想していたがここまで少ないとは。かつては4000チーム以上が参加していたこの中国大会も今やこの数字。特に広島が200チーム台というのは驚異的である。いつもの広島中央公園でやれば1000チームは来ただろうか。だが期末シーズンなのでそれでもキツいだろうが。
「さて、皆さんの高校に、僕のあの、鍛え抜かれた、ムキムキマンのポスターが貼ってあった学校!」「ハーイ」
「あのポスターにも…ありがとう。その筋の方にも大好評でした(笑)。」
「そのポスターにもチラッと書かれていた…かも知れませんけども、今年の高校生クイズは、大きく変りました。」
「まずは、全国大会の決勝の地。過去、富士山。はたまた東京湾上で行われておりました、トップオブファイヤー・全国大会の決勝の地。ねぇ。今年からは、なんと、今世界が注目している。そう、あの、ウラジオストックで…違いますか。あぁ、・・・中国! そう、中国といえば先日イギリスから返還されたばかりの決勝の地、香港に決定ーーーっ!!」「ワーーッ!!」
「みんな、香港行きたいかぁーーーっ!」「オーーッ!!」
「おいしい中華料理食べたいかぁーーーっ!」「オーーッ!!」
「そうよ僕と一緒に決勝地で優勝した方には、素晴らしいマンゴープリンをごちそういたします。」「ワーーーッ!!」
「あのねぇ、九龍サイドじゃなくて香港サイドにねぇ、『ワンハーバーロード』って言うねぇ、浅野ゆう子さんもおすすめのマンゴープリンのおいしい所があるんだぁ。」「ォオーーーッ」
「みんな、マンゴープリン食べたいかぁーーーっ!」「オーーッ!」 「マンゴーは好きかぁーーーっ!」「オーーッ!」 そして中部に続いての「マンゴー」三唱のあと、しばらく会場から笑いがこぼれる。
「ちょっとつい必要以上に力が入ってしまいました。さぁじゃぁマンゴープリン目指してそろそろ戦いを始めたいと思います。さて、…そうそうそう。変わったのは決勝の地だけじゃないんだ。話を進めないとねぇ。この余りの日差しの強さに僕まで頭が悪くなってきましたけども(笑)、もっと決定的に変わった事があります。」 ここでYES−NOクイズが5問限定である事を話す。会場から「アキラー! アキラー!」という黄色い声援が飛び、福澤アナはすかさず「あなたの朗です。あなたの倍生きてまーーす!!」と振る。これを聞いた私はネプチューンを思い出した。更にペーパークイズ廃止を発表すると高校生達はそれまで以上に盛り上がった。
「つまり、ちょっとばっかしここが弱くてもいいんです!」
「バカでもいいんだーーーっ!」「オーーーッ!!」(×3)
「バカ、バンザーーーイ!」「バンザーイ!!」
「バンザーーーイ!」「バンザーイ!!」(×2)
「その調子です。いいですねぇ。みんないっぱいねぇ、“脳内バカ麻薬”をいっぱい撒き散らしといてね。いいですか。」 この後、運大王・抽選会・コンサートがある事を伝える。
「これだけやって、銭は取りません。素晴らしいですねぇ。タダで皆さんに楽しんで頂こうという’97日テレちゃんクイズフェスティバルでございますよ。最後まで楽しんでって頂きたいと思います。さぁ、そろそろみんなのバカ魂も、限界が近づいてきたと思います。早い所問題を出して、先に進みましょう。」
★中国大会スタート★
「ではまいりましょう。問題。…おもしろいか? (笑いがこぼれる) 『問題』だけでいいか? そうですかぁ。…まいりましょう。問題。」
高校生クイズ決勝の地、香港。1997年7月1日に、香港が中国に返還されましたが、この運命の日を決めた調印式も、7月1日だった。
「(問題文をもう一回読み上げて)YESかNOかと言う…『調印式って何?』だとぉーーーっ! つまり返還する事を取り決めした、ハンコをペッタンペッタンをする、昔の調印式って事ね。ではまいりましょう。YESかNOか、ヨーイ、スタート!」
香港はアヘン戦争を経て99年の貸借期間があったから単純にイギリス領となった日ではないかと思い、私はNOと判断した。 「あと5秒。4、3、2、1、タイムアップ!」
「さあ、圧倒的にNOのエリアが多いようでございますけどもねぇ。それはねぇ素敵な結末を迎えるんじゃないかなというそんな予感がいたしますけども。では、諸君の自信の程を確かめてみたいと思います。」
「YES、自信はあるかぁーーーっ!」「オーーーッ!」
「人数は少ないが、YESと言えるかぁーーーっ!」「オーーーッ!」
「本当に、YESと言えるかぁーーーっ!」「オーーーッ!」
「何がなんでも、第一問、突破するぞーーーっ!」「オーーーッ!」
「一人一人のエネルギーはいいですねぇ、さぁかたや圧倒的大多数を占めるNOのみんな、自信はあるかぁーーーっ!」「オーーーッ!」
「何がなんでも、マンゴープリン食べるぞーーーっ!」「オーーーッ!」
「さ、1問目の答えはですね、諸君の前方に高くそびえます、このYES・NOそれぞれのタワーから出されます。もし、この問題に対する答えがYESであれば、このYESから青い色テープが。そしてもし答えがNOであればNOタワーから赤い紙テープが、この真っ青な空に放たれます。人呼んでカラーシューターシステム。YESは元気がいいですねぇー。YESぅ、NOぉ、どうしようかなぁ。でも答えはもう変えらんないからなぁー。」
そう話した頃、会場からは自然とYES−NOコールが湧き起こっていた。
「さぁ、どうしたどうしたどうしたどうした。いくぞっ! 正解は… 正解は… これだっ!」
プシュン 「ワーーーーーーッ!!」
「赤い紙テープが宙を舞いました。よって正解はNOでーーーす。NOのみんなおめでとう! ファイヤーーー!!」
2問目 JRの寝台列車。12歳未満であれば、親と添い寝をすれば、寝台券は1枚でよい。
自分としてはよりによっての寝台車に関する問題。これは外せない…。だが、何も思いつく事が無く、何となくNOだと思った。そしてタイムアップ。
「さぁ今度は…6・4だね。6・4でYESのエリアがちょっとばっかし多いという状況にございましたよ。…さぁ、あっごめんなさい。6・4でNOのエリアが多いんだな。」 と、先週板谷アナがやった同じミスを(しかも2問目という同じ場面で)今度は福澤アナがやってしまう。
「じゃあその人数の多いNOのみんな、自信はあるかぁーーっ!」「オーーーッ!」
「この問題も、NOと言えるかぁーーっ!」「オーーーッ!」
「その握り拳に、偽りはないかーーーっ!」「オーーーッ!」
「オッケー! ハイちょっと人数の少ないYES、自信はあるかぁーーーっ!」「オーーーッ!」
「絶対に、YESと言えるかぁーーっ!」「オーーーッ!」
「いい眺めだなぁ(笑)。いやぁずいぶんとまぁみんな暑い中頑張るんだねぇ。最近の高校生は。さて、この問題に対する答えも、先程と同じ方法です。」
「それでは、いざ起こせ! YES−NOコール、カモーーン!!」
「YES! YES!」 「NO! NO!」
「いくぞっ! 正解は… 正解は… これだっ!」 プシュン! 「ワーーーーーーッ!!」
「YESのみんなに、ゲッチューーー!! なぁ、クイズは多数決じゃないんだぜ。」
間違えてしまった。寝台車に乗ってここに来た自分としては妙に悔しかった。でも後で分かった事だけど、これってJRの時刻表にもちゃんと書いてあるんだよなぁ。
3問目 童謡『おもちゃのチャチャチャ』。正確に5番までフルコーラス歌いますと「チャ」と100回以上歌う。
移動時間中、福澤アナはBGMに合わせてその歌を歌い出す。さらに「おもちゃのチャチャチャ おも…お、お、お、おもちゃのチャチャチャ… 今針が飛んだの。面白い? 3人の為だけのギャグだからね。」というネタまで振り出す。そしてタイムアップ。
「はい、えー、次の正解発表、かなり危なっかしい正解発表の方法をいたしますので、YES−NOタワーそれぞれから離れて下さい。…いいですか、何があっても無礼講です。火傷して、髪の毛がチリチリにソバージュになってしまっても、当方では一切責任を負いかねます。」 そして1番を歌った後、YES−NOコールが湧き起こる。
「いくぞっ! おもちゃのチャチャチャ 正解は… 正解は… これだっ!」 ボンッ! (NOサイドから爆炎が起こる) 「ワーーーーーーッ!!」 「さぁみんな寄っといでーーっ! もう熱くないぞーっ! 熱いのはおじさんだけだったよーーっ。」
「さて、5番までフルコーラスで歌いますと、全部で『チャ』は95回です。100回以上はなりません。(2番の歌詞を読み上げる)…なんですよ。しかしこの後間奏が入って、3番と5番はですね、冒頭のあのサビの部分(中略)のリピートが3番と5番に限っては無いんです。これ。よって95回なんですねぇ。」
ここで各県ののぼりが現れて県別別れクイズとなる。
4問目 日本初のテレビコマーシャルは、時報を知らせる時計会社のものであった。
正解発表はカラーシューターで正解はYES。これはクイズによく出る定番問題。
5問目 「鶴は千年、亀は万年」と言いますが、「ツルカメ」と言うめでたい亀もいる。
福澤アナはBGMに合わせて「鶴は千年 亀は万年 鶴は千年 亀は万年 ウフ ウフフ ウフフ ゲッチューゲッチュー ダブルゲッチュー!」と歌っている。そしてタイムアップ。YESとNOの比率は半々のようだ。正解発表はカラーシューターで正解はNO。かくしてYES−NOクイズは終わった。
★2回戦の謎、完全解明★
ここで福澤アナが準決勝へ進めるのは各県4チームである事を告げた後、勝ち抜けたチーム数を県ごとに発表する。広島が6、鳥取が4、山口が2、そして島根は全滅。まず鳥取の4チームと山口の2チームはそのまま準決勝進出。数がオーバーしている広島は2回戦へ。逆に席に空きのある島根と山口は敗者復活クイズが行われる。題して「敗者復活アジャストクイズ」。 《ルール》
・まず、各県空きのチーム数(今回なら島根が4、山口が2)を抽選で選ぶ。
・選ばれたチームは1チームずつステージに上がり、自分が答える問題の番号を選ぶ。
・その番号に対応した問題を福澤アナが読み上げるのでそれに正解すれば準決勝進出。
・不正解ならそのチームは失格で、福澤アナがまた新たに1チーム抽選し直す。
まずクイズに挑戦するチームを県別に選ぶ。そしてこれで前回中部で疑問に思った、何故敗者を県別に分けたのかが分かった。抽選で選ぶチームがどこにいるかを分かりやすくさせ、運営をスムーズに進める為と。前回の中部では全ての県で5チーム以上残ってこのクイズが無かったのでその意味が無かった訳だ。だが選ばれたチームが呼ばれても現れないケースが続出する。隣の遊園地へ行ってしまったからであろう。ちょうど関東の参加者が西武園ゆうえんちへ無料で入れるのと同じである。手間取りながらも抽選が終わる。
福澤「ハイでは、最初のチーム、オン・ザ・ステージ。では問題番号を選んで頂きましょう。(問題番号表を持った女性アシスタントを見て)あ、去年ピーターパンをやってくれたお嬢さんじゃないですか。お久しぶりです。その後異性交友関係はいかがですか? 上手くいってる? …何よりです。ハイ、学校名を大きな声で」
「山口県立宇部商業高等学校!」
「…と言う学校です。さぁでは問題番号を選んで下さい。」 「9番」
「9番…苦しむの9」 と言ってウケを取る。
「問題。切り花を長持ちさせる為に、焼いたり切ったりして水の吸収を良くする事を何と言う?」
結局宇部商業はこの問題に答えられず(正解は「水揚」)。「残念でした。山口県、もう1チーム選びまーす。」 山口県の敗者達は大喜び。だがこの後2問連続で正解が出てあっけなく山口県の敗者復活は終了。続く島根はなかなか正解が出ず難儀したが、何とか10問で終わった。
そして2回戦を行なう広島は前回同様「チキンレース近似値クイズ」。だが出題の仕方が前回と少し異なっていた。
「まず50メートル前進して下さい」
目分量で進んでいく者もいれば、自分の50メートル走のタイムを知っていてその時間分全力疾走する者などその詮索方法は様々。そして
「次に厳島神社の大鳥居の横幅を引いて下さい。」
「そして官製葉書、縦に100枚つなげた長さを足して下さい。」
といった感じの出題だった。各チームリーダーが自分の解答地点に靴を置いていよいよ正解発表。前回同様正解を指し示すプレートを持って前進していく方式。どんどん進んで行くにつれ、どこで止まるか!? オーバーするチームが出るか!? と、見ていて緊張したが、結局正解地点をオーバーしたチームはなく、単純に前に出た順から4チームが準決勝進出となった。
★手抜きな(?)準決勝★
2回戦が終わるとこのグラウンドから離れ、準決勝の会場へ向かう…前に番組が設置したドリンク売場でジュースを買う。出来ればここの世話にはなりたくなかったのだが、周囲の自販機で売っている物の値段が高めだったので仕方なく…。閑話休題。今度は遊園地の中だから入場料を出さなきゃならないかと思いつつ歩いていたら細い路地があったのでそれに入っていったらすんなりと遊園地の中へ入れてしまった。今度の会場はプール系のアトラクションなのだがそこにはウォータースライダーもあったりとなかなかよさげな設備(としまえん程でもないが)。しかも非常に暑いので「うおぉー 泳ぎてぇ」という衝動にかられたりもした。さてこのプールのメインでもあるクイズ会場「ウォーターバレー」は円形のプールの中央に半球状のドームが浮かんでいて、その頂上に設置された筒からは噴水が滴り落ちるという見ただけでも涼しい気分になれるもの。私は木陰で涼しく、見やすい場所を確保する事が出来、そこに座り込む事にする。しばらくして高校生がやってきた。ゼッケンの学校名を見てみると「高校生クイズ三大名門」の一つ、鳥取の米子東高校が1チーム残っている。そして本番がスタートした。
福澤「えー、多分私が思うに、全国を10のブロックに分けて行います地方大会で、ま、いろんなクイズ形式があるんですが、これから行われますクイズは一番ハードだと思います。期待してて下さい。人呼んで、中国大会準決勝『玉入れ&満場一致クイズ』です。」 《ルール》
・各県1チームずつがグループを組み、そのうち2グループで対抗戦を行う。
・対抗戦は各人がプール上に浮かんだボールを持って(ボールは2つ以上同時に持ってはならない)、前述のドームの頂上に置かれた透明な筒に入れていく(一度手を離して筒の中に入らなかったボールは続けて使ってはダメ。またプールに降りて別のボールを取って来なければならない)。
・筒の中にボール10個を先に入れたグループに解答権が与えられる。
・解答者席に移ったチームに「満場一致クイズ」が出題され、フリップに書いた答えが全チーム一致して正解ならば勝ち抜け。相手グループは敗退となる。でなければまた対抗戦へ。
・これを2つのブロックに分けて行う(ここからはトーナメント方式を言えよう)。
私が思うに、このプールを使ってクイズをやりたいから会場をみろくの里にしたんじゃないか?
まずは最初の対戦から。福澤アナの合図と共に各人一斉にドーム頂上目指して駆け登って行く。これは見ていてなかなか楽しめた。絵的にも良かったのではないか。そして解答権を取ったグループがそれぞれの解答席につく。米子東もいる。問題は4つのジャンルから選び出すようになっている。選んだジャンルは「動物」。
問題:「ポッポッポ ハトポッポ 豆が欲しいかそらやるぞ」この歌のタイトルは?
私は「鳩ポッポ」だと思った。そして高校生が書いた答えも全チーム「鳩ポッポ」。満場一致すると前方のパトランプが点灯する。福澤「一致しました。全チーム『鳩ポッポ』で一致しました。では! 見てみましょう。判定は!」
ブーー
しまった。やられた。この手のクイズをやる時に求められる展開。つまり満場一致させ「決まったか!?」と思わせといて実は不正解だったという演出にまんまとハメられた(正解は『鳩』)。続く2回目。また同じグループが解答権を取った。
問題:水、アンモニア、二酸化炭素。水素を含まないのはどれ?
さっきとは打って変わって異常に簡単な問題である。当然「二酸化炭素」を満場一致・正解させ、米子東をはじめ4チームが勝ち抜けを決めた。続く2組目の対戦。対抗戦を経て問題が出る。
問題:SMAPのメンバーの中で、生年月日が最も早いのは誰?
この問題は割と簡単だと思ったが、今度は1問目と同様に求められる、書いた答えがバラける展開となった(正解は中居正広)。対抗戦に戻るが、またさっきと同じグループが解答権を取った。
問題:アニメのサザエさん一家で、最も身長が高いのは誰? これも2問目ほど簡単ではないがちょっと(男性は女性より高め。子供と老人は低めという基本的な構図を)考えればわかる問題。思った通り「(フグ田)マス夫」を満場一致・正解させた。結局敗れた2グループには一度も解答権が与えられなかった。この準決勝、出された問題のパターンから考えて、撮るもの撮ったらさっさと終わらせようというのが垣間見えて何か嫌な感じがした。 ★ミス!? 中国大会決定!★
準決勝が終わり最初の会場に戻ると「ミス中国大会コンテスト」をやっていて、既に5チームがノミネートされている。その中でも特に目立つのはバニーガールの格好をしているチーム。だが様子が変だ。よく見たらそのうちの1人は男(!)である。審査員はコンサートで歌った佳苗と谷口崇の両名だったが結局(やはり)前述のチームが選ばれた。
早速藤村アナがその「バニーボーイ」にインタビュー。それによると彼は今回この服装をすると言ったら彼女にフラれたらしく、「帰ってきてくれーーっ!」と叫んで場内の笑い(憐れみ?)を誘った。
★ハイレベル!? ローレベル!? 大白熱!? の決勝戦★
そして決勝の収録が始まり、今大会のファイナリスト達が『ハリウッド』のBGMと藤村アナの紹介と共に場内中央の通路から1チームずつステージへ上がっていった。勝ち残ったのは以下の8チーム。
広島県 私立尾道高校 vs 私立瀬戸内高校
鳥取県 県立米子東高校 vs 県立鳥取西高校
島根県 私立江の川高校 vs 県立益田産業高校
山口県 県立防府高校 vs 私立香川学園高校
福澤アナが現れて「ただいまより、中国大会の決勝を執り行いたいと存じます。799チーム、2397チーム(おい、最初の発表と数字が違うぞ。どうなってんだ!?)に集まって貰いました。第1問、あの香港に関する問題でございましたねぇ。いよいよ登り詰めてファイナル、決勝戦を迎えました。この大観衆に見守られての決勝は、人呼んで『早押し&責任制YES−NOクイズ』。」 この後ルール説明と注意事項を述べる。《ルール》
・各チームのうち二人が早押しクイズを行い、2ポイント獲得で残りの一人が通過を懸けてのYES−NOクイズに挑戦する。つまり完全分担制。
・正解なら全国大会進出。不正解なら1ポイントに戻って早押しへ。
・早押しでのお手つき、誤答は1回休み。
決勝が始まり、正解と誤答が繰り返されるような展開だが、7問目で米子東が2ポイントゲットする。
「では責任制YES−NOクイズ、岡田くん前へ。…岡田くん、目をつむって下さい。そして米子東の後ろの二人も声を出すことは出来ません。いいですね。」
問題:ヘビに、尻尾は無い。
「さあ、決断の時です。一歩前へ!」 岡田くんはYESのボックスを選択した。 「いきますよ。米子東・岡田くん、スイッチ・オン!」 YESのボックスに備え付けられているボタンを押す。 プシューー ブーー 白いCO2の噴煙と不正解のブザーが鳴り響いた。米子東は続く8問目も正解したが岡田くんはまた誤答。10問目で防府が2ポイント取り、続くYES−NOクイズも正解して最初の勝ち抜けを決めた。米子東は11・12問目も正解するが依然そのチャンスをモノに出来ない。そしてついに13問目で鳥取西が2ポイント目を取りピンチに陥ってしまう。これで鳥取西が勝てば第8回以来(の全国大会)か…。だが鳥取西がYES−NOクイズを間違えて難を逃れる。続く14問目は米子東がゲット。このあたりから会場から手拍子が起こり出す。
福澤「さあ、会場の空気が一つになりました。岡田くん、好感度バツグンだぞ(笑)。」 だがここでも間違えてしまった。17問目も正解して
福澤「岡田くんは何回目かなぁ。…5回目かぁ。はい。」
実際は6回目なのだがスタッフ側もパニくって回数を把握出来ていないようだった。この余りのふがいなさに私も見ていてイライラしてきた。 問題:今年(1997年)の台風1号は、4月に発生した。 岡田くんはNOのスイッチを押したがCO2の煙を浴びた。会場から「かわいそう」「64分の1だ」といった声が聞こえてくる。果たして岡田くんはこの泥沼から抜けられるのだろうか…。 18問目:今年、プロの格闘家に転向した、柔道/の… ポーン 「米子東」 「小川直也」 ピンポンピンポン 米子東の通過クイズはこれで実に7回目になる。そして
問題:車の「ハイヤー」は、日本語の「はやいー」をもじって名付けられた。
「…NOに進みました。では押して頂きましょう。岡田くん、スイッチ・オン!」
ピンポンピンポン 「決まったーーーっ!! ついに、米子東高校、東京進出を決めました。」
会場からも拍手が沸き起こり、長い鳥取対決は幕を下ろした。これで米子東は10回目という、現時点で東大寺学園を抜いて全国大会最多出場記録を更新した。それにしても早押しでは18問中実に9回解答権を取り、うち8問正解という独壇場状態。これは米子東が強いのか、他が弱いのか…。ともかくクイズの方は鳥取県がいなくなってようやくまともになりそうである。
残っている4チームのうち、ポイントを持っているのは益田産業のみ。ここで19・20問目を尾道が連取し、広島最初の通過クイズである。
問題:タクシーがバックすると、その間の料金は加算されない。
これはいくらか前『めざましテレビ』の「めざまし調査隊」でやってたネタだ。尾道のYES−NO担当の丸谷さんはYESのボタンを押してあえなく不正解。今度は23・24問目を江の川が連取し、通過YES−NOも一発でクリアした。残るは広島県のみ。だがここから突然キャンセルが連発して一向にクイズが進まない。それどころか尾道の丸谷さん、岡田くんの呪いにかかったのか、通過クイズをことごとく失敗していく。私は余りの暑さも手伝って「早く終わってくれぇ」と思った。ついには6回目の通過チャレンジとなる。 福澤「じゃあ大きな声で『丸ちゃん、ファイトーッ!』といこう。さん、ハイ。」 「丸ちゃん、ファイトーッ!」 問題:日本にある98の国立大学名には、全てに地名が入っている。
「決断、一歩、前へ! …YESに進みました。では丸ちゃん、6回目のチャレンジ。スイッチ・オン!」 ブーー 米子東に並んで6回失敗。 問題:将棋の駒で、裏に何も書かれていないのは、金将ともう一つ何?
ポーン 「尾道!」 だがここで「ピッピッ!」と笛の音が鳴る。 福澤「聞こえたね答えがね。今キャンセルだ。今後ろの方で答えが聞こえたんだけれども。今明らかに僕の耳に、答えが聞こえましたからねぇ。ちなみに尾道何だと思う?」 「王将」 「正解」 昨年の関東の悪夢を思い出す。だが早押しは終始尾道ペースで進み、7回目の通過クイズにチャレンジする。
問題:天気図には「不明」という記号もある。
これはウルトラクイズで出た過去問。尾道はYESを選んだ。そして7回目の挑戦にして正解して最後の勝ち抜けを決め、長い長い決勝戦に終わりを告げた。それにしてもこの決勝、YES−NOクイズは全部で20問出題され、高校生の成績は4勝16敗。いかにとんでもない数字かがお分かり頂けるだろう。ちなみに私は17勝3敗だった。
★戦い終わって… そして運大王★
そして表彰式と勝者インタビュー。その俎上にのせられたのは米子東の岡田くんと尾道の丸谷さん。福澤アナに「ああゆう事されると困るんだよ…」と手痛いツッコミに見舞われる(問題の無駄遣いをされるとスタッフは機嫌を悪くし、更には問題を作っている制作会社からも文句を言われるらしいし)。また、今回勝った米子東のチームは2年前の鳥取の決勝で、同じ米子東のスーパー八木橋に負けた事を話していた。スーパー八木橋をめぐるドラマはまだ終わっていなかったという事に全国大会がより一層楽しみになってきた。毎度恒例の「1・2・3 ファイヤーーー!!」で表彰式を終えた。
そしていよいよ敗者にはお待ちかねの運大王決定戦である。今回のルールは用意された3つの箱にそれぞれ赤・緑のボールが1個ずつ入っていて、予備抽選で選ばれたチームのメンバー3人がそれぞれの箱に手を入れる。3人とも赤のボールを引き当てたら運大王となる。ただし、1つ目と2つ目の箱は前面が透明になっていて、その他の観客が箱の中に入れた手を誘導して盛り上がるという寸法だ。予備抽選で選ばれるのは4チーム。
抽選が始まる。敗者復活同様選ばれたチームがなかなか現れず、何度も抽選をやり直す。この模様を見ていて使っているボールは準決勝で使ったものを流用したのではないのかと思っていたが、案の定だった(福澤アナがそうゆうトークをしていた)。決定戦では赤のボールがそこそこ引かれたが、結局は緑のボールを引いてしまい、4チーム全て終了した。これで終わりかと思いきや、会場から「もう1回」コールが飛び、特別に続行する事になった。どうせこのまま終わりだろうと思っていたのと暑さで意識が朦朧としていたせいでそのあたりのやり取りは完全に見逃してしまった(後で某HPを見て、非常に悔しかった。なぜって、福澤アナの下ネタ語録を作ろうと思っていたから)。スタッフから「東京で仕事があるので本当にこれが最後です。」と声がかかる。だが5チーム目も失敗してしまい、この中国ブロックからの運大王はなしとなった。結局福澤アナからは何故ここを会場にした訳をきちんと話してくれなかった(この辺の事はちゃんと記録していなかったので力の無い内容になってしまい申し訳無い)。
★エピローグ★
午後4時ごろ、中国大会が終わり、抽選会をそこそこに「ある事」を実行しようとするが失敗に終わる。グラウンドを歩き回っていたらその端っこでカメラクルーが例のバニーガール&ボーイのチームを撮っている。収録の内容はちゃんと見なかったが、おそらく昨年の事前番組でやった「私たちが中国大会の代表チームを紹介します」というのを撮っているのだろうとこの時は思った(実際には違ったが)。
その後は疲れを少しでも癒すために近くのボウリング場に入り、その場にいる人達のプレイを見つつ体力の回復を図る。そしてバスで福山駅に戻るが時計を見るとまだ6時。ガーン! これなら今日中に新幹線で帰れた! それから列車の時間まではマックで夕食をとり、近くに見かけたパソコンショップでそこそこの時間潰しが出来たが7時半で閉店。あとは駅前のゲーセンで麻雀ゲームを1回やったりコンビニで立ち読みしたりしてひたすら時間を潰す。9時20分ごろには帰る為の全ての準備を済ませてホームで待ち、9時32分、行きと同じ「あさかぜ」に乗って福山を後にした。
翌朝7時、横浜駅に到着。キヨスクを見てみると、昨日の都議会選で共産党が第二党になった事が報じられており、1日半ほどメディアに接していなかった私は何となく浦島太郎状態な気分になった。そんな事を思いながら、家へは帰らず相鉄線に乗り換えて直接職場へ向かっていった。
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