− 第17回関東大会 −


★プロローグ★
 7月9日、読売新聞の夕刊(東京本社)に高校生クイズ沖縄大会の模様が掲載された。その見出しは「知識よりツキ!」。そこにはYES−NOクイズ全てとチキンレース近似値クイズの問題と正解、近似値では全チームが正解地点をオーバーして失格となり(「正解地点をオーバーしなかったチームが少ない場合はオーバーしたチームの中から正解地点に近いチームが勝ち抜け」というルールはこの失敗を踏まえて次の中部大会から取り入れられたもの)、全参加者を対象に敗者復活アジャストクイズをやった事、更には代表と運大王の学校名までかなり詳細に掲載されていて、まだ放送まで2ヶ月以上あるのにそこまで書いていいのだろうかと思った。そして今回の企画変更の理由を中村元気プロデューサーは「回を重ねるごとに一部の進学校が常連化して人間ドラマが薄れたから」と述べている。だが進学校ばかりが勝ち残るのは今に始まった事ではないし、むしろこの手の番組の宿命だと思う。それに進学校が勝ち残るから人間ドラマが薄れるとは私は思わない。現に米子東のスーパー八木橋や(あれは鳥取県だから出来た芸当だと言うのは置いといて)、16回決勝の西条とラ・サールの攻防などは立派に「ドラマ」が成立していたのではなかろうか。要は出場者個人のキャラクターや展開の巡り合わせの問題なのだろうが(私の感覚ではむしろ東大寺学園とかラ・サールとかが勝ち残ってくれた方が面白いと思うのだが、一般の人はどう思うだろうか)、昨年の事前番組の作りや各雑誌でのコメントを見ても今のスタッフが高校生クイズ(というか高校生そのもの)に何を求めているのかは明らかである。でもそうゆう人には何を言っても無駄なのかも知れない。

 そして関東大会当日の7月20日。朝6時に起き、7時に家を出るつもりだったが直前の準備やNIFTYへのアクセスチェックに手間取り結局家を出たのは7時半。これでは第1問の発表には間に合いそうもない。池袋駅まで行くと直通切符を求める高校生の列が長蛇のごとくズラリ。私が西武球場へ行くのは今回で3回目だが、こんな列を見るのは初めての事で「こりゃ1万チームは来るな」と思った。そんな訳で自分としては予想外のタイムロスとなってしまう。西武鉄道の電車の中で予選通知葉書を見ている高校生が私の隣にいたので横から覗いてみる。それには受付時間が10時から11時までと書かれている。今回はやたら早い(いつもは12時か午後1時ごろまで受付をやっている)。会場に着いたのは10時20分頃。だが地元だけあって交通費は格安である。中部では往復1万7000円ほど、中国では4万円はかかったのに関東だと2000円かからない。早速辺りを見渡すと既に1・2問目が各所にて掲示されていた。

★3万人が揺れる関東大会★

第1問
1997! 香港返還の象徴のひとつ“北京発九龍行き”夢の直行便・一番列車には、その日を誰よりも待ち望んでいた中国の最高実力者 故・ケ小平氏の写真が飾られていた。

第2問
新たなる歴史の目撃者・香港の高校生1000人に「今、一番行ってみたい国」を聞きました。結果、最も多かったのは祖国・中国であった。


 毎度の通り問題の全文をメモる。“北京発九龍行き”夢の直行便・一番列車…そんなものがあった事も知らなかったので思い浮かぶものが無い。とにもかくにも直感で自分の答えを決めてしまう。それは「YES−NO」。1問目は何となく。2問目はいくらか前に『ニュースステーション』でも全く同じアンケートを行なっていて、1位は確か日本かアメリカのどっちがで中国は3位くらいだったような記憶があった。この後はまだしばらく時間があるのでとりあえず周辺をうろつく。すると球場前広場の端っこで第16回ウルトラクイズでもやってた「九官鳥のQちゃん」をやっている。その隣では「香港名物 YES−NOフォーチュンクッキー」なるネタも。

「九ちゃん」の立て看板 「九ちゃん」に答えを尋ねる高校生

高校生の動きを見ていると、圧倒的に「YES−NO」コースを選ぶ人が多い。ここ数年、第1問の正解は人数の多い方が正解となっているのでそれにつられて選ぶ人も多いようだ。その後は近くのコンビニで食糧を買って、昼食を摂りながら開会を待つ。この時もまだまだ「YES−NO」コースの行列が捌ききれていない。最後尾は一般道路の所まで伸びている。

 開会が近いようなので入口ゲート前まで近づく。周囲には(例年どおり)明らかに私と同じ目的の者が何人かいる。中には前回石川県代表になった金沢大附属の人もいた(ご丁寧にネームプレートまでつけていた)。いつものように球場の隙間からグラウンドの様子を見る。するとステージ上では何か3人組の外国人女性グループが何やら歌ったあと(このくだりは翌日のスポーツ新聞で取り上げられ、それによると歌っていた3人組はワイルド・オーキッド。全然知らん)、いよいよ福澤アナの登場である。他の地区ではステージの裏の階段から駆け上がって登場するが、関東だけは特別に作られたセットの中からCo2の白い煙と共にせり上がる格好で登場する。福澤アナがいつものシャウトをしたり、日本テレビのお偉いさんが開会宣言をしたり、ライオンのマーケティング本部長(以前は専務レベルの人がやっていた)による「応援の言葉」をしたり、参加者数を1問目のYES・NOそれぞれのチーム数で発表をしたりするのだが、どうゆう順序で行なったか記憶に無い(メモもテープもとらなかったし)。ちなみにYESへは7738チーム、NOへは3316チームで(昔は4つのコース別に発表していたのだが。それと今回は県別の参加者数の発表が無かった)、合計11054チームで、実に3年ぶりに1万チームの大台に回復した。正解発表に移り、場内からYES−NOコールが湧き起こる。
「YES! YES!」 「NO! NO!」
「いくぞっ! 正解は…正解は…正解は…これだーーーーーーーーーっ!!」



NO


従って、人数の少ない方が正解。関東の1問目でこのパターンになったのは12回以来…という周囲の会話があった。これで私は関東の第1問は2年連続不正解という憂き目に(泣)。続く2問目の正解発表も行なわれ、こっちの正解はNOで今度はほとんどの高校生が正解したようだ。そしてしばらくすると声をかけられた。声をかけたのは明治大学クイズイージオスの松本裕輔くん。ちょうど1年前、自ら主催したイベント「第2回クイズコンベンション」のカタログで高校生クイズの特集を組み、その中で「関東クイズ連合に訊く」というインタビュー記事を載せたのだが、当時都立西高校の3年で、同じく当時早稲田高校の待木祐紀くんと共にそのインタビューをした相手であったので面識はあった。自分が1問目を間違えた事を話すと「こんなのもしYESだったら絶対マスコミが流してますよ」と諭される。彼にはあらかじめ持ってきていたその記事を載せた「第2回クイズコンベンションカタログ」を渡し(そんなの本が出来上がったらすぐ郵送で渡せよ)、少し話をして別れる。3塁側の出口には勝者が列を作ってグラウンドへ向かっているので私はそれに逆行するような形で球場内に入り込む。そういえば3塁側で見るのは初めてだ。

3問目。まだまだ勝ち残りは多い

1・2問目の勝者をグラウンドに入れ終えた。今年YES−NOクイズは5問限定なのであと3問か…とか思っていたら「あと5問しかやりません」という宣言がなされた。計7問…まぁ関東だったらそんなものか。それと福澤アナは高校生に、撮った自分の写真は日本テレビアナウンス部へ送ってくれよと言って「でも金属物は送らないように」というタイムリー(お約束)なネタを放っている。そして3問目が出される。「問題」という福澤アナのコールに続いて「ジャン!」というアタック音が流された(これが予選会場で流れたのは私が知る限り関東だけ)。

1円玉は、年号の数字によって、毎年微妙に重さが違う。


 「毎年微妙に」というのはそれこそアルミの原子数単位で…、でも使っていくにつれて傷が付いたり磨り減ったりしたら…、いずれにしても「年号の数字によって」重さが違うとは考えづらく、NOだと思った。そして正解はNO(解説:1gのアルミを一発プレスする為、年号が違っても重さは同じ)。そして問題は進み、高校生たちも徐々に落ちて行く。それにしても石橋高校クイズ研ののぼりは目立つ。

第6問
ミミズにも、脳がある。


 これはいかにも脳がありそうだが実は無い…という至ってクイズ的な問題だと思った。高校生たちもそう思ったか、NOの方が多い。だが正解はYESであった。そしてこの問題で山梨県のチームは全滅した。7問目を経てYES−NOクイズが終了し、決勝へ進めるのは各都県5チームである事が告げられる。勝ち残りチーム数は山梨が0、栃木が2、群馬が1、千葉が5、そして東京・神奈川・埼玉・茨城が6チーム以上。まず千葉県はそのまま決勝進出が確定。そしてこの段階でなんと『TVおじゃマンモス』のチームが3チームも残るという、新記録を達成した。

 まず東京・神奈川・埼玉・茨城を対象にした2回戦「7問先取・三択前進クイズ」は始まる。最初の3問は簡単だったが、その後は自分が知らない問題が続出して全然当たらない。クイズの途中から私が見ていた席に割と近い所から、トランペットと大太鼓を持って来たチームが高校野球の応援さながらの演奏をして、場内はだいぶ盛り上がり出した。6問出た段階で6ポイント取ったチームが3チームいて、そのうち2チームがパーフェクトで決勝進出を決める。そして7P到達チームが続々と現れ、神奈川が9問で残り座席をオーバーし、サドンデスにもつれ込む。この場合は一旦クイズを中断する。そして東京が10問目で、茨城も14問目でサドンデスへもつれ込んだ。埼玉は13問目で丁度5チームが埋まった。15問目からはサドンデスに入る。
 「茨城県は、残り座席1をかけて2チームが争います。神奈川県は残り座席2つをかけて4チームが争います。そして東京は、残り座席1をかけて、こちらも4チームが争います。」
 さっきまでは分からない問題が続いたが今度はだいぶ易しくなった。だが17問目

問題:「さじを投げる」語源となった職業は?

1:僧侶    2:大工    3:医者

「せーのっ、ホールドアップ!!」 だが番号札を上げないチームがいる。そして「ピッピッ!!」の笛の音が鳴り、
福澤「キャンセル。やり直し。(中略)…正解したチームは、運が無かったと思って諦めて下さい。」
それでもこのクイズは全19問で何とか終わった。『TVおじゃマンモス』のチームも3チーム全てが決勝に駒を進めた。これは期待が持てるか!? 次に山梨・栃木・群馬を対象に敗者復活アジャストクイズを行う。関東の場合、会場が広く、抽選されたチームがグラウンドに現れるまでに時間がかかるので一気に各県10チームを抽選した。従ってグラウンドに来ても順番が回らない可能性もある。だが抽選されたチームがなかなか現れない。栃木県なんかは4チームくらいしか来なかったし。やはり運大王があるといっても敗者が帰ってしまうのは避けられないか。で、クイズの方は問題がかなり易しめで、誤答もそれほど多くなく、割とあっさりと終わった。

★超エキサイティング? コンサート★
 さて2回戦が終わった後はコンサートである。その司会を担当するのは女子学院・早稲田大学を経て今年日本テレビに入社した馬場アナ。福澤アナとのやりとりでは、福留時代の高校生クイズに参加したという話が出たりもした。2人のやり取りを見たあと私はジュースを買おうと一旦球場の外へ出るが、物凄い人だかりだったので断念。すぐに球場に戻ってコンサートを見る事にする。見る機会があるのはどうせ関東だけだし一度くらいは見ておこうと思った。まずは谷口崇からで、1曲目はデビュー曲の『ザ・ルネサンス・マン』を熱唱。全部で3曲ほど歌ったあと佳苗の出番となる。歌う前のMCでは自分の妹が近畿大会に出るといった事を話していた。コンサート中、周囲の高校生の様子を見ていると、ほとんど皆グッタリしていたり友達同士で談笑していたりしてコンサートなどまるで見ていない様子。私もまともに見たという記憶が残っていない。一応手拍子をしたりして楽しんでいる高校生もいたようだがごくわずか。ところで他の地区ではどんな具合だったのだろう? 他では準決勝をやっている間にコンサートをやるのだが、関東はいつも3段階しかクイズをしない上に最後まで会場を移動しないのでクイズが進行しない。後で知ったところでは「歌はいいから早く運をやれー!」と叫んでいた人もいたらしい。佳苗もこんな状態に業を煮やしたか、歌いながら「はい手拍子ぃ!」と言ってあおるが全然盛り上がらない。当然と言えば当然だろう。それまで全然聞いた事の無い名前の人のコンサートを見ようなんていう人などどれだけいるのだろうか(私も2人とも今回の高校生クイズの事を調べていて知ったし、谷口に至ってはこの時点ではまだデビューもしていない)。おまけにこの暑さでほとんどの者はダルダルモードの真っ只中だったし。私など「これが椎名へきるとか林原めぐみ(どちらも人気声優)とかだったら…(で、それ目当ての野次馬が大挙する(笑))」と思った程だ。そんなこんなのうちにコンサートは終わった。

★新形式の決勝戦★
 ふと気がつくと、グラウンドの後ろに決勝を行うための早押し席が10台設営されていた。基本的なルールは3ポイント先取の早押しクイズ。今回は2県が同時に入り、どちらかの県で勝ち抜けが決まると空いた5つの席に新たな県のチームを差し込んでクイズを続行していく新しい方式。 白熱の決勝戦!
まずは参加者数の少ない山梨県と栃木県が入り、決勝戦が始まる。まずは正解と誤答が入り乱れ出入りの激しい展開。15問出し終えた段階で山梨は都留高校・栃木では作新学院と宇都宮中央女子高校にリーチがかかっている。そして17問目で都留高校が勝ち抜け、次に群馬県が差し込まれた。
そしたら高崎経済大付属と前橋高校が押し合って共にリーチがかかり、23問目で高崎経済が勝ち抜けた。群馬県だけ見るとわずか6問。そしてその間、残りの8チームからは1問も正解が出なかった。次に茨城県が差し込まれるも、次の24問目で作新が勝ち抜け、千葉県が差し込まれる。そしてその中には『TVおじゃマンモス』からの「刺客」若葉看護高校がいる。これで今いる10チームのポイントは0である。

 今度の対戦では市川高校の2チーム・舟橋高校・竹園高校が押し合う展開に。35問目で竹園が勝ち抜け、続く36・37問目も市川の佐久間チームが2連取して勝ち抜け、若葉看護は一言も声を聞く事無く早押しステージから姿を消した。

そして新たに埼玉県と東京都が差し込まれ、日本テレビ近くにある三輪田学園のチームと福澤アナが多少のローカルトークをしてクイズが再開。まず国際高校が先制ポイントをあげてそこそこ進み、43問目で筑波大学附属駒場高校が早くもリーチをかける。そこで

福澤「君達のその白衣にはどう言った意味があるの?」
筑駒「選びよりし…」
福澤「まぁ、スベった時はフォローしないからね(観客(笑))。」

 だがここから筑駒は解答権を取る事が出来ない。45・46問目を国際高校が連取して東京都から最初の勝ち抜けが出る。そしてその直後、三輪田学園が三連取しての大逆転勝利を果たし、筑駒はスベった。そして最後に神奈川県が差し込まれる。何故神奈川が最後かと言うと、『TVおじゃマンモス』から2チームも残っているから。それは外語短大付属高校と横浜創英短大女子高校。対する相手は清泉女学院と慶応義塾2チーム。

50問目:化粧品の日焼け止め指数。アルファベット/3文字で何と言う?
ポーン 「慶応杉浦チーム」 「…TVK」 ブーー
福澤「そりゃテレビ神奈川じゃねーかよ。」

場内大爆笑(答えはSPF)。それからはそこそこの正解と誤答が入り乱れ、58問目で越谷北が、59問目で慶応義塾杉浦チームが勝ち抜けた。神奈川はわずか10問のスピード決着。おじゃマンモスの2チームはまたも一言も声を発する事無く早押し席から消え、4年連続決勝戦で敗退という記録を更新した(でも今は『TVおじゃマンモス』が無くなり『雷波少年』になったからこのプロジェクトをもう見る事は無いのか(;_;)。『TVおじゃマンボウ』が引き継いでくれないかなぁ…)。今回の早押しを総括してみると、59問出てキャンセルが1問も無かったのが目に付く。この形式は人数が常に安定し、進行も効率的なので当分はこの形が定着する事だろう。かくして関東各都県代表が決まり、表彰式へ経て例の「アレ」である。

★3万人の運試し★
 これまでの地区大会で行われた運大王決定戦は多くとも1チームのみが、それも常に出る確率が2分の1になるようルールが設定されていたが、この関東からは運大王を必ず2チーム出し、2チーム出るまで続けると福澤アナから発表された。ここでのルールは参加ハガキの半券による予備抽選で選ばれたチームが(呼ばれて10秒たっても現れない場合はその抽選は無効となる)メインステージに設置されたテーブルに並んでいる20個のボタンの中から2つある「当たり」のボタンを押し当てるというもの。まず手始めに5チームを選び出す。抽選されても該当チームが現れない場合もある。そこで福澤アナは一旦高校生たちを静かにさせ、すぐさま場内一斉にカウントダウンをコールし始める。その場面ときたら凄いの一言。まず恐ろしいくらいに静まり返り、その刹那「10・9・8…2・1・0 ワーーーッ!!」という地響きでも起きんばかりの大シュプレヒコール。私はこれだけ盛り上がれるならこの運大王の制度はあっていいと実感した。ただ、そこで思ったのだけれども、福澤アナは高校生たちを静かにさせた後すぐにカウントダウンを始めるのではなく、静かにさせた上でもう一度予備抽選で選んだチームの登録番号を読み上げるべきではなかったろうか。カウントダウンはその後でもいいと思う。そんなこんなのうちに最初の5チームがグラウンドに降り立った。最初のチャレンジャーは埼玉県立浦和第一女子高校。福澤「えーーっ、浦和一女なのぉーーーっ!?」とリアクション。どのボタンを押すか決めていよいよ今大会最初の「あの」コール。 大ハズレ!!
「目指せ香港!」
「運・大・王!!」
「スイッチ・オン!!」

 その結果白いCO2の煙が彼女らに吹きかかった。そして何チーム目かに、どこかの原住民に全身猿タイツに全身唐草模様タイツという超ブッ飛んだコスチュームのチームが現れる。予備抽選で選ばれた時も福澤アナに「人間以外は参加出来ないんだぞーーー。」とツッこまれていた。その彼らがステージに上がり、学校名を尋ねられると「神奈川県立湘南高校!!」と返したので今度は私が「えーーっ、湘南なのぉーーーっ!?」と驚いた(湘南高校は神奈川県立一の進学校)。例によって押すボタンを決めてチャレンジするも、白いCO2の煙が彼らを飲み込む(載せた写真がそのチーム)。その後も失敗するチームが続出し、なかなか最初の運大王が決まらない。10チームチャレンジしてまだ1度も当たりが出ていなかったと思う。
運大王決定!!
 そして十何チーム目かでチャイナドレスを身にまとった文教大付属高校とフェリス女学院のコギャルが銀色のカラーシューターの祝福を受け、運大王の座を射止めたのであった(このあたりから「運大王疑惑」が持ち上がる)。時刻は5時半くらいにはなっていたのではなかろうか。
 その後はいつものように、高校生クイズグッズの抽選会が行われる。ただし、通常は該当チームが現れないと無効になってまた抽選をやり直すのだが関東ではそれをやってたらキリがないのでお構いなしに抽選だけをどんどん済ませ、球場前の広場で賞品の受け取り場所を設置して当選番号を掲示するという手法を取っていた。私も帰ろうと駅のそばに近づくと関東ローカルの事前番組の観覧者募集の看板を見つけた。それによると前回に続きまた生放送。またあのノリだったらやだなぁと思った(そしてその通りの内容だった)。それにしても喉が乾いた。そりゃそうだ。何せ球場にいた間ずっと飲まず食わずでいたのだから…。球場を後にした私は西武新宿駅で降りてしばらくその周辺を散策してから帰宅した。




高校生クイズページに戻る ホームページに戻る