天才クイズとショックランド
明後日の就職を控え、昼過ぎに床屋へ行って髪を短めに切って貰い、そのまま電車に乗って桜木町で降り、みなとみらい21地区へサファリ(^_^;)。ランドマークプラザを経て私が目指したのはパシフィコ横浜の隣にある横浜放送ライブラリー。ちなみにここへ来るのは2回目で、前回来た時に見たのは『クイズグランプリ高校生大会』だけだった。ちなみにこの回は神奈川県立光陵高校時代の道蔦岳史さんが出場・優勝した回で、現在とはまるで別人のように細身であった(爆笑)。蔵書リストをもとに見たい番組を決めるが、時刻はもう4時20分。閉館は5時なので見られる番組は非常に限られる。個人的には『アイアイゲーム』を見たかったのだがリストには無かった。『クイズターンオーバー』にしようとしたが時間の関係で最後まで見れそうに無い。そこで今回選んだのは『天才クイズ 1000回記念親子大会(1986年9月20日放送)』。
この番組は中部日本放送(CBCテレビ)ローカルで昭和42年7月26日にスタートし、現在でも続いている超長寿番組である。この回に関して言うと、出場者は親子50組・計100人が出場し、しかも親は全員過去の天才クイズ出場経験者。ただし親子大会と言ってもペアではなく、各人が独立した立場でクイズを行う。ちなみに提供はシキシマパン。番組を見てみると、天才クイズの歌といい、司会の斉藤ゆう子や「天才博士」のノリといい、問題の解説と言い、まるでNHK教育の幼児向け番組のようでクイズ番組としては異様な雰囲気を醸し出している。知らない人のためにルールを書いておくと、問題は全て○×で、シンキングタイム終了と同時に○または×の帽子を頭にかぶって自分の解答を示す。不正解は即失格で、10問全問正解で「天才賞」がもらえると言う寸法。ちなみに4問目までは他人との相談が認められている。まず「『鶴は千年亀は万年』と言いますが、ツルは千年以上生きる動物で あ・る!」という全員正解できる問題からスタート。2問目もほぼ同様だったが3問目からは一転してまともになり、落としにかかろうとしているのが分かる。自分でも答えてみたが、結局5問目で撃沈(でも番組を通して見て私が間違えたのはこれだけ。当時の日本人ノーベル賞受賞者の人数を問うものだったが当時の時代背景を読み切れなかった)。途中特定の人へのインタビューを挟みつつ(その人が昔出て落ちた時の問題を出すなど)、7問目は不正解がかなり多く残り3人となり、セットの中央に集められてクイズは続く。8問目で1人落ち、親側と子側1人ずつとなる。9問目の「赤トンボは、秋が深まるにつれて、羽の色が赤く な・る!」で双方不正解で全滅し、「天才賞」は無し。ちなみに最後に落ちた2人には「奮闘賞」が贈られた。
ちなみにこのライブラリーには実にいろいろな番組が所蔵されている(ただし1番組につき1回分のみ)。ウルトラクイズは第10回が、高校生クイズは第1回が(ただし途中まで)所蔵されているので興味があってMM21地区に来るような事があれば寄ってみてはどうだろうか。それにしてももっといろいろな番組を入れて欲しいものだ。アップダウンクイズ、クイズミスターロンリー、ベルトクイズQ&Q、スーパーダイスQ、ビバクイズ…クイズだけでも挙げ出したらキリがない(苦笑)。
5時を回り、ライブラリーを追い出された私はパシフィコ横浜とコンチネンタルホテルの間に位置する「ショックランド」を初めて訪れるが、現場を見ると思った程広くなかった。気の赴くままに広場のあちこちを歩き、写真も撮り、番組の内容を思い出しつつ「ここでこんな事があったんだな」と時空を超えてその場の雰囲気を感じ取る。これがこの旅のテーマである。