− アタック25 史上最強のクイズ王決定戦 関東予選−


昨年末に買った「TVクイズ番組攻略マニュアル3」にアタック25の30周年記念大会がある事を知り、今年1月半ばに番組公式サイトにて正式な告知がなされた。最初私は応募を見送ろうと思ったが、今の仕事が十分ネタになりえるものだったので応募を決意(もうこの時点で代表枠を捨てて一般枠を当て込んでるヤツ)。今回はネットでの応募も受け付けているようなのでそれを使い、応募フォームには「番組へのご意見」の欄もあったのでこのように書いて送信した。

いつも楽しく視聴しています。ところで最近の出場者を見ると有名大学(国立・六大学・関関同立)・企業および公務員といった肩書きの人が多く、それに当てはまらない人は「これじゃ自分が応募したところで出させて貰えない」と応募に及び腰になる人が多いのではないのでしょうか? あと出場が2回目とか3回目とかいう人が時々いますが、そんな人よりも今まで一度もテレビに出た事の無い人を優先させて欲しいです。貴重な視聴者参加番組なのだから一人でも多くの人にその恩恵を受けて欲しいし、タレントとかではない一般の人がテレビに出る機会など通常、一生に一度あればいい方だと思っています。今回のような趣旨ではともかく、レギュラー放送では製作スタッフの方々に是非そこの所を一考願いたく、今回を機に書かせて貰いました。


1月30日、クイズ王決定戦の予選通知ハガキが届く。



ABCのクイズ王決定戦ページには「大規模な予選を行う」とあったのでどっかの大学か予備校の教室を使うのかと思っていたが会場はいつものABC東京支社。かなりキャパ少ないぞ。いつものように大量のハガキ落ちが出てるだろうな。さて、今の私の職場は基本的に4勤1休のローテーションで行けるか気がかりだったが、ちょうど休みと重なったので助かった。アタックの予選は2000年6月に筆記落ちして以来2回目。今度こそ筆記を通りたい。これを機に図書館やネットで時事対策の勉強をするようになる。

 2月7日。家を出る直前まで時事対策に躍起になっていたら何やら後ろが焦げ臭い。振り向くと付けっ放しだったアイロンが床に倒れ、しかもVAIOの充電用アダプターのコードが挟まってる! 慌ててアイロンを取り上げ、電源を落とすと床には見事な焦げ跡が、コードも外の部分が溶けて銅線があらわになっている。何てことだ…。時間が無いので気を取り戻す間も無く家を出る。ABC会館に到着して、警備員から入構証を受け取るとすぐ目の前にいた東京支部員との会話の合間に「20周年のグラチャン来たー!」「うんちく王来たー!」と、テレビやオープン大会で散々見ている強豪プレーヤーが次々にやってきて「やっぱテレ朝代表は諦めて一般枠にかけよう」と改めて思った。他の#quizのメンバーはどんべさんと松が来ており、この中から何人が(一般枠の)筆記を通過出来るのか。

午後1時30分。スタッフの指示に従い参加者達は7階の大会議室までエレベーターによるピストン輸送で移動。入り口で通知葉書を回収され、目の前には懐かしのプロフィールシートが。フォーマットは前に受けた時と変わってない模様。前回は書けなかった「免許・資格」欄も昨秋受けて受かった「初級シスアド・ビジネス実務法務検定3級」と記入。得意分野は苦し紛れで「ドラえもん」と書く。しかし自己PRを書く所で時間切れ寸前。結局上に書いた事を重ねて書くような感じになってしまった。

スタッフの話によると、今回のクイズ王決定戦は各放送局から1名ずつの選出で、収録は3月25日。代表25名(テレ朝系24局+富山テレビ)とワイルドカード枠1名(全ての予選が終了後、代表以外の成績最優秀者を選出)を加えた26名で優勝を争う形式。放送日は

4月4日 東日本ブロック予選
4月11日 西日本ブロック予選
4月18日 決勝戦

見て分かるように、20周年記念の時と全く同じルール。

筆記は今回は45問で制限時間は8分。問題傾向は通常の予選と同じ感じだったが、前回同様スポーツと時事が振るわない。1問だけ対策勉強の際、頭の片隅に引っ掛かっていた事が出ていたくらいだ。終了後、かなりの時間が経ってからスタッフに加え、隣の会議室で筆記を受けた人も入ってきて、パッと見で今回の参加者は90人くらいだろうか。スタッフが筆記の出来具合についていろいろしゃべってから結果発表。



「東京代表は、…50番の石野まゆみさん!


会場からは拍手喝采! その直後、普段の予選には無いカメラを持ったスタッフ(ひょっとして岩城プロデューサー?)が「撮り直し」との事で、代表発表シーンをもう一度やり直して今度はOK。持っているのは普通のデジタルビデオカメラで、今や業務用放送にも堪えうるほどに性能(画質)がいいんだなとしみじみ思った。「いやぁ、皆さん演技上手かったですねぇ」のお言葉に一同大ウケ(笑)。その後通常回に向けた一般枠の合格発表。強豪犇く今予選でも合格者は9人と聞き、ぐったりしていた。合格者の名前を聞きつつ一縷の望みに賭け、「入っていてくれ」と心の中で祈ったその時

「…。34番、○×△□(←本名(^_^;))さん。」

これを聞いて「よしっ!」と思わずガッツポーズ。他の#quizメンバーは全員ここで落ち、松と東京支部員は去り際に私と握手をしてくれた。残った顔ぶれを見ると女性の方が多い。失格者が全員はけたところで3人一組でのポラロイド撮影。その前に私はネタ披露のため「ちょっと脱いでいいですか?」と言うと女性スタッフに「全部脱がないで下さいよ」とツッこまれる(笑)。脱ぐと言ってもセーター一枚だけで、その下には今の職場のユニフォームを着込んでいたのだ。今までの教訓を生かし、自己PRも兼ねたスタッフの興味を引くための作戦である。全員分の撮影を済ませると、9人を番号順に横一列に並べて面接。筆記の採点に時間がかかり(問題の難度がそれ程高くなかったので成績が拮抗して代表の選出が難航したと思われる)、次の予選の時間が迫っているので質問は一人一つ程度になるとのこと。面接をしながらスタッフの一人は先ほど撮ったポラロイド写真を顔の部分だけを切り取って各人のプロフィールシートに貼り付ける作業をしている。3人一組で写真を撮るのは写る顔の大きさを証明写真サイズに合わせる為だろう。私は3人目で自己紹介となるのだが、大きな声で話そうとするのが空回りして喋りがつっかえまくりの大失態。やはり自己紹介は事前に原稿作って練習しておくべきだと強く感じた。面接対策用の原稿を作る事を事前に考えないではなかったが、筆記を通らない事にはと筆記対策に追われてないがしろにしてしまっていた。質問は仕事の内容についてとプロフィールシートの「好きな音楽」の欄に書いた『日本ブレイク工業社歌』って何ですか? だったのでそれについて説明したが、整然としない。それでも勢いで乗り切る。

※「好きな音楽」の欄には「面白系の曲『佐賀県』『日本ブレイク工業社歌』 流行りの曲はテレビでチェック」と書いた。

他には昭和60年に出たが、クイズ研の兄ちゃんと組まされてパネル3枚しか取れなかったお婆さんとかもいた。今回残った9人のうち6人が女性で、他の男性は病院勤めの薬剤師と、東武百貨店の経理担当(スタッフは「じゃあ東武百貨店のハッピを着て…」とか言ってノッてた)という人だった。こうして見ると、女性はともかく男はプロフィールに余程のネタを仕込んどかないと厳しいと実感する。事実、今回私が筆記の点数は決して高くはないはずなのに(30点取れたかもあやしい)面接に進めたのも今の職場(どこかはここには書かないが)のことがスタッフの目に留まったからだろう。

スタッフの話では通知までには2週間はかかるので20日過ぎには葉書が来るだろうと話していたが、あんな調子だったので落ちてるだろう。話術の向上が大きな課題となった。こうして、2度目となる私のアタック25予選は終わった。





 予選から2週間経っても3週間経っても面接の結果通知のハガキが来ない。おかしいと思ってネットで探りを入れてみたら今後は面接の合格者にのみ結果を通知するらしいという情報が入ったので「落ちたな」と判断して気にするのをやめた。しかし3月15日、ついに面接の結果通知ハガキが届いた(消印は3月13日)。裏をめくると




















思った通りの結果で、ある程度心の準備が出来ていたのでショックは無いものの、やっぱり残念。次の関東予選は6月だろうからそれに向けての時事対策と、話術の訓練をしておかねば。でも次に呼ばれるのはいつの予選になるんだろう…。

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