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Last Update = 2021.5.8
「仕事終わりに遠出できる限界点は? 東京からどこまで行けるか調べてみた」をもっと調べてみた

 「仕事終わりに遠出できる限界点は? 東京からどこまで行けるか調べてみた」というネット記事をmixiニュースで見掛けた。
 元をたどると、フリーライターの高島昌俊氏が日刊SPA!で執筆した記事のようである(2020年9月18日掲載)[→元記事]。

 元記事の要点は、金曜日の終業後に職場からそのまま旅行に出掛けるとするとどこまで遠くに行けるのか調べてみた、というものである。
 詳細については元記事を参照してもらいたいが、大まかな結論としては、飛行機を利用すれば旭川、帯広、那覇には行けるし、新幹線を利用すれば地方の主要都市のかなりの地域に行けるというものであった。
 旅行好きな私としてはこの記事は大変興味深い。しかし、概ね予想どおりの結論でもある。マニアとしてはもっと深掘りしたいものである。
 そこで、真の限界点を探ってみることにした。

 元記事を読み解くと、採用されている前提条件は次のとおりであるようだ。
  ・週末(金曜日の終業後〜月曜日の始業前)を利用して旅行する。
  ・金曜日の18:00に終業、18:30までに東京駅に到着する。
  ・その日のうちに目的地に到着して宿に泊まる。
   (日付が変わっても終電までは許容範囲だが、寝台列車の利用は元記事のテーマから外れる。)

 この条件で私なりにどこまで行けるか調べてみた結果がこちらである(2020年9月18日現在)。


18:33東京駅(JO19)発
JR東日本・成田エクスプレス49号成田空港行
19:33空港第2ビル駅(JO36)着
21:30東京・成田国際空港(NRT)発
全日空・NH182便
(日付変更線)
09:50ホノルル・ダニエル・K・イノウエ国際空港(HNL)着
11:20ホノルル・ダニエル・K・イノウエ国際空港(HNL)発
アラスカ航空・AS896便
20:10シアトル・タコマ国際空港(SEA)着
21:05シアトル・タコマ国際空港(SEA)発
フロンティア航空・F92166便
23:38ラスベガス・マッカラン国際空港(LAS)着

 できるだけ遠くに行きたい。
 どうせなら海外に行きたい。
 ……と思って調べたら、日付変更線の関係で、金曜日のうちにハワイ・ホノルルまで行けることが判明。
 しかも、金曜日の朝に着くので、更にアメリカ合衆国本土のシアトルまで乗り継いだ上で、その日のうちにラスベガスまで行けることが分かったのだった。
 一応、その日のうちに目的地に到着して宿に泊まるという元記事の前提条件は満たしているはず。

 もちろん月曜日に出勤できなければ意味がないので、帰りの行程も調べてみた。
20:10ラスベガス・マッカラン国際空港(LAS)発
サウスウェスト航空・WN135便
21:20ロサンゼルス国際空港(LAX)着
01:05ロサンゼルス国際空港(LAX)発
アメリカン航空・AA169便
(日付変更線)
04:45東京国際(羽田)空港(HND)着
07:27羽田空港第3ターミナル駅(MO08)発
東京モノレール・浜松町行
07:45浜松町駅(MO01)着
07:52浜松町駅(JY28)発
JR東日本・山手線内回り
07:59東京駅(JY01)着

 ラスベガスで丸一日遊ぶ時間を確保した上でも、無事に月曜日の8:00までに東京駅にたどり着くことができそう。
 というわけで、元記事掲載当時(2020年9月18日)の「仕事終わりに遠出できる限界点は? 東京からどこまで行けるか調べてみた」の真の限界点は、アメリカ合衆国の“ラスベガス”という結果であった。
 いつか実際に試してみたい。

※本ページの内容は2020年9月18日現在の情報に基づいたものであり、時刻表の改正や新型コロナ感染症流行の影響により現在はこの結果と異なる可能性があります。
※アメリカ合衆国に入国するためには出発の72時間前までに電子渡航認証システム「ESTA」の申請が必要です。

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