トホホ「ハッピィサルベージ」ニュースの方針
2000年2月7日発表
今から語ることは希望の無い話なのでマジなファンは読まぬように!
| 目次 | |
| 序論 | 1.なぜ 「トホホ」 なのか |
| 本論 | 2.不安を感じさせる要素 (1) |
| 本論 | 3.不安を感じさせる要素 (2) |
| 本論 | 4.不安を感じさせる要素 (3) |
| 結論 | 5.そして当サイトが何をするか |
1.なぜ 「トホホ」 なのか
一応当ホームページは「応援サイト」と<title>で名乗るようにハッピィサルベージの
ファンサイトなのですが、良心的なファンという立場で運営するつもりはあまりありません。
サイト名に「トホホ」がつくという辺り既に「ハッピィサルベージ」の
クリエイター達に失礼な態度だと言うことは百も招致です。
しかし私がこの作品が嫌いなわけではありません。好きです、とても好きです。
嫌いだったらサイトなんて立ち上げるはずがありません。
ではなぜ、「トホホ」なのか?お答えします、
今後の展開に期待がもてないからなんですよ。
「作品」や「企画」という物は、支持する人間が少なくては成り立ちません。
無論、クリエイター達はこの作品に多くのファンが付くと信じて製作しているわけですが、
管理者の私自身、「大丈夫かいなこの作品」とかなり不安に陥ってしまうのです。
2.不安を感じさせる要素 (1)
この作品に不安があるのはファンがいないせいなんですね。(自虐的なシャレ)
とりあえず検索エンジンで「ハッピィサルベージ」を探してみましょう。
さて、結果として何が検索されたでしょうか。
1.クリエイター達の公式サイト。(スタジオコミックスやメディアワークスなど)
2.角川文庫のデータ群。(読書マニア達の個人サイトなど)
3.声優のファンサイトやデータベース。(声優ファン達の個人サイトなど)
4.日記。(よく読書をする人達の個人サイト、感想文などがある)
このよっつのタイプが検索結果として出力される主なページの種類です。
・・・何か足りませんね。
・・・なんだと思います?
・・・・・・。
そうです。
ファンサイトがないんです。
ファンがいないんです。(;o;)
いえ、全くいないワケじゃないんですけど。
サイトがさっぱり無いんですよ、これが。
いちおー、苦労の末「ふたつ」ほど見つけましたがね。
これを見ているあなた、今からでもファンサイト作りませんか?
万が一大ヒットしたらあなたのサイトは老舗として先客万来ッスよ!?
3.不安を感じさせる要素 (2)
この企画が立ち上げられてからはわりかし早めに小説版第一巻が発売されました。
この作品は結構読まれた方は多いそうです。
私自身も当然読んでいますし、ストーリーは気に入ってます。
で、他の人の感想も気になったんで、感想を発表している方のホームページに行ってみました。
自分のホームページに本を読んだ感想を書ける人は、「本をよく読まれる方」が多いです。
もともと、この小説を買う人って言ったら、単に小説をよく読む人、角川電撃の本をよく読む人、
大倉らいたのファン、緒方剛志のファン、大倉先生本人くらいは浮かんできます。
で、目の肥えた方なんか語ると、キャラ設定が濃いとかストーリーが単調とか
文末のパターンが少ないとかボロクソ言ってくれます。
中には「こんな文章で喜んでいる連中の気が知れない」といったように他の読者まで
悪く扱ってくれるのでこの作品を気に入ってる自分がとても嫌になってきます。
この辺り序の口です。
目の肥えた読者が「もう読む気にはならない」と言おうが、
シフォン(声優ユニット)のファンが「買っただけ」と言おうが、
緒方先生のファンが「挿し絵だけ見た」と言おうが、
黙って見過ごすことにしましょう。キリがないので。
でもさすがに、
「東京ゲームショウで『ハッピィサルベージ』を見に
行ったら、テストプレイ台に誰も並んでいなかった」とか、
「自分がやってみたら、
誰も並ばない理由が分かった」
などという声を聞くと泣きたくなっちゃいますよネ!(ToT)
もっとも私は、ゲームソフトのオープニングムービーが収録されている
「電撃プレイステーションD27」(角川書店・メディアワークス/2000年1月)の本誌記事で
キャラ画見て本当に泣きましたけど。
パナシェ不細工に描きすぎ・・・。(x_x)
4.不安を感じさせる要素 (3)
活字界の裏を知っている方は口々に言いますがね、私は知らないんですけど。
「『ハッピィサルベージ』は大倉らいたの自己満足だ。」
っていう言葉。純な(爆)私はこの一言を聞かされるだけで嫌な気分になっちまいます。
話は遡ること、1998年末(多分)。
大倉氏の前作「センチメンタルグラフティ」がすべてのプロデュースを終え、
無事終了・・・か?と思われたときのことでした。
センチの原作元「マーカス」と発売元「NECインターチャネル」が続編を企画してきたんです。
もともと、「映画化しよう」って話があったらしいけど大倉氏が断ったために流れたって言う話なのね。
「でも、それじゃあ勿体ないから今度は『センチメンタルグラフティ2』を作って
もう一儲けしようじゃないか。」と、いうことを一般は「彼らの狙い」と考えられるわけだな。
なぜかというと「前作のハッピーエンド」を否定しなくてはならないわけですから。
過去にKID社から「ポケットラブ」というゲームソフト版の恋愛育成ゲームが出ていました。
続編もあり、ヒロインが前作から継続していたものながら「前作にハッピーエンド」したヒロインと
「些細な理由」(ヒロイン側の早とちり)で喧嘩別れしてしまうという可愛いあらすじでした。
ファンは激怒、その後「2は一応やる」と「2は見る気もしない」の二派に別れました。
(私は後者ですけど)
問題はクリエイター。
企画は上がったけれど、大倉氏は納得しませんでした。(ファンから見て当然のことでしょう)
どうやら実写(?)劇場版というのも同じ設定でいって大倉氏に納得されなかったものらしい。
プロデュース側は大倉氏に打診まではしたが結局諦め、彼を降ろすことにしました。
つまりは第一作の功労者である大倉先生を降ろしてでも続編が出したかったのね。
大倉氏は「センチ2」に対抗したくなったんじゃないのか?
考えすぎかもしれないけれどね、同時期に「ハッピィサルベージ」が製作発表されたわけですよ。
で、大倉氏が企画、脚本、監督と何でもこなすことになったじゃないですか。
なんか意地を見せられてる気がするんですよ。自分としちゃー。
確かに自分が降ろされた作品が大ヒットとかしたら悔しいでしょーが、
彼は一からまた作品を生みだしてメディアミックス展開を狙うのですよ。
「センチ」と「ハッピィ」じゃ、もともとの知名度が違うから、比較されることはあまりないし、
出来上がりが「センチ」に劣っていても「仕方ない」で済むかもしれない。
でも、逆に「ハッピィ」の方が好評だったら大倉氏は「センチ2」の制作側に復讐を果たすことができる。
「自分を降ろしたことを後悔させる」という感じで。(あくまで管理者の勝手な想像です)
大倉氏は現在「ハッピィサルベージ」にかなりこだわりを見せています。
小説はもちろん、ゲームソフトのシステムやムービー、ラジオドラマの脚本・展開に至るまで
広く指示を出しています(多分)。やはり私自身の目からは「センチ2」への対抗意識が伺えます。
ですから、「『ハッピィサルベージ』は大倉らいたの自己満足だ。」と言われも仕方がないのかも。
余談ですが、ゲームソフトは2000年2月発売の予定でした。
が、「センチ2」の発売延期が発表された直後に「ハッピィ」の発売延期も発表されました。
このあたりにも対抗意識が見え隠れしてるように見えるんですが・・・考え過ぎでしょうか?
ハードからいってドリームキャストとプレイステーションじゃプレステで出る
「ハッピィサルベージ」の方が他のソフトとの競争が厳しいと思うけど・・・。
5.そして当サイトが何をするか
私が「ハッピィサルベージ」でホームページを開きたいとか同人活動をやりたいとか言ったとき、
友人達は止めました。当然でしょう、これだけ外しそうで不安な要素が沢山あるのだから。
以前、自分には「ワールドツアーコンダクター」という短命だった企画を必至に追求して
肩すかしをくらい、多くの時間と財力を使いドツボにはまったという前科があります。
友人達もきっとまたその心配をしてくれたのでしょう。有り難い友達を持って私は幸せです。
しかし、やったります。ここまで来たら乗りかかった船。飛び込みかけたサルベージャー。
「当たり」が来るまでひとつ、期待しないで待っていようじゃないですか。
そうです、このトホホ「ハッピィサルベージ」ニュースは
ハッピィサルベージを応援するけど、
過度に期待はかけないので
まあまあ楽しめられればいいじゃないか
というかなり後ろ向きのファンサイトなのです。
売れたら、謝ります。
そのかわり、ハズしたときは慰めてあげますので
クリエイターの皆様、これからも製作に励んで下さい。
加筆:2000年3月12日
あんな事を書いていながら去る2/26の「NECインターチャネル」イベントで「センチメンタルプレリュード」の
製作発表がされてしまいました。NECインターチャネルがマーカスより「センチメンタルグラフティ」権利を
獲得したので、彼ら、特に多β氏の意志でもう一度センチメンタルグラフティが描けることになったのです。
センチ2もロクに発売日を守れないクセに、やってる場合じゃねえと思うんだけど。
そんな多β氏はシナリオ(?)に我らが大倉先生を要請。同先生もこれを了承、センチ復帰が早々決まった。
キャラクターデザインは勿論、甲斐智久先生。音楽もティーズミュージックの濱田氏が1,2作から続投。
多β氏は「センチメンタルグラフティ2」、大倉先生は「ハッピィサルベージ」、
濱田氏は「センチメンタルグラフティ2」と「ハッピィサルベージ」に現在
関わっており、誰もが多忙のど真ん中。(え?甲斐先生は・・・?)
センチメンタルプレリュードの本格的な製作開始はいつになるやら
解らない、気の長い先の話、どうしてこのときに発表されたのか
自分としては嬉しい反面、混乱もある。
センチメンタルプレリュードのために
ハッピィサルベージの企画が中途半端で
終わるのではないか、大きな不安である。