4.視野120°で覗く望遠鏡
普通、望遠鏡は接眼レンズひとつを片目で覗いていますよね。
(ちなみに、双眼装置はすごく楽チンですよ。リッチな方はどうぞ。)
自然と片目瞑りでのぞく人が多いようです。でも、これって疲れるんですよね。
慣れた人は両目開いたままで効き眼で接眼レンズを覗きます。
効き眼で無いほうの眼には鏡筒や三脚など、周りの景色が映りますが、
意識は効き眼の接眼レンズの中の視野に集中します。
そこで、効き眼で無いほうの眼の前に、黒い紙をおいてみましょう。
ほら、邪魔な景色が取り除かれ、すっきり見やすくなったでしょう。
視野内のコントラストが上がったように感じるかもしれません。
さて次に、今度は白い紙を効き眼で無いほうの眼の前においてみましょう。
星が眩しいくらいに輝いて見えるでしょう!
視界がアイピースの視野をはみだしてパァーと広がってみえるでしょう!
右目と左目でそれぞれ受け入れた情報の合成によるものです。
広角見かけ視野のアイピースで試すのがより効果的でしょう。