98.10

新機動戦史 G−WEAPONとは...
20周年記念という訳ではないですが最近(98年10月現在)になって無性にガンダムものが書(描)きたくなってきました。
この20年というもの正直言ってガンダムはシリーズ通して結構見てきましたが、過去一度もガンダム的なものを描こうとかオリジナルストーリーを考えてみようというのは思いもしませんでした。
しかし、最近になってどういう風の吹き回しか「オリジナルガンダムを考えてみよう」ってことになりました。
大手を振ってパクリをするのは...う〜ん、やっぱサンライズさんの許可がいるのかな?
ま、作品中には「ガンダム」って名称はでてこないからいいか(笑)

<ストーリー>
 宇宙開発が民間企業に委託されてすでに一世紀以上経過した現在、衛星軌道や月面、ラグランジュポイントには地球重力圏では建造不可能な巨大な構造物が無数に存在した。それは地球自体の自然治癒力を遙かに上回った環境破壊及び増加の一歩をたどった地球の人口の二つの問題を解決すべく国際連合を中心として立案、推進された地球環境再生計画(EERP)に基づき地球人類の数多くを宇宙へ移民させるための受け皿であった。宇宙に定住した人々はその新しい世界での生活にも次第に慣れ安定した日々を送っていた。
 傷つき痩せ細った地球にはつかの間の安らぎが与られていた・・・。
 宇宙新世紀0098。
 宇宙開発企業で最大の規模と実績を誇るゼネラル・マトリックス社を持つウィラード財団は月面の採掘場で電気的に重力をコントロール可能とする新元素”グラビニウム”。そして、裸の金髪の少女が封入された水晶のような球体、通称”ミレニアム”を発見した。財団の学者はその二つが”エルダー・リメイン(古代宇宙漂流者の残留者)”が残した遺物であると確信し、財団総裁ガーラン・ウィラードは宇宙移民者が宇宙に適応できたのは彼らが”7th persons(宇宙に適応した第七世代の人類)”であるからだという人類進化論のもとに、今の人類は地球という巣から旅立ち決して地球に踏みとどまってはならないと考えから、地球圏に残留している人類は宇宙非適応人種として地球健全保護のために抹殺しなければならない、これは宇宙の意志であると宇宙移民者に説いた。
 このことから宇宙移民者からの絶対的な支持を得、ウィラード財団私設軍隊は宇宙の意志をより現実のものとすべく地球国際連合政府に宣戦布告することとなった。
 いとも簡単に宇宙を掌握した財団は衛星軌道からの核攻撃で国連政府を威嚇しつつ、地球進攻の主力兵器とすべく開発した大気圏重力制御ユニット”アビオン”を装備した新型MS(ムーバル・スレイブ)をテストするため輸送機に搭載し地球に送り込んだ。
 隠密作戦のはずのそれは地球連合情報部に事前に察知されており、ステルス装備の国連特殊MS部隊が新型機奪取のため出動した。








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