ふゆみずたんぼ

今年(2015)で7年めとなる一ノ蔵農社の「ふゆみずたんぼ」への取組みがスタートしております「ふゆみずたんぼ」とは稲刈りを終えた後に冬から春にかけて水を張る田んぼの事です、冬の間水を張ることで、田に棲む微生物が活性化して田んぼの土を肥沃化させ、またこの水田をねぐらにする渡り鳥が落とす糞も肥料になります、さらには春先に大量発生するイトミミズが土を耕し、柔らかな土層を作ることで雑草の種を土中深くに沈め、その繁殖を抑えるといった抑草効果もあり、農薬や化学肥料に頼らない栽培が容易になります、いろいろな生き物との共生を上手く利用する、江戸時代にも行われていた稲作の方法です、環境負荷が少なく、また生物多様性の保全を計りながら食の安心、安全を消費者に伝える取り組みとして近年大いに注目を浴びております。

昨年来、うっすら雪の積もった田んぼに今年も水を張り込むと、氷の下から冬眠していたザリガニが姿を現し、厳冬期ながらも生き物が多い田んぼであることをあらためて実感する事が出来ました、年明けからは早々に白鳥など多くの水鳥が飛来しており、渡りが始まる春先まで羽を休める姿を見る事が出来ます。


一ノ蔵かわら版10.11月号

「ふゆみずたんぼ」とは、収穫した後の田んぼに水を張ったまま越冬する農法のこと、水を張った田んぼを渡り鳥がねぐらとする事でリン酸分を多く含む糞を落とし、また、水田に残った藁や稲株はサヤミドロなど藻類の栄養源となり、これらが天然の堆肥に変ります、春先にはイトミミズが大量に発生し、排出された糞が微生物の働きで活性化してきめ細やかな粒子の土の層になります、その結果雑草の種を土中深くに埋め込むため、除草剤の力を借りずともその繁殖を防いでくれます、このように「ふゆみずたんぼ」は自然と共生する農法のひとつとして、現在熱い注目を浴びているのです。

当品は、農家・NPO・行政が一体となってこの農法に取組む、蕪栗沼のある大崎市田尻神萠地区の「ふゆみずたんぼ」で栽培された有機米「ササニシキ」を贅沢に使って仕込んだ特別純米原酒、こだわりの米から醸されるお酒はお米の旨味を存分に引き出した滋味あふれる厚みのあの味わいに仕上がっております、

なお、本年(2015)11月からは贈答品としてもお遣いいただきやすいよう、専用の化粧箱付き商品も販売開始いたします人肌燗(約35°C)〜ぬる燗(40°C)でお試しください


<シジュウカラガン>冬の使者 絶滅遠のく?

初冬の飛来地で水と戯れるシジュウカラガン=11月28日、

大崎市田尻の蕪栗沼(戸島さん提供)

 絶滅危惧種の冬の渡り鳥シジュウカラガンの越冬地、宮城県大崎市田尻の蕪栗沼で今季の飛来数が2137羽を記録した。同じ越冬地の同市古川の化女沼で初めて1000羽を超えた昨季の倍で、過去最多。仙台市八木山動物公園などによる復活事業の成果とみられ、阿部敏計副園長は「絶滅の危機が遠のきつつある」と手応えを話す。

 観察をしている大崎市のNPO法人「蕪栗ぬまっこくらぶ」によると、2000羽超えを確認したのは11月28日。520羽だった前年同期に比べ、約4倍という。

 戸島潤副理事長(43)は「千島列島北部のエカルマ島で毎年放されてきたシジュウカラガンの繁殖が進み、順調に個体が増えているようだ」と推測する。

 シジュウカラガンは蕪栗沼や化女沼をねぐらとし、日中は周辺の田んぼで餌を食べるのが一般的な行動パターンという。

 昭和の初めごろまでは仙台近郊でも観察できたが、1938〜62年には国内外で観察記録が途絶。繁殖地の千島列島で毛皮採取目的により放たれたキツネに捕食され、絶滅したと考えられていた。

 63年に繁殖地のアリューシャン列島で、64年には伊豆沼(栗原市、登米市)でも再発見。70年以降は毎冬伊豆沼への飛来が確認されたが、数は1〜3羽にとどまっていた。

 八木山動物公園などは繁殖施設「ガン生態園」を82年に開設して復活事業に着手。95年にエカルマ島で放鳥を始めた。当初の県内への飛来数は数羽足らずだったが、2005年度から増加。12年度は278羽、13年度は576羽、14年度は1070羽と着実に増えてきた。

 復活事業に長年取り組む阿部副園長は「夢と思って地道に続けてきたことが夢ではなくなってきた。数万羽の回復を目標に越冬地の整備をしていくことが課題だ」と語った。


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このような鳥達に支えられて「ふゆみずたんぼ」が出来ます

河北新報2015年12月2日の記事より内容は同じですが、本当かなと疑っている人の為に下記URLを載せておきますので御覧下さい

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201512/20151202_13012.html





これは河北新報の2015年12月8日の記事、大村智教授講演の内様なのですが注目すべきはマーキングしました「われわれ人間が抱える課題の答えは全て、自然の中にあると私は常に信じてきた、微生物は無限の資源だ」この部分に注目!!まさに「ふゆみずたんぼ」の宣伝文句のような事を語っていらっしゃるのです、さすがノーベル賞の大村教授、この「ふゆみずたんぼ」もこのままでいいのか?と言う現代の酒造りの疑問に警鐘を鳴らしたお酒なのである、徹底的に自然環境にこだわりを持った製法で、原料である米に一切農薬を使わない、げんごろう、みみず、ざりがに、どじょう、くも、たがめ、かえる、とんぼ、みずすまし、etc、現代において忘れ去られた生き物達を迎え入れるがごとく冬に水を張り生き物達を自由に活動させ自然の哲理で生死をくり返させた土壌で微生物が繁殖しいろいろな成分が育つその米を醸したお酒なのだ、このようなお酒が旨くないはずがないではないか?




蕪栗沼ふゆみずたんぼプロジェクト http://kabukuri-tambo.jp/



環境省 生物多様性HP http://www.biodic.go.jp/biodiversity/index.html



日本の優良事例の紹介「蕪栗沼のふゆみずたんぼ」

http://www.biodic.go.jp/biodiversity/shiraberu/policy/pes/satotisatoyama/satotisatoyama01.html



稲刈りの後の田んぼは水は必要ないので抜いちゃいますよね、水が入ったままの田んぼは見た事ない、

そういえばザリガニとかとじょうとかげんごろうとか最近見てないなぁ、

やっぱり農薬を使う事によってそういう生き物がいなくなっちゃうんだね!!

一ノ蔵の催しがあって利き酒した事があって大吟醸とこの「ふゆみずたんぼ」を比べて飲んでみたら

絶対に「ふゆみずたんぼ」が旨かった、と全部飲んだけど一番良かったね、

そこにいた社長さんにその事を言ったら社長困っていたね、会社としては高い酒売れた方がいいからね。


季節限定 数量限定 宮城県限定

渡り鳥に助けられ、イトミミズに助けられ、ザリガニに助けられ、微生物に育てられたお酒!!

一ノ蔵 冬期湛水米仕込み 特別純米原酒・ふゆみずたんぼ

日本酒度±0〜+2

アルコール17°

化粧箱無し 720ml 税込1,646

化粧箱無し 1.8L  税込3,394


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