ご質問 歯科矯正治療の手順
お答え 矯正治療に限らず、医療というものは、医者と患者が存在し、お互いが必要な情報を共有しあい、協力しながら、病気や障害を治してゆく作業です。「インフォームド・コンセント」という言葉を待つまでもなく、よく話し合うことが大切であると考えます。
矯正治療を進めて行くのには、次のような手順を踏みます。
1.初診相談
最初に、患者さんがいらしたら、現在悪いところ、将来的に問題となること、治療法、費用などをお話します。
2.検査
悪いところを見極めるために、目に見えないところが見られるレントゲン写真を撮ったり、歯のはえ具合を記録しておくために、歯型や写真を取らせていただきます。これらの資料を用いて、次の診断をします。
3.診断
検査の資料を元に、悪いところ(原因)を見極め、治療方針を決定します。およその治療期間、治療費用などをお話します。
4.治療開始
口の中に装置を入れたり、トレーニングを始めたりします。
歯磨きができていない場合は、歯磨き指導をしたりします。
治療開始にはまだ早いと考えられる場合は、定期観察になる場合もあります。
5.保定観察
矯正装置(歯を動かす装置)が外れたといって、それで矯正治療が終了したわけではありません。保定装置(歯を留めておく装置)に装置を変えて、しばらくの間定期的に見てゆきます。
6.終了
短い方でも、1〜2年。長い方なら10年ぐらいの治療期間がかかりますが、終了の時にはみんな笑顔です。
※治療の各段階で、ご不明な点がございましたら、お尋ね下さい。
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