ご質問 永久歯列における隙間
お答え 永久歯列において、目に見えるほどの隙間がある場合、「空隙歯列」と呼び、我々歯科医は異常として認めます。隙間がありますと、そこに食べカスが溜まりやすくなりますし、食べ物が直接歯茎を傷めることになります。(=食片圧入という)歯肉で、一番弱い所は歯と歯の間の部分です。
歯槽膿漏と一般的に呼ばれるような病気があれば、上記の食片圧入が増悪因子となります。食べカスは細菌のエサになり、細菌は歯ぐきを破壊する元凶となります。厚生省の統計によれば、歯をなくす原因として、25歳までは虫歯、25歳以降は歯槽膿漏(歯周病)となっています。
歯の間に隙間があく原因はいろいろ考えられますが、歯を抜いて放っておいた例が多いように思います。歯周病(歯槽膿漏)の悪化も原因となる可能性があります。
治療としては、ブラッケット(矯正の金具)を付け、ワイヤーを取り替えて、治してゆきます。
料金的には、部分的に済ますことができれば、自費のブリッジを入れるのと同じぐらいの料金で済むかもしれません。
お近くの矯正専門医でご相談ください。
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