埋伏歯の治療(症例報告)
それでは、埋伏歯を矯正治療で引っ張り出した症例をご紹介します。
患者氏名:Y.F. 初診時年齢:10歳2ヶ月
担当医からのコメント:上顎右側中切歯の埋伏症例です。普通、この歯は6〜8歳くらいではえますので、2年も遅れているわけです。この場合、何らかの萌出障害があるわけですが、レントゲン等で検査し、矯正治療が可能であるか診断してから、治療を開始します。
1)初診時=上顎右側中切歯(右上1番)が、はえてませんね。
2)装置装着=ブラケットをつけて、まず右上1番のはえてくる場所を作ります。この段階では、装置に慣れてもらうだけのつもりで、非常に弱い針金でスタートします。
3)開窓術=引っ張り出す歯にブラケットを付けるために、歯肉を切って、対象となる歯が見えるようにして頂きます。
※この手術自体は、健康保険も適用されますし、痛みも一晩ぐらいでおさまる程度ですが、症例によっては骨をかくような場合もあります。
4)調整=ゴムひもで牽引中です。
5)調整(1996.8.6)=上に同じ。
6)調整=今度はワイヤーで捻りをとります。
7)できあがり
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