ご質問 装置装着後の痛みの処置方法


お答え    歯科矯正治療は、歯を動かす治療です。歯が動くためには歯の周りの骨が一度溶けないといけないわけですが、この時に骨を溶かす生体物質が痛みを作り出すのです。ですから、矯正治療=痛い、ということになるわけです。

 痛みの強さは、年齢、性別、性格によって、ちがいます。個人差が大きいので何とも言えない部分があります。要は、やってみないとわからない、ということです。

 痛みは、装置装着後約3時間ぐらいから出始め、2〜3日でピークが来て、1週間ぐらい続きます。痛いのがあたりまえとお考えください。どうしてもがまんできない時は、

1)ぬるめのお湯に食塩を入れてブクブクする。=口の中に温泉を作るわけです。

2)指のツボを押す。(親指と人差し指の間に歯の痛みをとるツボ=合谷、がある。)

3)痛み止め(バッファリン・セデス)などを飲む。

 痛みは、かなり感情に左右されるものですので、他のものに集中すると薄れます。一番良くないのは、痛みに対して身構えた状態でいることだと思います。



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