歯がどのような位置にならぶかは力関係で決まります。歯科医が好き勝手に決められるわけではありません。
(写真1) 下顎の前歯は後ろからの舌の押す力と前からの口唇の力の釣り合った場所にならびます。 奥歯なら舌と頬の筋肉の力関係で決まります。 |
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(写真2) 上の写真の治療前の状態です。 奥歯が内側に倒れてますが、これは嚥下の時に舌が乗っかっていたためだと思います。 |
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(写真3) 写真2の真横から撮ったもの。下口唇が上下前歯の間に入ってました。よって、上顎前歯には前に出る力、下顎前歯には後ろに下がる力が働いていたわけです。 |
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(写真4) 歯科矯正治療終了時。この状態で安定して5年以上経過してます。 よって、上下前歯は力の均衡した場所に並べられているわけです。 |
舌突出癖や咬唇癖などがあれば、そちらの対処・トレーニングも行わなくてはなりません。矯正装置を入れただけでは治りません。
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