ぎいちの戯言 その14:歯科矯正専門医


  先日、地元歯科医師会の催し物があり、無料歯科相談のコーナーで歯科矯正を担当してきました。そこで、気づいたことをまとめておきます。

1)歯科矯正専門医を知らない。

 卒業後に大学に残って、口腔外科や歯科矯正を研修していなくても、看板には書けるわけです。月に何回かアルバイトが来るような所でも同じです。専門医なら毎日診られますが、アルバイトの所ではそうはいきません。装置が壊れたら一月ほったらかしですか? それとも専門医でない院長が適当に直すんですか?

 専門医でない歯科医の一番の問題点は、治療の難易度がわからないことです。難しいのに手を出して、何年も通うはめになっていた例をお聞きしました。また、基本的な知識がありませんから、間違った治療方針を立て、また、基本的な技術がありませんから、望ましくない歯の動きが起きていたりします。

 要は、治らないわけです。

手にけがをした時に、眼科に行っても治らないでしょう。その前に、行きませんよね。

2)症状や治療法について調べましょう

 全く何も知らない状態で、歯科矯正を全部理解するのは不可能です。ある程度は、知識を仕入れてゆきましょう。特に、自分の関係することにはインターネットなどを使って重点的に調べてみましょう。


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