ぎいちの戯言 その22:海外での歯科矯正治療.


 ブルガリアに転勤されたウチの患者さんのお母さんが一時帰国の折に、「この子の前歯は、奇形だと言われました。」と、ご報告してくれました。蒙古人種(中国人や日本人など)の前歯の裏側のへりは、ボッコリ盛り上がっていてシャベルの様になっているわけですが、白人にはそんなものありませんから、「奇形だ!」と、言うことになるわけです。

 歯の形だけでなく、歯根の長さや固さ、歯槽骨の厚みや成長量など白人と黄色人種では違います。

 その違いをちゃんと認識、把握しているかどうかは結構大変な問題だと思います。

 薄い歯槽骨の中で歯を無理矢理動かせば、歯根が骨から飛び出すか歯根吸収が起こります。ストレート・ワイヤー・テクニックでは、熟練した人間でないと対応できない可能性があります。

 歯科矯正治療に限らず、治療には必ずリスクが伴います。安全性を高めるのであれば、日本人のベテランの矯正専門医が一番よろしいと思いますね。


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