ぎいちの戯言 その43：学校歯科健診を終えて２（感想＝歯肉炎について）
食べかすがあると、これを栄養として悪い細菌が増えて、歯肉に炎症を起こします。炎症が歯肉に限局していれば歯肉炎、骨にまで達すると歯周炎と呼びます。
歯肉炎や歯周炎の治療としては、第一選択は歯磨き（歯ブラシ）です。これは、どんな歯科医に聞いても同じ答えだと思います。あとは、
1)正しい歯磨き方法ができているか、
2)歯磨きをする時間があるか、
3)歯磨きをする習慣があるか、
ということが問題になってきます。
やはり良い習慣として歯磨きが身に付いていることが必要だと思います。
そのあとで、「磨けているか？」、「磨けているか？」が問題になってきます。磨いたつもりではなく、汚れが取れていないと話にならないわけです。
私の担当している小学校では、歯磨きが悪い児童には健診時にチャックして、ウチの歯科衛生士が直接指導しています。１対１で教えないと、だめですね。むか〜し、ある小学校で校長先生が「口で言うだけでも、指導だ。」と言われたのに、「違うでしょ！」と反撃した際の私の答えであるわけですが。できる子供は口で言うだけでもＯＫでしょうが、できない子供には実際に体験したりマネしてもらったりして、身につけて欲しいですね。