ぎいちの戯言 その50:専門性の問題


 昨夜(2009年2月22日)の夜、NHK-TVのNHKスペシャル「うつ病治療 常識が変わる」を見ました。

 医師免許を持っていれば、机と椅子だけで開業できる精神科というのは、おいしい仕事なんでしょうけど、ちゃんと研修や勉強をしていなくても、開業できてしまうところが、すごいというか、あきれると言うか・・・。

 我々の仕事である、歯科矯正治療も同じです。患者さんを診る前に勉強して、診た後も症例を詳細にチェックしたり、他の症例と比べたり、学会に出かけて新しい知識を得たり、これまでのことを確認したり・・・、というようなことを一切しなくても、歯科矯正の看板を上げることができます。

「歯医者なんて、どこに行っても同じだと思った。」

 そんなことをおっしゃる患者さんがおりますが、違いますよ。

 ヨソから転医していらした患者さんのお話。

「前の所は、矯正の針金に歯を合わせるような感じ。ここは、私の歯に針金を合わせてくれる。だから、痛みが少ない。」

 当たり前の治療だと思ってますけどね。ヨソの歯科矯正治療は違うのかも。


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