本項は、Webpage,DataSheetから得たCPUの情報を掲示してます。
一応、最近のCPUはリストup現時点では、デスクトップ用だけですが、いずれモバイル用も上げる予定です。
#しかし、流石Intel! リストupしただけで嫌になった・・・
#全部は掲載しないつもり。(笑)
なお、トランジスタ数,ダイサイズ,プロセスは、DataSheetには載っていない。
内容(目次)
Pentium(P5,P54C,P55C)
PentiumPro(予定)
PentiumII
Intel社が、i486CPUの後継として出したCPU。 「Pentium」とは、何語かは忘れたが”5代目”の意味らしい。 時期によって構造,仕様が大きく変化していて、大きく分けて3種類有る。(P5,P54C,P55C) FSBも50,60,66.6MHzと3種類も有り、倍率を含め多種多様になっている。 CPUの内容では無いが、チップセット,PCIバス等、現在のPCの基礎部分を初めて採用した。 #P5を除く? その中で、P55CはP54CにMMX命令を追加し、初めてデュアルボルテージ(CORE,I/Oを別電圧で駆動)となったCPUで有る。 |
種類と仕様
P5
公式(?) 倍率/FSB |
最大消費 電力(W) |
動作温度 (℃) |
対応Socket | CORE電圧,I/O電圧(V) | トランジ スタ数 |
ダイ サイズ (平方mm) |
プロセス (μm) |
|
60MHz | 2.0/30 | 不明 | 不明 | Socket4 | 5.0 | 310万 | 不明 | 0.8 |
66MHz | 2.0/33.3 | 不明 | 不明 | Socket4 | 5.0 | 310万 | 不明 | 0.8 |
参照DataSheet:入手出来ず
P54C
公式(?) 倍率/FSB |
最大消費 電力(W) |
動作温度(℃) | 対応 Socket |
CORE電圧, I/O電圧(V) |
トランジ スタ数 |
ダイ サイズ (平方mm) |
プロセス (μm) |
|
75MHz | 1.5/50 | 8.0 | 0-70 | Socket5 | 3.3 (3.135〜3.6) |
330万 | 不明 | 0.6 |
90MHz | 1.5/60 | 9.0 | 0-70 | Socket5 | 3.3 (3.135〜3.6) |
330万 | 不明 | 0.6 |
100MHz | 1.5/66.6 | 10.1 | 0-70 | Socket5 | 3.3 (3.135〜3.6) |
330万 | 不明 | 0.6 |
120MHz | 2.0/60 | 12.81 | 0-70 | Socket5 | 3.3 (3.135〜3.6) |
330万 | 不明 | 0.35 |
133MHz | 2.0/66.6 | 11.2 | 0-70 | Socket7 | 3.3 (3.135〜3.6) |
330万 | 不明 | 0.35 |
150MHz | 2.5/60 | 11.6 | 0-70 | Socket7 | 3.3 (3.135〜3.6) |
330万 | 不明 | 0.35 |
166MHz | 2.5/66.6 | 14.5 | 0-70 | Socket7 | 3.3 (3.135〜3.6) |
330万 | 不明 | 0.35 |
200MHz | 3.0/66.6 | 15.5 | 0-70 | Socket7 | 3.3 (3.135〜3.6) |
330万 | 不明 | 0.35 |
参照DataSheet:24199710.pdf
P55C
公式(?) 倍率/FSB |
最大消費電力(W) | 動作温度(℃) | 対応 Socket |
CORE電圧 [Vcc2] (V) |
I/O電圧[Vcc3](V) | トランジ スタ数 |
ダイ サイズ (平方mm) |
プロセス (μm) |
|
166MHz | 2.5/66.6 | 13.1 | 0-70 | Socket7 | 2.8 (2.7〜2.9) |
3.3 (3.135〜3.6) |
450万 | 不明 | 0.35 |
200MHz | 3.0/66.6 | 15.7 | 0-70 | Socket7 | 2.8 (2.7〜2.9) |
3.3 (3.135〜3.6) |
450万 | 不明 | 0.35 |
233MHz | 3.5/66.6 | 17.0 | 0-70 | Socket7 | 2.8 (2.7〜2.9) |
3.3 (3.135〜3.6) |
450万 | 不明 | 0.35 |
参照DataSheet:24318504.pdf
備考
すべて最終版のDataSheetだと思われるPDFファイルを参照した。 P54C 120MHzは、一部理屈に合わない箇所が有る。(消費電力とプロセス) また、パッケージ情報も、P54C,P55C共にSPGA(セラミック),PPGA(プラスチック)がDataSheetに載っている。(すべて296Pin) |
簡単な説明
16Bit命令に弱い&2Lキャッシュの歩留まりの悪さが出ていたPentiumProを改良しリリースしたCPU。 Slot1と呼ばれるファミコンカセットみたいなケースを用い、中に1枚の基板を付け、その基板上にCPUのコアと2Lキャッシュ用の汎用型SRAM(512K)を載せた構造を採用する。 2Lキャッシュ自身は、FSBの半分のクロックでしか動作しないものの、PentiumProと同じBSB接続(CPUから専用バスにて接続)を採用したことにより、FSBの低クロックに左右されず、またバス占有の低減,他の機器の占有時の待ちに左右されない特性を得た。 その構造も、当時の製造技術では仕方ない面も有るが、コア自身の改良を最低限にし、汎用SRAMを使用したことが、コアの設計の古さ,汎用SRAMのクロックを上げれない&高価格,Slot1のコストup要因により、AMDのK6,K6-2の活躍を許すことになる。 |
種類と仕様
公式倍率/FSB | コア最大消費 電力(W) |
動作温度 (℃) |
CORE電圧 [Vcc2] (V) |
I/O電圧 [Vcc3] (V) |
トランジ スタ数 |
ダイ サイズ (平方mm) |
プロセス (μm) |
|
TPLATE | ||||||||
233MHz | 3.5/ 66.6 |
34.8 | 5-75 | 2.8 (2.5〜3.3) |
3.3 (3.135〜3.465) |
750万 | 不明 | 0.35 |
266MHz | 4.0/ 66.6 |
38.2 | 5-75 | 2.8 (2.5〜3.3) |
3.3 (3.135〜3.465) |
750万 | 不明 | 0.35 |
19.5 | 5-65 | 2.0 (1.7〜2.7?) |
3.3 (3.135〜3.465) |
750万 | 不明 | 0.25 | ||
16.8 | 5-65 | 2.0 (1.7〜2.7?) |
3.3 (3.135〜3.465) |
750万 | 不明 | 0.25 | ||
300MHz | 3.0/ 100 |
43.0 | 5-72 | 2.8 (2.5〜3.3) |
3.3 (3.135〜3.465) |
750万 | 不明 | 0.35 |
18.7 | 5-65 | 2.0 (1.7〜2.7?) |
3.3 (3.135〜3.465) |
750万 | 118 | 0.22? | ||
333MHz | 4.5/ 66.6 |
23.7 | 5-65 | 2.0 (1.7〜2.7?) |
3.3 (3.135〜3.465) |
750万 | 不明 | 0.25 |
20.6 | 5-65 | 2.0 (1.7〜2.7?) |
3.3 (3.135〜3.465) |
750万 | 118 | 0.22? | ||
350MHz | 3.5/ 100 |
21.5 | 5-75 | 2.0 (1.7〜2.7?) |
3.3 (3.135〜3.465) |
750万 | 118 | 0.22? |
400MHz | 4.0/ 100 |
24.3 | 5-75 | 2.0 (1.7〜2.7?) |
3.3 (3.135〜3.465) |
750万 | 118 | 0.22? |
450MHz | 4.5/ 100 |
27.1 | 5-70 | 2.0 (1.7〜2.7?) |
3.3 (3.135〜3.465) |
750万 | 118 | 0.22? |
参照DataSheet:24333503.pdf,24365703.pdf
SL−sSpecデータ(csv形式ファイル[”,”区切り]) ('99.02.21時点)
Intelでは、現在「SL−***」の形式にてCPUの仕様を公開している。 Processor CPUID ,Installation,Packageの各種情報を得ることが出来る。 この中には、Core Stepping,TagRAMのタイプ等の情報が入っている。 本当は、情報を表で掲示したかったのだが、とても項目が多いため、表計算ソフトでソートが出来る様にCSV形式で編集したものをUpした。 |
備考
色々な部分が改良&変更を繰り返したCPUとの印象が強い。 タイプは大きく分けてKlamathコア(2.8V)とDeschutesコア(2.0V)が有る。 公式発表では、前が0.35μmプロセス,後が0.25μmプロセスで有るが、上記表の消費電力を見てもDeschutesコア版の方に2種類有るのが解るだろう。噂では0.22μmプロセスと思われる。 その他以外にCORE SteppingだけでC0,C1,dA0,dA1,dB0,dB1が有り、Klamathコアが”C*”,Deschutesコアが”d**”となっている。 #ちなみにCPU IDは、Klamathコアが”063*”,Deschutesコアが”065*” ユーザーのささやかな楽しみ(?)を奪った「倍率固定」は、dA0→dA1への移行時に組み込まれたと思われる。 #悪友の持つPen2 333(2.0V)には付いていない。 他にもL2用のSRAMが変化(より速いタイプに変更)している。 その中でも大きな変更は、内部の基板で有る。 Pen2 450MHz版以外は、CPUコアの両側にL2用SRAMが配置されているが、Pen2 450MHz版は片側に集中配置されており、更にThermal Plate(CPUクーラー側のアルミ製のカバー)がL2用SRAMに接触している。CPUコアの内部も変わっており、名称は忘れたがチップそのものからは足が出ていなく、チップの裏側が直接基板にハンダ付けされているそうだ。 これは、配線長を短く&均等にするためと、L2SRAMの熱対策と思われる。この構造は後述のSECC2カートリッジ版でも同じで、Pen2 450MHz版のみで有る。 #CPUコアの形状は他の350,400にも採用されているかも知れない。 また、多分にPen3のための実験的性格が強いと思われるが、カートリッジの構造も変化を始めた。SECC2カートリッジの採用で有る。 SECCカートリッジでは、樹脂製カバー→基板→Thermal Plate→CPUクーラーだったのが、Thermal Plateが無くなり、CPUクーラーが直接CPUコアのカバーに接触する様になった。 Intelが言うには”コスト対策”だそうだが、この理由+熱対策と思われる。 効率良い冷却は、複数の部品で構成(この場合Thermal Plate)せず、発熱体(CPUコア)を直接冷却器に付けた方が良いことは解るだろう。 #当然、オーバークロックにも効果が有りそうだ。(笑) とにかく、あえてPen2を選択する場合や、将来中古で購入する場合、少しくらいの値段差なら、Pen2 450MHzのSECC2版を選んだ方が良いと思われる。 #定格で使用するなら関係無いけどね。(笑) |