K6の情報&評価結果 Part2

               最終更新日 : 1998/10/18.   by m-kamiya


注意! お約束ですが、本記事を参考にして、生じた損害は自己責任にてお願いします。

     これが重要ですが、PC−9821でも「末尾が”/W**”」(俗に言うW型番)&「V
     ***」(P55C(MMX)搭載モデル,自分では検証未)以外は特殊なゲタ(生産
     中止)が無いと、
K6への換装は出来ません。ご注意を!

     (詳細は、リンク先の「どるこむ」過去ログ中に沢山有ります。(^^;))


Part2 内容(目次)

   K6換装時の問題点

   既存のPCへの対応度

   ライトアロケート機能のON K6.sys VerUp情報


K6換装時の問題 (一部更新)

    K6への換装自身は、かなりの性能Upになるが、問題が無い訳でもない。
   下記の2点の問題は、頭に入れておいてほしい。

      「Help」+「リセット」,「Help」+PowerONにて設定画面が出ない

         「Help」+「Enter」を押しながらPowerONにて設定画面が出ます。

         #「うり通」で情報を掲載し、また本WebPageへの掲載を許可してくれたORCHISさんに
            感謝いたします。(m(_)m)

      起動logo表示時の”保護エラー”が出て、起動出来ない

         問題点は、起動logoのアニメーションに有るみたいです。
        Win98では、対策されているとの情報も有り、しばらくの我慢かもしれません。
        とりあえず、回避方法は下記に示しておきますが、完全では無い&PCの個体
        差が有るみたいですので、解る範囲で簡単に書いておきます。
        (正直に言えば、「MSDOS.sys」を書き換えるしか解らない・・・・)
        実際、これをやっても、10回に1回程度は、保護違反が出て、起動をやり直しま
        す。(最近、出なくなったなあ・・・・)
        Win98ではOKとも聞きます。


            アニメーションをしないlogoに換える。

            「窓の手」(フリーソフト)を使い、「ブート関連」の「アニメーションロゴを表
            示」をチェックをはずす。

            「MSDOS.sys」を書き換えて、logoを出ない様にする。

               1.「MSDOS.sys」のプロパテイを開き、「読みとり専用」,「隠しファ
               イル」のチェックをはずします。

              2.メモ帳等にドラッグ&ドロップして、”logo=0”を書き込みます。

                         ;SYS
                         [Paths]
                         WinDir=A:\WINDOWS
                         WinBootDir=A:\WINDOWS
                         HostWinBootDrv=A

                         [Options]
                         
logo=0
                         BootMulti=0
                         BootGUI=1

              3.編集した「MSDOS.sys」を上書き保存をし、プロハテイの属性を
                元に戻します。

              4.再起動してlogoが出ないことを確認します。

                ※「MSDOS.sys」の編集は、ミスをすると、Win95が立ちあが
                  らなくなります。重要なDATA等は、バックアップしておいてくだ
                  さい。

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既存のPCへの対応度

    K6自身は、互換性を重視されて設計されているだけ有って、Win95上では不具合
   の発生は経験していません。(唯一、起動logo表示時の”保護エラー”のみ)
   IBM,COMPAQが採用していることからもOKだと思っています。

    ただし、P54C,P55Cと比較して、起動時のタイミングに違いが有るみたいで、BI
   
OSの対応度に左右されるみたいです。
   これは、PC−98だけでは無く、AT互換機メーカー製,自作AT機のM/Bにもいえ、
   ”動作しない・・・”は良く聞きます。注意をしてください。
   (AT互換機では、BIOSの更新で出来る可能性が有りますが・・・)

    PC−98では、W型番以降のPCでは、CORE電圧,倍率設定に注意すれば、多く
   の”動作OK”例が報告されています。

    ただし、大多数のPC−98ユーザー(MateのC型番,K型番や、バリュースターの
   ”V**”型番)の人は、
メルコMTCブランド製:MTSA−M1T&I/Oデータ製:PK
   −686P125
のゲタの部分が、この機能を持っており、必ず必要となりますが、残念
   ながら、両方とも生産中止になっております。

    もちろん、方法が無い訳では無く、P55C実装を含めて、メルコ,I/Oデータ等のサ
   ードパーティから、CPUアクセラレータが出ていますので、それをお勧めします。

    ちょっと値段が高いですが、「CPU+ゲタ(CORE電圧可変&高倍率設定)+CPU
   クーラー+ユーティリティ+保証」を考えれば、決して高い買い物とは思えません。

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ライトアロケート機能のON (一部更新)

    K6には、ライトアロケ−ト機能を持っています。
   詳しくは、
「Under Ground ADD−in」ハードページのCPUにて説明されている
   ので、ここでは省きます。

    簡単に言えば、P55Cに採用されている一次キャッシュメモリーの書き込みの仕方:
   「ライトバック方式」の発展させたもので、「ライトバック方式」の効率の悪い部分を改良
   をし、少しでも速度向上を目指したものです。

    ただし、この機能を有効にするには、BIOSの対応が必要なため、古いBIOSでは対
   応(インテル製のCPUしか使わないPC−98では当然×)しておらず、下記のバッチを
   あてないと機能が有効になりません。
   (もしかして、最新のM/Bでも対応して無いかも・・・・)

   MSR設定ユーティリティ

    K6.sys K6013.LZH Ver 0.13β 6KB 1998/06/01 

    config.sysに書き込むタイプ。MS−DOSでも機能がONになるかも?(確認未)
   最初から機能がONになるため、起動時にも有効。ただし、WinNTでは使用不可。
    Ver 0.11からモデル7に対応。(Ver 0.10では、モデル7では使用出来ない。)
        また、Ver 0.13では、バグの修正とK6−2(モデル8),K6−3(モデル9)に対
   応済みだそうです。
    説明書が日本語なのが、すごく嬉しい!(笑)

    AMDMSR.exe MSR.zip Ver不明 118,882 05/01/98 11:37午後

     MS−DOSのバッチファイルを製作して、スタートアップに組み込むタイプ
    WinNTでも使用出来るとのこと。しかし、モデル7に対応して無い。

   dot_3.gif (394 バイト) AMDMSR用k6patch.exe 1998/07/01

     Xvとーさんが作られた「AMDMSR.exe」をモデル7以降に対応させるバッチソフト。
    「AMDMSR用バッチ」のところに有ります。出来れば、使用感&感謝のことばを、「気
    軽に掲示板」に書き込んだり、メールを送ってやってください。

 

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