CPUの電圧を変更出来る様にする

MVR−MX2改造事例      最終更新日 : 1998/06/15.   by m-kamiya


注意! かなり細かい作業になりますので、自信の無い方は見るだけにしてください。

     また、お約束ですが、生じた損害は自己責任にてお願いします。


内容(目次)

   「MVR−MX2」とは?

   具体的な改造方法


「MVR−MX2」とは?

    メルコ(MTCブランド)から発売されているVRMユニット。
   元々は、同じMTCブランドから発売されていたベビーAT規格のM/B用として
   用意されたもの。

   (「MVR−MX」は、’97,07に生産中止、「MVR−MX2」も使用するM/Bが
    去年生産中止になっているため、今後入手難が予想されます。

    「MVR−MX」(2.8V設定のみ)の後継部品で、2.2V,2.5V,2.8V,
   3.2Vの設定がジャンパースイッチにて可能となります。

    幸いにも、W型番は、VRMソケットが付いていますが、改造が必要となります。

   注記:VRM自体は、Intelが決めた仕様が存在するそうです。(取り付け互換)
       ただし、単純に配給電圧を変更するもの(MVR−MX)と、配給電圧を見
       て自動補正するもの(MVR−MX2)と有ります。MVR−MX2の改造が
       必要なのも、
W型番には自動補正型が使用出来ません。
       そのため、自動補正機能を切るために改造が必要となります。

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具体的な改造方法

    何回も「Oh!PC」や他の雑誌に載りましたので、簡単に説明します。

   1.”こちらの面がCPU側です”と書かれた”U側”の上に有る「R16」の0Ω抵
     抗を「R15」に移すだけです。仮に、抵抗自体を無くされても、リード線等で
     代替えも利きます。様は、「R16」のショートを「R15」のショートに切り替え
     るだけです。
      テスターで、「R1」の下側とコネクタの”P”と書かれた上側の端子間で導
     通を確認すればOKです。

     mvrmx2_1.jpg (41655 バイト) mvrmx2_2.jpg (19831 バイト)

     画像1:「MVR−MX2」前面         画像2:改造部分

   2.使用したいCPUのCORE電圧に合わせて設定を変更します。
     設定変更場所は画像1の左上に有るジャンパースイッチを、コネクタ上の
     シルク印刷通り設定するだけですが、右側から”1−2”,”3−4”・・・・と
     なっていますので、注意してください。

   3.CPUの右側に有るVRMソケットからダミーVRMユニットをはずし、”こち
     らの面がCPU側です”と書かれた
前面をCPUの逆側にして入れます
      また、VRM自身はコネクタに付いているロック機構で固定されているた
     め、はずす際は注意してください。

   4.現在の情報では、Xv20&Xa20には、ダミーのVRMが実装されている
     みたいですが、もし実装されていない場合、CPUソケットVRMソケットの
     上側(?)の
4つのジャンパースイッチのジャンパーをはずしてください
     これをはずさないと
VRMユニットが有効にならず、CPUを破損します

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