また、お約束ですが、生じた損害は自己責任にてお願いします。
メルコ(MTCブランド)から発売されているVRMユニット。
元々は、同じMTCブランドから発売されていたベビーAT規格のM/B用として
用意されたもの。
(「MVR−MX」は、’97,07に生産中止、「MVR−MX2」も使用するM/Bが
去年生産中止になっているため、今後入手難が予想されます。)
「MVR−MX」(2.8V設定のみ)の後継部品で、2.2V,2.5V,2.8V,
3.2Vの設定がジャンパースイッチにて可能となります。
幸いにも、W型番は、VRMソケットが付いていますが、改造が必要となります。
注記:VRM自体は、Intelが決めた仕様が存在するそうです。(取り付け互換)
ただし、単純に配給電圧を変更するもの(MVR−MX)と、配給電圧を見
て自動補正するもの(MVR−MX2)と有ります。MVR−MX2の改造が
必要なのも、W型番には自動補正型が使用出来ません。
そのため、自動補正機能を切るために改造が必要となります。
何回も「Oh!PC」や他の雑誌に載りましたので、簡単に説明します。
1.”こちらの面がCPU側です”と書かれた”U側”の上に有る「R16」の0Ω抵
抗を「R15」に移すだけです。仮に、抵抗自体を無くされても、リード線等で
代替えも利きます。様は、「R16」のショートを「R15」のショートに切り替え
るだけです。
テスターで、「R1」の下側とコネクタの”P”と書かれた上側の端子間で導
通を確認すればOKです。
画像1:「MVR−MX2」前面 画像2:改造部分
2.使用したいCPUのCORE電圧に合わせて設定を変更します。
設定変更場所は画像1の左上に有るジャンパースイッチを、コネクタ上の
シルク印刷通り設定するだけですが、右側から”1−2”,”3−4”・・・・と
なっていますので、注意してください。
3.CPUの右側に有るVRMソケットからダミーVRMユニットをはずし、”こち
らの面がCPU側です”と書かれた前面をCPUの逆側にして入れます。
また、VRM自身はコネクタに付いているロック機構で固定されているた
め、はずす際は注意してください。
4.現在の情報では、Xv20&Xa20には、ダミーのVRMが実装されている
みたいですが、もし実装されていない場合、CPUソケットVRMソケットの
上側(?)の4つのジャンパースイッチのジャンパーをはずしてください。
これをはずさないとVRMユニットが有効にならず、CPUを破損します。