WSJT-XとCTESTWINによるDigi DX Contestの設定と使用方法


1.コンテスト形式

 @US,VE局:RST+State/Province その他:RST+001形式
 AマルチはState/Province数+Entity数(全バンドで1回限りカウント)
 B得点は1点固定
 CEntityはdxccaa.mdで検出します。W/VEはEntityとしてカウントしません。KH6,KL7はDX局としてみなします。

 World Wide Digi DX Contestの規約はここをクリック(日本語)

2.設定と操作方法

このコンテストでは、相手局とQSOする送受信の操作は、CTESTWINを使用せずにWSJT-X 2.0を使用してください。
CTESTWINは、WSJT-X 2.0から送られてきたログを集計するためだけに使用します。
WSJT-Xのメニュー「File」「Settings」を選択して、「Reporting」のタブにある「N1MM Logger+ Broadcasts」にチェックを入れてください。
これによりWSJT-XでQSOしたログを通信で出力できるようになります。
また、Promt me to log QSOのチェックを外し、Log automaticallyのチェックを入れておくとQSOごとの操作なしにログがCTESTWINに送信されます。



CTESTWIN側は、メニューの「ファイル」「ファイルのインポート」「WSJT-Xのログを取り込む」を選択すると
以下のダイアログが表示されますので、手動取り込みの方をを「データを取り込まない」を選択し、
「自動的に最新データを取り込む」をチェックして、リアルタイム(UDP)を選択してください。
IP/nameとport番号は、上記WSJT-Xと同じ値を記入してください。
なお、一旦選択しておくとCTESWINのメイン画面のツールボタンのでも「自動的に最新データを取り込む」
のON/OFFが可能です。ON状態の時に緑色になります。



WSJT-X側のコンテストの選択は、「Advanced」タブにて「ARRL RTTY Roundup」を選択して、Exch:に「DX」と入力してください。



Cabrilloファイルは、WSJT-Xからもできます。詳しくは、FT8 roundupコンテストのホームページを参照してください。
CTESTWINからCabrilloファイルを出力する場合は、コンテスト名を手動で「FT8-RU」に変更してください。
FT8のモード表記はDGです。CTESTWINのV4.24以前からバージョンアップした場合は、RYをDGに変更してください。



World Wide Digi DX ConteST
FT4とFT8のコンテストです。WSJT-Xとの連動は、上記FT Roudup contestを参考にしてください。
交換するコンテストナンバーは、RST無しのGrid Locator 4桁です。
マルチは、グリッドロケータの上位2桁の英文字。
得点は、1点+Grid Locator間の距離3,000km毎に1点。「設定」「点数セット」の画面で入力した値は無視されます。
備考欄にCTESTWINが自動計算した距離が入ります。