世界が蟹のフォースに包まれていくのを阻止しなければならない・・・。
長いこと惚けていたサルビアは状況がよく理解できないまま、中空に 浮かんでいる忌まわしいカニカニラブ状態のリモーネとようすけの ツーショットを見てつぶやいた。
「リモーネ・・使えない男・・・。」
その言葉に敏感に反応するリリィ。しかも愛する男性が別のオトコと ラブラブ状態なのでよけい頭に来て、理性は吹っ飛んでしまったらしい。「なんですってぇぇぇぇ??」
そのキンキン声は超音波と化し、付近5km四方の建物の窓という 窓のガラスはすべて吹き飛び、わんこ達はつられて遠吠えをしたという。
「その失礼な発言、撤回なさって下さいませ!!リモーネ様は、 いつだったか蟹のフォースをペッ!!しないで飲み込んでしまった 後遺症が出てしまっただけですわ!!今も心の底ではわたくしだけを 深く深く愛して下さってるんですからね!!そうですわ、そして わたくしたちはまたいつか、豪華客船の前で・・・アァ〜ン・・・。」豪華客船の前でのチューを妄想して気を紛らわそうとするものの、 中空に浮かぶ怪しいビジョンを目の当たりにしたため、それに負けじと キケンな路線まで想像がエスカレートしてしまったリリィ、心なしか 頬が上気してなにやらアツくなっている。ちょっと自粛したほうが いいですよ、リリィさん。何だか手つきもアヤシイです。
その時、リリィの異変に気がついたデイジー。「まずい!!みんな下がれ!!」 なんと、リリィの頭からもピョコン!!と、蟹のハサミが。そして、 それは反射神経の鈍いピーチのリボンをガシっとつかみ、おつむの てっぺんからキチンキトサン、じゃなくて蟹のフォースを注入。
ピーチも目つきが酔っぱらい状態になって、中空のようすけに 手を振る。
「ようすけ〜。あたしもまぜてー。みんなで仲良くしよー!!」
ついにカニカニフォースは愛天使達も汚染し始めてしまったのだ!! 無事なのはデイジーとサルビア二人だけ。さあ、どーなる??
オヤジングピーチに救援を頼むのか、それとも・・・??
続く
まみぴのコメント
またしても蟹の方向に走ってしまいました。もう止まりません。やっぱりいつぞや 直ピーとふたりでカニ食べたときに汚染されてカニのフォースが体中をかけめぐって いるんでしょう・・・。直ピー先生、あとは任せた!!ふはははは・・・!!