失敗にめげない

NO.BIZ01-10
虹色ビジネスサプリ　＜失敗は成功のもと＞
◆失敗にめげない
　自分の才能を磨いて、好きなことで生きていこうとしても、決して順風満帆ではありません。どちらかというと、その逆で、
　周りからの反対、お金、人間関係、自分への疑いなど、チャレンジすることが次々にやってきます。成功しようとすると、挑
　戦した数の何倍も失敗するようになります。一度でうまくいくことは絶対にないのです。自転車に乗ろうとした時も、一回で
　乗れた人はいないはずです。自分で事業を行うことが、自転車に乗るよりははるかに難しいことは、想像できると思います。
　自分らしく生きたいと思ったら、その道はとても険しいということを想定しておきましょう。いろんな失敗に強くなる必要が
　あります。そうはいっても、実際に何かをやろうとしてうまくいかない場合、嫌な気分になるし、がっかりします。人生全体
　に×をもらった気がしてしまうでしょう。

　普通の人は、一回の×で、やる気を失ってしまいます。それどころか、×の可能性を考えただけで、余計なことをするのはや
　めておこうと及び腰になってしまうものです。それは、今の教育にも問題があると思います。今の学校教育では、できるだけ
　間違えないようにすることが求められるからです。４択の試験では、７５％の確率で間違えます。そういう問題を２００個も
　やると、すべてを正解する確率は、天文学的な低さになります。６歳くらいから、１回でも間違ったらゲームオーバーの黒ひ
　げゲームをやらされているようなものです。そのストレスを何千回も経て、私たちは大人になっていくのです。そういう教育
　を１０年以上受けてしまうと、間違えたくないと考えてしまうのは当然です。あなたが、打たれ弱い場合には、そこを変えて
　いかなければなりません。失敗に強くなるとはどういうことでしょうか。それは、成功のほうに意識を定めて、すべてはその
　過程だと捉えることです。何回上手くいかなくても、それは過程であって、そのうちうまくいくと考えることで、一つひとつ
　の失敗が気にならなくなります。例えば、飛び込みセールスの場合、１０回やって、ようやく一人くらいが話を聞いてくれま
　す。そして３０回やれば一件契約が取れるとしましょう。その時あなたは、「２９回断れれば、次はほぼ自動的に契約がもら
　える」と考えればいいのです。そういう感覚で、失敗をし続けられる人が、自分らしい人生を生きられるのです。