NO.BIZ01-12 |
虹色ビジネスサプリ <失敗は成功のもと> |
◆失敗するときの共通点
「成功者に法則はなく、失敗者のみに法則がある」これは、「華僑大資産家の成功法則」(実業之日本社)の中で、著者の小
方功さんが華僑の方から教えを受けた言葉です。確かに計画をきっちり立てて、成功する人もいれば、計画なんか決めずにう
まくいく人もいます。成功の法則は人の数だけあるってことです。しかし、失敗する人には必ず共通する法則があるというの
です。失敗する人に必ず共通する法則を知っておくことはとても重要です。なぜなら、それだけは死んでもしなければいいわ
けです。失敗者のみに共通する法則とは… 問題を人のせいにする習慣だ。商売に失敗した人は、「仲間の信頼が得られなか
ったから」とか「店の場所が悪かった」から「取引先が倒産したから」とか、必ず問題を何かのせいにしているのだ。
◆失敗を受け入れない悪しき日本の風土病
例えばAIによる万引き防止システムを開発するために、万引きOKのコンビニの実験をするという考えもあります。見つか
らずに、万引きできた客にはタダで商品をあげてしまう。その実験をやれば、AIがかしこくなって半年後には誰も万引きが
できなくなるのではないかって話だそうです。そして中国には「芝麻(ジーマ)信用」という、ビッグデータから各人の信用度
を数字で可視化するサービスがあるが、(高ければ高いほど、例えばローンの借入、仕事、シェアリングサービスの利用など、
さまざまな信用にまつわる経済活動を有利に運ぶことができる、コンビニの万引き抑止システムに役立っているという。万引
きが発覚したら、このスコアが劇的に下がるから、万引き抑止につながるのです。
ものすごく合理的ではないか。日本では「事故をどんどん起こしてシステムを強化する」という発想が、法的にも国民感情的
にも欠けているように思う。要は、真面目すぎて、失敗を受け入れられないのだ。「失敗しても、どんどんやってみればいい
じゃん」という発想の欠如が日本の産業を蝕んでいるのです。取り返しがつかなくなる前に、一刻も早く悪しきマインドを変
革しなければならない。
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