NO.BIZ03-26 |
虹色ビジネスサプリ <覚悟を決める/自分を磨く> |
◆悔し涙が出るくらい、真剣に打ち込む
あなたは、仕事をやっていて、悔し涙を流したことがありますか? ライフワークに取り組んでいる職場では、そういうこ
とがありますか? ライフワークに取り組んでいる職場では、そういうことがよくあります。それは、関係者が全員本気だ
からです。特に命に関わるような医療現場、警察などではみんなが真剣に仕事に関わっています。いい加減なことをしてい
ては、誰かの身に危険が及んだり、生命に関わるからです。また、何百億円というお金が飛び交うディーラールームや商社
の取引現場には、通常ないような緊張感が漂っています。それは、少しのミスが取り返しのつかないような金額の損失につ
ながってくるからです。そういう職場では、時には厳しい言葉が飛び交います。「あんなことをしていたら、そのうちだれ
かが死ぬぞ」という物騒な言葉だったり、「あんなクオリティの低い仕事で恥ずかしいと思わないのか?」ということを、
お互いに言い合ったりするのです。労いの言葉もありますが、それよりも、何が足りなかったのか、ミスを防ぐ方法につい
てどうすればもっと成長できるのかが話題になります。
そういう意味では、その種の職場は、仲良しクラブにはなり得ないのです。ほかの職種でも、一流の職場では、同じような
緊張感があります。ケーキがきれいに焼けなかった。プレゼンの資料がパーフェクトにできなかった。スピーチが想定通り
いかなかった。集客が予想したほど集まらなかった。そういう反省点を、どれだけ真剣にとらえられるかです。そこで、
「まあ、仕方がないか…。頑張ったしね」と軽く考えて流してしまう人は、大した仕事ができない人です。同じミスをして
も、「なんで自分はあんなことをやってしまったのか」と、涙を流すような人が将来大きく成長できる人です。「なぜ、自
分はできなかったのか」と悔しい気持ちになったのは、「うまくいって当たり前だ」というセルフイメージで生きているか
らです。逆に、まあ、大丈夫だろう、こんなもんだろうと思っているならば、「自分はミスして当然だ、仕方がない」とい
うセルフイメージを持っているわけです。「こんなもんじゃない、もっと素晴らしい仕事ができるはずだ」と思うから涙が
出るのです。
同じ泣くのでも、うれし涙を流したことがありますか? 例えば、仕事がうまくいったことに大喜びして、涙が出てしまう。
いずれにしても、あなたがそれだけ真剣になっている証拠です。逆に言うと、涙も出ないような仕事のやり方をしていては、
成長できないと言えるでしょう。
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