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「ダメな謝罪」と「いい謝罪」
NO.BIZ04-05
虹色ビジネスサプリ <常識を疑え>

 ◆「ダメな謝罪」と「いい謝罪」

 さまざまな謝罪会見を見ていて、「それは違うだろう」と思う共通点があります。それは、記者会見場で責任者たちが異口同  音に口にする「ご迷惑」という言葉だ。賞味期限を改ざんしても「ご迷惑」、下級牛をブランド牛と表示しても「ご迷惑」、  中国産ウナギを愛知産とうたっても「ご迷惑」と。彼らのやったことは、ご迷惑どころか、「詐欺行為」であり、誰が何と言  おうと「不正」に違いないのです。  「不正」を謝罪するのに「ご迷惑」はないだろう。「これこれ、こういう詐欺行為をいたしました。申し訳ございません」と  いうのが正しい謝罪ではないのか。。「欠陥商品」を「不具合」と言い換える。言葉の欺瞞である。もういい加減にしろと言  いたい。  以前、イタリア料理チェーン店の「サイゼリア」は、自社のピザから微量のメラミンが検出された際、該当時期にピザを食べ  たお客すべてに、レシートなしで返金するという対応をしました。謝罪とはこうあるべきという格好の例だと思います。でき  る人間はトラブルや不祥事を「いい謝罪」によって絶好のビジネスチャンスに変えます。まず「申し訳ありませんでした」と  謝り、事の顛末を隠し立てせずにきちんと説明します。弁解せずに、謝罪すべきは謝罪するのが大人のスジの通し方である。  これができない人が多すぎると思いませんか? 謝るよりもすぐに弁解を始めるのは・・・なぜ?
 

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