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<時差ボケ解消> 仕事の効率を上げる「体内時計」とは? 
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虹色ビジネスサプリ <健康>

 ◆体内時計を意識した時間管理をする

 時差ボケは、海外出張、旅行などで経験したことがある人は多いと思います。この時差ボケというのは、今まで日本時間で生  活していた人が、海外へ行った途端に、現地の時間に合わせようとした時に発生する違和感、症状です。でも、「時差ボケ」  というのは、このような時計の示す時間と自分の体内時計がズレた時だけだと思っていませんか?   「時間医学」というものを知っていますか? しばらく日本にいて、時間がずれるようなことがなくても「時差ボケ」は発症  するのです。  現代のビジネスパーソンの多くが「時差ボケ」を抱えていると言います。これを解消すれば、仕事や学習のパフォーマンスが  劇的に改善します。体内時計を味方につければ、効率よく成果ができるようになるはずです。人は、体の中でも時を刻んでい  ます。体内時計が狂うと、睡眠障害、うつ病、肥満、糖尿病などの代謝障害や、免疫・アレルギー疾患、さらにガンの発症に  もつながるといいます。それを解消するには、体内時計を意識した時間管理が必要です。体内時計に従って、食事、運動、睡  眠など、毎日を過ごせば、不調を解消し、能力を発揮することができるようになります。  ここでは、その対処法を具体的に紹介しませんが、「時間医学」に関する書籍は、最近たくさん発刊されています。ビジネス  パーソンが体内時計を使って活動し、パフォーマンスを最大化させる方法を公開しているもの、最初に体内時計を解説し、パ  フォーマンスの上がる時間の使い方を紹介したもの、睡眠や運動、食事などの効果的な行い方を解説したものなど、さらには  遺伝子を変える方法まで紹介したものなど、様々な書籍がありますので、書店やネットで自分に合ったものを探してみて下さ  い。  参考までに、現代医学では、ここまで体内の仕組みが解明されているということだけを感じてもらえるための、「時間医学」  の概要を掲載します。  ========================================================  脳は、本人が意識するよりずっと前に活動を始めています。自発的と思っている行為も無意識に始動しているのです。人間の  生命には広大な無意識の世界があり、脳が色々なことを決定しています。1秒当たり1100万余りの信号が脳に送られている。  そのうち、人が意識して処理できる信号は、多くて50個くらい。残りの信号は、すべて脳にある五感以外の信号を受け取る無  意識の箱にしまわれます。その信号を無意識に利用して、人は人類誕生以来、環境に適応し、進化してきました。見えない世  界に目を配り、聞こえない世界に耳を傾けることが、パフォーマンスを向上させる基本なのです。  人類の知力の源は「体内時計」と「腹時計」です。この時計は、1000億個ある脳神経細胞と、その10倍以上ものグリア細胞の  間で機能的な連繋網を作っています。「体内時計」と「腹時計」はジャンクDNAを操り、不都合な遺伝子を好都合な遺伝子  に様変わりさせています。そうして多様な生命活動を生み出してきたのです。「何を食べるか」「どれくらい眠るか」など、  日常生活がジャンクDNAに働きかけ、常に改変しています。つまり、暮らしぶりを変えれば、不都合な遺伝子を好都合なも  のに変えることができるのです。一方、現実の世界に目を向ければ、30数億年をかけて獲得してきた体内時計の能力は、光環  境の変化やコミュニケーションの複雑化、あるいは超高齢社会の深刻化により発揮しづらくなっています。睡眠と食事、運動  などの生活を見直せば、乱れた体内時計のリズムは修復できます。体内時計の能力を十分活用するには、現実の世界とどう向  き合っていくべきかの工夫を知っておくことが大切なのです。  体の中で刻まれるもう一つの時間管理、それが「体内時計」です。体内時計の研究は、最近急速に進歩し、生活のパフォーマ  ンスをあげるための健康関連の科学は急進展してきました。体内時計には、親時計と子時計があります。脳にある親時計は、  体の隅々の細胞が持つ子時計に指令を出してフル活用し、人の心・技・体のエネルギーバランスをバージョンアップしていま  す。親時計をシンフォニーの指揮者とすれば、子時計は楽器を奏でるプレーヤーと言えます。そんなふうにイメージしてもら  えると理解しやすいかと思います。両者がピタリと連携すれば、メリハリをつけて、体の細胞を操ることができます。これに  より、パフォーマンスは大きく上がります。体内時計は、時間の周期的な変動に応答しながら、体と心を最適な状況に微調整  しているのです。同時に予期せぬ自然環境の変化にも適応します。人が人間時代を築けたのは体内時計の適応能力のおかげな  のです。  長年、体内時計の中で時を刻んでいる細胞、すなわち、時計細胞は、ニューロン、すなわち神経細胞と考えられてきました。  ところが、最近、もう一つの時計細胞が発見されました。ニューロンの時を刻む遺伝子が働いているのは昼間だけで、夜はア  ストロサイトというグリア細胞が働いています。これらは、互いに連絡を取り合いながら、働く時間帯を夜と昼に二分してい  る。パフォーマンスを上げるには、昼だけでなく夜への配慮も必要です。夜に時を刻む時計遺伝子は、アストロサイト。こち  らへの働きかけこそがビジネスパーソン成功コツなのです。なぜなら、神経ネットワークへの連絡速度は、ニューロンよりア  ストロサイトのほうがはるかに高速だからです。しかも、その高速道路は1本だけではありません。数本の高速連絡網を使用  しています。瞬時に大量の脳神経に指示を送り、一つに束ねて、まとまった振る舞いをさせる能力は、ニューロンよりもアス  トロサイトのほうが、ずっと効果的にできるのです。グリアは、体内時計だけでなく、眠りの質を上げることにも関わってい  ます。眠りで記憶力を高めたり、眠り質を向上させたり、アルツハイマー病を予防したりするのは、すべてグリアの働きなの  です。
 

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