NO.JIN01-12 |
虹色人生サプリ <覚悟の決め方> --- 2022/11 |
◆自分の「運」を信じる
基本的に「運」というものは、誰に対しても平等に配られていると思います。平等に与えられた運ですが、実際それを活
かせる人と、活かせない人がいるだけではないでしょうか。芥川龍之介は、「運命は偶然よりも必然である。」「運命は
性格の中にある」という言葉は決して「等閑(なおざり)に生まれたものではない」と言っています。運命は性格の中に
あるのだというのです。つまり性格によって、運命が変わってくると言っているのです。では、どんな性格が良い運命を
もたらすことができるのか? それは周りの人や環境に感謝できる性格の人に対して、運が向いてくるのです。何事に対
しても、いつも謙虚なので、周りの人が盛り立ててくれる。結果、いい話が舞い込んできたりするのです。少なくとも邪
魔をする人はいません。
もうひとつ大切なことは、自分自身、自分の運を信じられるかどうかだと思います。自分の運を信じられる人の運は良く
なるのです。いろいろなチャンスは、長い目で見れば、誰にでも公平にやってきます。そのチャンスを受け手の側がつか
めるかどうかが、大きく左右します。自分の運を信じているポジティブな人は、人生に対して前向きですから、日ごろか
らアンテナを高く張っていて、面白い話、いい話が来たら、パッとつかもうと身構えています。いわば、情報感度の高い
日常を送っています。
良く、「幸運の女神には後ろ髪がない」といいます。すれ違った瞬間に、「あっ、女神だ」と思って振り返ったとしても、
後ろ髪がないので、もうつかめない。すたすたと女神は去っていきます。この時、アンテナを振り巡らし、情報感度を高
くして、待ち受けている人は、素早く反応して女神に抱きつくことができるのです。ところが、自分は「運が良くない」
と思っているネガティブな人は、いつも自分のやることや物事に懐疑的であり、うつむいて過ごしている。それでは、横
をチャンスの女神が通り過ぎても気がつけません。ネガティブな人は、とてもいい話が来ても、マイナス面ばかり見てし
まったり、チャンスを逆にピンチだと思ってしまったりして、せっかくの機会なのにすぐに決断できない。これが運を活
かす人と、活かせない人との分岐点であると考えています。「自分は運がいい」と思っていた方が、結果的にチャンスを
生かす確率は高くなるのです。そして、うまくいったらそれは運がいいと考え、周りに感謝する。決して傲慢にならない。
反対にうまくいかなくても、運が悪いのではなく、それは自分の努力が足りなかったのだと謙虚に考えることがとても大
切です。
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