NO.JIN01-21 |
虹色人生サプリ <覚悟の決め方> --- 2022/12 |
◆未来はこれから選ぶ内容で決まる
過去に引きずられると、ろくなことがない。人が過去に引きずられるのは想像以上である。引きずられていないようで引
きずられている。幼児トラウマが、その人の性格を決定しているからです。幼児期に不幸な経験をすると、それによって
決定的な影響を受けて抜け出せなくなります。幼児トラウマのために、一生を棒に振る人も少なくない。では、そのよう
な好ましくない過去に引きずられないためにはにはどうすればいいか。自分にとって「好ましい選択をする」しかないと
思います。
人生にはいろいろな選択肢があって、私たちは選ぶことができます。自分の現在の姿は、自分が過去に選択し行動してき
た結果である。そこに至るまでにはいくつかの選択肢があったはずだが、その中から選んだ結果が「いま」なのです。し
たがって、今が不本意なら、、未来がそうならないような選択をするしかないのです。将来の自分の人生は、これから自
分が選ぶ内容で決まってきます。仮に今は敗者であっても、選択次第で未来は変わってきます。
普通は、なかなかそうは考えられません。多くの人は、描く未来を現在の延長線上に置いているのです。例えば、良い学
校を出ていない自分、過去に幾多の失敗をした自分、怠け者の自分、気の弱い自分が今だとすると、それが未来の土台に
なると思ってしまう。そうではない。今どんな人生であれ、それは自分で選んだ結果であり、将来の自分の人生は、今か
ら選ぶ内容によって決まります。選択肢はいくらでもあるのです。
日陰にまかれた植物の種は、そこで育成して一生、日陰で過ごすしかない。だが、動物は違う。日陰がイヤなら日の当た
る場所へ移動すればいい。選択の自由とは、そういうものなのです。選択は、人間に与えられた最高の特権である。ただ
し、選択に仕方には工夫がいる。どういう工夫か。どんな場合」も「よい」と思われる選択をすることです。たとえば、
勉強するかしないかなら「したほうがいい」に決まっている。二日酔いのサラリーマンが会社を休みたいと思っても「出
社したほうがいい」。商売人が不愉快な客に無愛想でいいか。「無愛想でないほうがいい」。どんな場合も「よい」と思
われる選択をしてみよう。そんな人生を一年、二年、三年と続けたら、人生は見違えるほど違ったものになってきます。
人生を楽しんで生きている人、何かで成功した人は、みんなそうやって生きているのです。
幼稚な人ほど目先の楽しみを追い、「よい」とわかっていることを「この次から」などと言って先延ばしにしています。
自分からよい未来をつぶしている。それで、よい人生が訪れるわけがない。こんなことを言う人がいます。「すべては運
命で、初めから決まっている」、あるいは「不幸な宿命の星に生まれたのだから仕方がない」。そんなのは、すべて嘘っ
ぱち。自ら未来を切り開く勇気も、気概もない弱虫の詭弁に過ぎない。また、現状がまあまあだと「現状維持でいい」と
いう気持ちになりがちだ。下手なことをして、今より悪くなっては困るという意識が働く。この選択はあながち悪くはな
い。だが、今が不本意であるなら、マイナスの過去とは手を切らなければならない。それには何をおいても、今この時に
「よい」と思われる選択をすることだ。今よい選択をすれば、近未来に良い結果が現われます。一つ忘れてはいけないこ
と、それは選択するのは「自分しかいない」ということです。
|