始める前に自信がないのが当たり前

NO.JIN02-01
虹色人生サプリ；    ＜自信とは？＞   ---  2022/08


　変わらないといけないと思いながらも、何か新しいことにチャレンジしたいと思いながらも自信がないからできないと言う
　人がいます。私は、そういう人にこんな感じでその人に聞くことがあります。

　「自信は必要ですか？」
　「自信がないとそれはできないのですか？」

　こう聞くと、ほとんどの人が戸惑って考え込んでしまいます。何かにチャレンジするためには、自信は必要だと思い込んで
　いるからです。こういう思い込みも枠（パラダイム）のひとつです。何かにチャレンジするためには、本当に自信が必須な
　のでしょうか？自分が経験したことのない未知のことを始める時に自信があるとしたら、その自信はどこから来るのでしょ
　うか？経験したことのないものや未知のことにチャレンジするとき、始める前に自信はないのが当たり前です。

　行動して成果が出た時、自然と自信は出てきます。もちろん、自信はあった方が力づけになります。しかし、「自信がない
　からできない」という多くの人は、自信がないということを、自分が行動を起こさないことの言い訳にしています。
　本来、「自信がない」ということと、「やる、やらない」というのは全く別のことです。「自信があるからやる」と考える
　人は、反対に「自信がないとやらない」と考えてしまい、そして自分を止めてしまいます。

　「自信があるから、やる」人は、やり続けるために自信を持ち続ける必要があります。何度挫折しても自信を持ち続けられ
　るとしたら、それは素晴らしい人だと思いますが、そのような強い意思を持つ人は、ごくわずかではないでしょうか？

　しかし、「自信がない」ことと、「やる」ことは別のことだと考えると、「自信がない、そしてやる」ことが可能となりま
　す。「自信があるから、やる」という枠(パラダイム)を持っている人には、とても奇妙な言葉に聞こえるかもしれませんが、
　筋は通っている言葉です。「自信がない、そしてやる」人は、自信があるとか自信がないとかの言い訳(説明)はしません。
　自信がないので、とても慎重に注意深くやるかもしれませんが、それでＯＫなのです。

　必要なことは自信がなくても「やる」という立場を取ることです。