NO.JIN04-04 |
虹色人生サプリ <三日坊主> --- 2022/08 |
◆習慣を変えることは気持ちの悪いこと
目標達成という「成果」を出すための行動を起こそうとするとき、今までやっていなかったことを「新たにやる」必要があり
ます。すでにやっていることでは成果が出なかったわけですから、より高く成果を求めていくために、「新しい行動習慣」を
身につける必要があるのです。
ここで理解しておきたいことは、「新しいことを習慣化する」ことは、決して「自然なことでない」ということ。むしろ、最
初は「気持ちの悪い」ことです。まだ習慣化されていないわけですから、今までしていなかった「新たな意識」が必要だから
です。ひとつ実験を行ってみましょう。両手で腕組みをしてみてください。どちらの腕が上ですか?私は左腕が上になります。
では、逆にして腕を組んでください。どうでしょうか。違和感があり、気持ち悪いでしょう。これが習慣を変えたり、新たに
加えることの気持ち悪さです。このように、新しい意識を持つときには、何か違和感があるものなので、不安になります。そ
れが「続かない原因」にもなりやすく、途中でやめてしまうことにもなるのです。「習慣を変えることは、気持ちが悪いこと
だ」と割り切って考えれば、最初は我慢できるでしょう。重たい車を押す時のように、最初は少し力が必要です。しかし、い
ったん動き出してしまえば、後は勝手にタイヤが回転してくれます。
◆行動のタイミングは「ついでに」
行動を習慣化するためには、いつ、その行動をどんなタイミングで行うかが重要です。「毎日○○する」と言ったタイミング
を計画する人が多いのですが、それでは習慣化することはほとんどありません。なぜなら、忘れてしまうからです。例えば、
ダイエットをしている時には、毎日体重を測る必要があります。しかし、「体重を測る」という行動を、つい忘れてしまうの
です。そこでおすすめなのが「ついでに」やること。その時、何の「ついで」にやるのかが重要ですが、すでに習慣化してい
る行動に着目します。例えば、お風呂に入ることを忘れる人はいないでしょう。そこで、毎日お風呂に入る「ついで」に体重
を測るのです。すると忘れないで、習慣化することができます。
考えてみれば当たり前のことです。新しいことをやり続けようとしているのですから、新しいタイミングを身につけなければ
なりません。まったく新規に「覚えていようとする」のは、大変です。ですから、それを逆手にとって、すでに習慣化してい
ることにくっつけて「ついでに」してしまうのです。
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