NO.JIN05-04 |
虹色人生サプリ<自分を変える> --- 2022/10 |
あなたは毎日のようにテレビから流れてくる殺人事件、事故、テロ、戦争…などのニュースを見て、どんな気持ちになります
か?「こんな怖い世の中で生きていくのは不安だなあ〜」と思うなら、あなたの生きる目的は「生存」になっています。生存
が生きる目的になっていると、これらのニュースを真に受けて、自分も巻き込まれないようにしなければ!と社会に対して不
信の目を向けるようになってしまいます。
でも、よく考えてみて下さい。日本には約一憶2000万人くらいの人がいますが、ニュースになるような出来事は、毎日数
件程度です。となると、悪い出来事に遭遇する確率がどれくらい低いかわかりますか?
そもそも、今日のニュースで事故や火事のニュースが多いということは、目新しいニュースや事件がほとんどなかったという
ことです。ニュース情報を発信する側の立場になって考えれば、当たり前のことです。「今日は、特に報道するような目新し
いニュースはありませんでした」なんて報道はできないので、いちばん誰にでもわかりやすい、簡単に映像が入手できる事故、
火事をネタにしているのです。
ネットで事故件数の推移を見てもらえば、ここ数年では毎年減少しているのは一目瞭然です。「アクセルとブレーキを踏み間
違えて店に突っ込んだ」なども、ニュースでよく目にしますが、最近は自動ブレーキなども少しづつ普及しているので、件数
は減少しているのです。
一方で、いいことを数えてみて下さい。女子高生が電車の中でおばあちゃんに席を譲った、○○さんがボランティアをして喜
ばれた、△△さんがチケットを譲ってくれた…など、良心的で温かい出来事は日常にいっぱい転がっています。マスコミは悪
いニュースばかり流すので、まるで世の中は悪い事ばかりがしょっちゅう起こっているように見えるけれど、いいことのほう
がはるかに多いのです。残念ながら、TVニュース・マスコミでは、ほとんど報道されませんが…。
ここで私が言いたいことは、普段の生活の中で目や耳に入ってくる情報だけで、ものごとの傾向を勝手に判断することはしな
いほうが良いということです。あまりにも視野が狭いと言わざるを得ません。本当に多いいとか少ないなどの傾向を知りたい
のであれば、ネット検索すればすぐにわかることです。ちょっと、自分の変な「くせ」を見直すきっかけにしてもらえると良
いかと思います。
もしニュースがいい事ばかりを伝えてくれていたら、きっと「人間って、超〜いい生き物ね!」って気持ちになるでしょう。
|