◆◆ 虹色人生サプリ ◆◆

ベストパートナー
NO.JIN05-09
虹色人生サプリ <自分を変える> --- 2022/08

 ◆私のベストパートナー

 私にとっての最高のパートナー、いちばん信頼でき、世界で一番愛している人は、まぎれもなく私の妻です。結婚してもう  40年近くなりますが…。そこには、様々なエピソードがいっぱいあります。その中で「最高のパートナー」と言い切れる  No.1のエピソードを紹介します。  ある朝のことです。いつもは目覚まし時計の音で目が覚めるのですが、その日はまぶしいくらいの朝の陽ざしを感じて目を覚  ましました。「あれ〜?」と思いながら時計を見ると会社の始業時間を1時間も過ぎていました。あわてて寝床から飛び起き、  スケジュール帳を取り出し、会社へ電話をかけました。その時点では、上司に「寝坊をしたので、今から支度をして2時間後  くらいには出社します」と言おうと思っていました。上司が電話に出るのを待っている時、ふと窓ガラスに目を向けると、笑  顔で私の後ろに立っている妻の姿が見えました。「あっ、やられた〜〜!」その時、気がついたのです。これは彼女が意図的  にやったことだと…。上司が電話に出た時、私は電話でこう言ったのです。  「すみません。熱が38度もあって今日は行けません。休暇ということでお願いします……今日予定のxxはxxで対応をお  願いします…」  こう伝えて電話を切りました。当時、私は大きなプロジェクトのリーダーを担当しており、肉体的にも、精神的にも限界ギリ  ギリの状態でした。彼女はそんな私のことを心配して、目覚まし時計を止めてわざと起こさなかったのです。  「コーヒー入れたわよ、今日はゆっくり休んだら? 熱が38度もあるんでしょう?…」と言って、妻は洗濯物を干すために  ベランダへ行ってしまいました。コーヒーを飲みながら、スケジュール帳を見ていた時、そういえばなんでスケジュール帳が  机の上に置いてあったんだろう? いつものバックの中に入れてあったはずなのに…   そうなんです。彼女は私のスケジュール帳をこっそり見て、今日だったら休んでも致命的にならないことを彼女なりに見極め  ていたのです。こんなことをさりげなくやってのける妻だからこそ、私は自信をもって『最高のパートナー』と言えるのです。  そして、私はベランダに出て言いました。  「もう熱も下がったから、今日は久しぶりにレストランでランチしよう!」  ---------------------------------------------------------------   夫婦とは一生涯の修業の相手   師になったり弟子になったり…   きれいごとを言っちゃいけねえよ   うちの夫婦は敵になったり仇になったりだよ!   ・・・ まあ、まあ、まあ ・・・   夫婦だから馴れ合いもあろうけど   相手が嫌がることだけはするな   色々あってもそれを乗り越えてこそ   かたい絆の夫婦となってゆくのだから  ---------------------------------------------------------------
 

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