NO.JIN05-19 |
虹色人生サプリ <自分を変える> --- 2022/12 |
◆諦めないことができればそれでいい
「もうダメかな、諦めたほうがいいのかな」そういう時こそ、絶対にあきらめてはいけません。なぜか。弱気になっているか
らだ。人間、弱気な時はしばしば判断を誤る。だから、重大な決断や判断は、そういう時にしてはいけないのです。諦めるこ
と自体は別に悪いことではありません。何事かをスッパリ諦めるのは、むしろかっこいい。だが、落ち込んで弱気になってい
る時に、重要な決断をしてはいけません。それではきっと後悔することになります。
では、どんな時に諦めればいいのか。気持ちが弱っていない時、物事を冷静に考えられる時にするべきです。そういう時に
「もう、これはやめよう」と思うのなら、それはきっとあなたにとって良い判断となるでしょう。もちろん、求めて授からな
いことはある。しかし、求めなくては授かることはない。だから、始めたことは簡単に諦めてはいけないのです。誰の言葉か
忘れてしまったが、「自分にできることは、諦めないことだけ」と言った人がいます。平凡な言葉だが、持つ意味は深い。私
はずっとこの言葉を胸に刻み込んできた。それでずいぶん得をしたと思っています。
成功確率の高い方法を選ぶ人は、自分では賢いと思っているだろうが、そういう人間に限って、ちょっとやって成果が出ない
とすぐに諦める。だが、最初からそういう比較をしないで物事を始める人間は、何も考えないで黙々とやり続けて成果を出す。
成功者とは成果が出るまで諦めなかった人たちなのです。
「そんなこと言ったって、成果の出ないことはどこかで諦めなければ、次へ行くことができないじゃないか」こんなふうに思
う人もいるでしょう。だが、心配することはない。人間には常に無意識の判断というものが働いています。本当に諦めたほう
が良いようなことは「諦めよう」などと思わなくても、自然にそのことから遠ざかってしまうものなのです。こういうやめ方
が一番いい。
次に良いのが、冷静に判断してやめる決心をすることです。あなたも、いま何かで自信を無くし、弱気になっているかもしれ
ない。それなら、今、諦めてはいけない。「諦めない」ことも立派な才能なのです。落ち込んでいる時に会社を辞めたりする
のは、絶対に避けるべきです。辞めていいのは、みんなに認められて、その人がいないと困ると思われ、周囲から引き止めら
れるような時です。そのような時にやめる人間は、どこへ行っても、何をやっても通用します。
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