| NO.JIN05-21 |
虹色人生サプリ ＜自分を変える＞ --- 2022/12 |
◆人生の目的は、いつ見つかるのか？
人生の目的は、道端に落ちているわけではなく、自分探しの旅の途中、インドの田舎で偶然に見つけるものでもありません。
どちらかというと、ごく日常生活の中で、ふとした時に見つかるものです。それは、あなたが気づくもの、感じるものです。
一生懸命に考えた末に見つかるわけではありません。なぜかというと、人生の目的は、思考の世界にあるのではなく、感情の
世界にあるからです。逆に言うと、考えている間は見つかりません。人によって何歳で見つかるのかも、全然違います。１５
歳くらいで自分の生きる道を見つける早熟タイプもいますし、６０歳を過ぎてから「これが自分の生きる目的だ！」というこ
とを悟る人もいます。それは、その人それぞれのタイミングとしか言えません。
早く見つけたからいいわけでもなく、その人にとってベストな時に見つかると言えるでしょう。また、人生の目的は、一人で
いる時よりも、誰かと一緒にいる時、とくに何かをやって感謝されたりするときに、「ああ、これかも！」という感覚で見つ
かるようです。それは、人前で話をして拍手をもらうような時もありますが、一人で、充実した一日を静かに振り返って、ハ
ッとわかった時かもしれません。いずれにしても、人とつながった時の達成感、感動、ワクワク感が出た時がヒントになるで
しょう。
◆一番苦しかった経験から、人生の目的を見出す
あなたがこれまでに、一番苦しかったことは、どんなことでしょうか。例えば、アトピーで悩み苦しんだ人は、将来セラピス
トになって、同じような症状の人を助けてあげることをライフワークにすることがあります。同じように、子供時代に人前で
話すことを極度に恐れていた人が、のちに世界的な講演家になったりするのです。人と接することが苦手だった人、あるいは、
神経過敏で落ち込みやすいことに悩んでいた人は、将来、カウンセラーや神経科医になる可能性があります。自分が困った体
験があったからこそ、同じことで悩んでいる人の気持ちや状況がよくわかるのです。
逆の例ですが、「名選手、必ずしも名監督にあらず」という言葉があります。これは、挫折のない人には、できない苦労がわ
からないので、監督に向いているとは限らないということでしょう。いつもホームランを打っている人に、ホームランを打て
ない人の気持ちはわからないというのは一理あると思います。
自分がホームランを打つのに苦労したから、同じようにホームランの打てない人の気持ちを理解することができ、それを克服
する方法をアドバイスできるわけです。自分にとっての苦しかったこと、悲しかったことが、人生の目的につながるケースは
多くあります。
人生の目的は、あなたが一番苦しんだところに隠されているのです。
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