NO.JIN05-26 |
虹色人生サプリ <自分を変える> --- 2022/12 |
◆まずは自分の「大好き」に正直になる
あなたは、大好きなものをいくつ言えますか? 大好きな食べ物、大好きな場所、大好きな映画や本、大好きな音楽など、思
いつくままに言えるでしょうか? 今までこの質問をたくさんの人に質問してきましたが、ほとんどの人が少し考えないと、
答えを出せませんでした。何が好きかわからないという人も多くいました。幼稚園の子供たちに同じことを聞いたら、全員興
奮して一斉に答えるので、収拾がつかなくなるでしょう。大人になるにつれ、私たちは「大好きなことがわからない」ように
なっていくようです。その過程は、小学校くらいから始まります。本当は算数が好きなのに、しぶしぶ国語の勉強をしたりし
ているうちに、何が楽しいのかわからなくなってくるのです。そして20歳を過ぎるころには、言われたことを従順にこなす
ロボットのようになってしまうのです。自分の好きなことをやっている人は、それだけやっていても飽きないものです。日本
刀をつくる職人なら、どれだけ日本刀を見ていても飽きないでしょう。画家なら、画材を触っているだけで幸せになれる。
レストラン経営なら、店に寝泊まりしてもいいぐらい好きだったりします。私の場合は、本が好きなので、本屋の中に住むこ
とを考えてもいいくらいです。また、1カ月どこにも出ずに毎日本を読んでいても苦になりません。好きなことを追いかけて
いくと、次々に自分の新しい側面を発見するものです。
自分の好きなことは何か、意識してみてください。あなたが楽しいこと、ワクワクすることを少しずつ始めてみるのです。毎
日がずっと楽しくなり、自分のやりたいことがきっと見えてくるでしょう。
◆3秒で決断を下す練習をする
決断を上手にできる人は、めったにいません。それは、決断がもう一つの可能性を断ち切ることを意味するからです。誰かと
結婚することは、別の人との結婚の可能性をゼロにすることです。独身の人がなかなか結婚に踏み切れないのは、このためで
しょう。よく聞かれるのが、「Aという道と、Bという道のどちらがいいと思いますか?」という類いの質問です。例えば「会
社にいながら好きなことをしているのですが、いつ辞めたらいいでしょう? お金がたまってからでしょうか、それとも…」
というのが典型的なものです。その質問が来ると、私はちょっといたずら心を出して、「どっちでもいいと思いますよ」と答
えるようにしています。長い目で見れば、本当にどちらの道を選んでも変わらないからです。私がおすすめするのは、何か決
断に迫られたら、とにかく3秒で決めること。直感を使えば、決断を下すのに3秒以上かかりません。正解はないのですから、
どちらでもいいのです。それぞれの選択で全く違う人生になる可能性があるでしょうが、どのみちもう一方の選択肢がどうだ
ったかと検証する手立てはありません。いざ決断したら、その道でできる最高のことをやればいいのです。とりあえず今は決
めないでおこうというのは「先送りにすること」を決めているのと同じ。たいていの場合、それは最悪の決断です。あなたの
人生で、決断せずにずるずる引きずっていることはありませんか? それでは、いまから3秒で決めてしまいましょう。
さあ、いち、にの、さん!
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