自分の夢や目標をはっきりとさせましょう

NO.JIN05-39
虹色人生サプリ　＜自分を変える＞　---  2022/12
　◆運のいい人はいつも頭のどこかで夢を意識しておく
　ある日、宝くじで３億円当たったとしましょう。あなたはこの３億円を何に使いますか？　ちなみに、「とりあえず貯めてお
　く」という答えはナシです。さて、あなたはとっさに答えることができたでしょうか？　もしできたとしたら、あなたは『運
　のいい人』だと言えます。自分の夢がかなうかどうか、幸運の矢をキャッチできるかどうかは、実はここがポイントです。夢
　を叶えるセレンビリティーを発揮できる人というのは、常に頭のどこかで自分の夢や目標について考えています。夢や目標が
　かなった状態を、いつも思い描いているのです。お金では買えない夢や目標は多いと思いますが、夢や目標実現のためにお金
　が役立つことは少なくないでしょう。夢や目標について常に考えている人は、思いがけず当たった３億円を、即、夢や目標実
　現のために使おうと考えるはずです。つまり、先ほどの「運のいい人」をもう少し正確に言うなら、「３億円を夢や目標実現
　のために使うと考えた人は運のいい人」となるのです。流れ星にお願い事をすると願いが叶うと言われているのも同じですね。

　流れ星にお願いすると願いが叶うというのは、そもそも流れ星は、一瞬であらわれてすぐに消えてしまいますがそんな一瞬で
　願い事をできる人は、それなりの理由があるのです。流れ星が一瞬で消えるまでのその間に願い事を言えるというのは、普段
　からその人がその願いを心に刻んでいる証拠なのです。だからその人は、その願いが叶うように思考し、行動している。だか
　らその願いが叶うのです。つまり、これは星が願いをかなえてくれるのではなく、「いつも頭のどこかで夢や目標について考
　えている状態」が自分を夢へと近づけているのです。

　そこで、まずは自分の夢や目標をはっきりとさせましょう。この時大事なのは、先ほども述べたように、自分なりの「幸せの
　ものさし」で測った夢や目標を設定すること。一般的な価値観や他人の意見を鵜呑みにした夢や目標になっていないかを確認
　しましょう。また、目標が非現実的なものであると、脳はこのことに反応します。あまりに非現実的なものであると、うまく
　動機づけできなくなってしまい「やる気」が起こらなくなってしまうのです。よってあまりに非現実的な夢や目標は、少し現
　実的なものへとレベルダウンさせましょう。たとえば、「江戸時代に行きたい」という夢は非現実的ですが、「江戸時代と同
　じような食生活」「江戸時代の書物に囲まれて暮らしたい」などの願いは現実的です。

　また、手段と目的を間違えないようにすることも大事です。「宝くじが当たりますように」、「志望大学に入れますように」
　などは、願い事の王道と言えるかもしれませんが、実はこれは願い事とは言えません。お金や学歴、スタイルは夢を叶えるた
　めの手段に過ぎないのです。考えるべきはその先です。何のために宝くじを当てたいのか、何のためにその大学に入りたいの
　か、何のために痩せたいのか。そこをはっきりさせないと意味がありません。