「異端」に生きる

NO.JIN05-43
虹色人生サプリ　＜自分を変える＞　---  2022/12
　◆自分を強くする異端な生き方
　どうして、自分だけの生きざまを自信満々で進めないのだろうか。他人はどうであれ、自分だけが好きなことを誇るべきだし、
　誰に頼るでもなく自立できる力を持っているはずです。むしろ、ただ周りを見ているだけでは、危惧していたような何も残ら
　ない人生になってしまうでしょう。そうならないために、私は「異端」に生きることを強く勧めたい。ここでいう異端とは、
　次の3つを実践することである。

　　「群れない」
　　「媚びない｣
　　「寄りかからない」

　この３つを基本として生きる構えです。群れから離れることで、多少目立つこともあるだろうが、世の趨勢（すうせい）に流
　されないようになります。権勢、権力に媚びないことで、卑屈にならずに、自分に正直になれる。会社や家族に寄りかからな
　いことで、誰に依存することもなく、自立する力が取り戻せる。つまり、「異端に生きる」とは、今の日本人が抱える漠然と
　した不安を解消し、人生を謳歌するための基本となる力なのです。そして、それは同時に「自分の人生を生きる」という誇り
　を取り戻す力でもあります。

　何も恐れることはない。たとえ孤独になろうとも、異端に生きる力さえあれば、どんな困難も乗り越えることができるでしょ
　う。そのための指針として、先ほどの３つの言葉を胸の内に留めてもらいたい。月明りもない夜、森の中を一人で歩くのは誰
　もが怖いものだ。だが怯んでばかりでは、森を抜けることができない。暗がりを進む足先を煌々と照らす明かりが必要です。
　一度手にした明かりは、ゆめゆめ落とさぬように。