NO.JIN05-47 |
虹色人生サプリ <自分を変える> --- 2022/12 |
◆いつも上機嫌をモットーにする
人間が遭遇する現実にはそう差があるものではない。どんな現実も、その人にとって99%が「想定内」のものであるはずで
す。とはいえ、仕事でミスをする、お金をなくす、車で事故を起こす、ペットが死ぬ、家族が病気になる、受験に失敗する、
恋人にふられる…・こんな事態に遭遇すれば、誰だって落ち込むでしょう。だが、ここでよく考えて欲しいのですが、こうし
た事実には色はついていないということ。事実は事実として存在するのである。その事実に悲しみや喜びの色を塗るのはその
人自身なのです。自分自身が暗い色調にするか、明るい色調にするかで事実はどうにでもなる。このことをよく考えて欲しい。
例えば、今の世の中、気分が暗くなるようなことが多すぎます。私はマスコミの報じ方も問題だと思うが、それはともかく暗
い気持ちにさせられることが多い。まして、リストラとか病気とか事故、事件、紛争などに巻き込まれた当事者にしてみれば、
その気分たるやかなり落ち込むだろう。でも、私はあえて「いつも上機嫌をモットーに生きよう」と考えることを勧めたいの
です。一人でいつも上機嫌なんて、なんだか馬鹿みたいだが、これに近い考え方とは、次のようなものだ。
「時代や社会がいかに悪かろうが、そこで私が善く生きることのいかなる妨げにもならない。たとえ世の全員が不幸でも、私
が不幸である理由はないのではないか」「負け組に回り、絶望して死にたくなっているあなた、どうです? あなたもここら
で幸福になりませんか。難しいことじゃない。簡単なことなのです。他人の言うこと他人のすることを気にしなければいいだ
けだ」哲学者の池田雅子さんが週刊誌のコラムで述べていた意見だ。まったくその通りだと私も思う。マスコミに発達でいろ
いろなことを知らされるが、実はそれは非常に偏ったものであることに早く気付くべきです。そして偏った情報色のメガネで
世の中を見ることなく、自分の人生を歩めばいい。その際モットーとして最適なのが「いつも上機嫌」というキーワードだと
私は思います。事実はいつだって無色。色を塗るのは一人一人の考え方です。他人の塗った色を見て不機嫌になる必要はない
のです。気分良く過ごすかどうかは自分で決めよう。すぐに不機嫌になる癖を直せば、人生はぐんと明るくなること請け合い
である。
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