NO.JIN06-02 |
虹色人生サプリ <世の中の常識を疑え> --- 2022/08 |
日本人はおかしな学校教育を受けるため、正解は一つ。ただ一つしかないと思い込んでいる人が多くいます。おかしな学校教
育というのは、例えば理科のテストで、「氷が解けたら何になりますか?」といった問題には、「水」と解答しなければいけ
ないのです。「春」と答えた子供は「×」になります。私などは「氷が解けたら春になる」のほうが好きです。でも、私がそう
言えば、小学校の先生は、「だって理科のテストでしょう。国語じゃないんだから」と応答されますが、理科だって天文や気象
を教えているでしょ。それなら、氷が解けると季節は春になるのですが…。
ネットで見た記事ですが、この絵の野菜は何でしょう?という問題があり、ピーマンのイラストが描いてありました。それを
「ピーマン」と答えた子供は〇になり、「パプリカ」と答えた子供は×になった、とありました。実物や写真ならまだしも、
白黒のイラストで「ピーマン」と「パプリカ」の区別が正しくできるのでしょうか?私には理解できません。
日本の教育はこんな状態を見直さないといけないのではないでしょか?
また、最近テレビ番組でやたらとクイズ番組が多いように感じています。一つの答えに誰が一番早く、または正確に答えられ
るかを競っています。
・・・私がここで言いたいことは、学校教育やTV局の問題ではありません。
人生においてさまざまな場面・局面で誰だって迷うのです。私たちは不幸な教育のおかげで、その窮地から脱出するためには
どうすればよいかを考え、ただ一つの正解を求めようとする傾向があります。それが間違いなのです。正解は一つではありま
せん。様々な正解があります。いや、もっと大事なことは、「正解なんてない」という考え方です。人生の問題には、「正解」
なんてそもそもないのです。あなたが会社をやめるか、やめないかで迷い、悩んでいるとします。その時、きっとあなたはい
ずれが「正解」だろうか…と、試験問題を解く場合のように考えるのではないでしょうか?
それが大間違い。人生は簡単にやり直しがきかないから、AとBの二つの道を生きることは一般的にはできません。二つを生
きてみて、こちらの方が正解だったと決めるわけにはいかないのです。AとBのいずれが正解なのかわかりません。
ということは、「どちらでもいい」のです。会社をやめてもいいし、やめなくてもいい。離婚してもいいし、しなくてもいい。
どちらでもいい。なんだっていいのです。
宗教に頼るのも1つの選択肢です。(私は無宗教ですが・・・)これも私は正解が1つだけとは思っていません。それぞれ特
徴があり、自分としては共感できるところだけを部分的に判断材料にすればよいと思います。
そこで神様や仏さまにお任せします。神様や仏さまにどちらかを選んでいただく。神様や仏さまの物差しによるのです。そし
て、神様や仏さまに選んでいただいたその道を、あなたは歩きます。あなたはその道を歩むことによって、それを「正解」に
するのです。それが信仰者の生き方だと思います。
でも、神様や仏さまに正解を求めるというのは、ほんとうに「正解」なのでしょうか?
もし、あなたが神や仏様だという仮定で考えてみて下さい。次元の違う(時間や空間も)人間とは全く違った存在の方が一人の
人間の希望を叶えるようなことをすると思いますか?自分がその立場だったら…と考えてみて下さい。
私は宗教の無信仰者なので・・・、あくまでも個人的な意見なのですが・・・・。こういう考え方もあるということです。
このサプリのタイトルは「正解や答えは一つではない」ですから。
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